長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

第33回 「妊娠中も赤ちゃんをサポートする婦宝当帰膠」

2006年11月23日 | こうのとりがやってきた~店頭の症例から~
 子宝相談に来られると、体質を補正する漢方薬を周期に合わせて飲んでいただきます。めでたく妊娠されるとホッとして薬をすべて止めてしまわれる方が時々おられます。
 妊娠はしたものの、暫く来られないので「どうしたのかしら…」と案じていると「赤ちゃんが育ってない、と言われました…」というお電話を頂いたりします。いわゆる繋留流産です。そんな時、「説明不足だったのかナ」と私もガッカリします。


 でも、一方、こんなお話しもあります。以前この欄でもご紹介させて頂いた方ですが、31才、やせ形で疲れやすく、立ち眩み・冷え・イライラ・食欲不振・乳脹痛があり、病院でホルモン療法をしていました。しかし基礎体温が低温期も上がってきてしまい、ホルモン療法を続ける事も不安になって来店されました。約1年半漢方薬を服用され無事妊娠!妊娠後も婦宝当帰膠はしっかり継続され、8月に無事元気な女児を出産されました。
 
 先日、赤ちゃんを連れて来店されたので抱かせて頂きました。2ヶ月なのに、髪は真っ黒でふさふさ。肌も綺麗で風邪一つ引かないそうです。お母さんは細身ですが、「母乳はたっぷり出るし、赤ちゃんもよく飲みよく寝てくれる。ちゃんと婦宝を飲んでいてヨカッタ」と妊娠から出産後も婦宝を継続した効果を実感しておられました。

 きれいな血液は胎児にも母乳にも大切なのです
。目的は妊娠だけではなく、元気な赤ちゃんの出産なのですから!


広州不妊症研修 3日目 安胎法

2006年11月23日 | 中国・不妊症研修旅行

この日は、朝から羅先生の「安胎法」の講義、午後は婦人科の病棟見学でした。

「安胎」とは、流産を防止し妊娠を継続させる意です。
不妊症の患者さんは、めでたく妊娠できても流産しやいため、“安胎”が妊娠の継続のキーポイントになります。
羅先生は、「妊娠しづらいと言う事は、流産しやすい。流産の傾向が出てから薬を飲んでも手遅れ。妊娠したら安定期にはいるまで、安胎をする事が大事です」とお話しされていました。

日々の店頭相談でも、妊娠のご連絡を頂き、安胎のお薬を飲んでもらうようお話ししたものの、途中でお薬を止めてしまわれる方がおられます。その後、残念な結果になってしまう結果も何度もありました。
「もっと、しっかりと安胎の必要性を強調してお話しなければいけない」と強く思いました。

お昼からは病棟見学。胎動不安と子宮外妊娠、子宮筋腫の患者さんを見せて頂きました。どの患者さんも、漢方薬だけで治療しています。
中でも印象的だったのが、まったく西洋的な治療(服薬や手術)をせず、子宮外妊娠を治療していた例です。
(日本では、卵管で子宮外妊娠を起こした場合は、手術になる事が多いです)
もともと不妊症でこの病院の外来にかかっていて、尿検査で妊娠弱陽性が出たものの、その後血中HCGがいつまでも上がらず、子宮外妊娠と分かったもの。

日本では不可能な事かもしれませんが、両方の卵管が残される事によって患者さんにとっては高いQOLが得られ、凄い事だと感心しました。

病院研修は2日間で終了。たくさん勉強しすぎて消化不良気味ですが、帰ってからしっかり整理し、お客様に還元出来るようにしたいと思います。

夜、広州の宿泊しているホテルの目の前で大花火大会がありました。
旅行会社の方が、「25万発上がると新聞で読んだ」朝から言っていたものの、花火の時間は30分間。「25万発じゃなく、25分の間違いじゃないの??」とみんな口々に言いながらホテルの特設会場へ。

花火が始まると…。凄い、凄い、凄すぎる…。
あっちから、こっちから、大きな花火が10ヶ所ぐらいドーン。連続して上がる、上がる、どんどん上がります。 
確かに30分、25万発上がったかもしれません。
中国の、胡錦涛国家首席も見物に来ていたとか。
一生の思い出に残るスゴイ花火でした~。研修団一同、大盛り上がりの夜でした。


広州不妊症研修 2日目 外来見学と講義

2006年11月22日 | 中国・不妊症研修旅行



 今日・明日と広州中医薬大学附属病院にて、病院研修です。
朝9時より丘勇超先生の男科の診察見学。
中国には“男科”があります。
日本には婦人科は診療科目として独立していますが、男性科はあまり見られませんよね…。
男科は、泌尿器科はもちろんのこと、男性不妊や男性特有の身体の不調を見るところです。

 丘先生は、日本に留学経験があるのか、凄く日本語がお上手で流暢に話されていました。
先生の部屋付きの院生の方から、男性不妊のレクチャーを受け、残り時間は丘先生の診療風景を見せて頂きました。

 中国の診察風景は、ちょっと日本とは違います。6年程前、始めて中国の病院で研修した時は、カルチャーショックでした。



 先生と、患者。そしてその回りには先生の診察を待つ患者が取り巻いてわさわさしています。相談内容も筒抜け。プライバシーもありません…。
小さいころからこの風景に慣れていたとしても、やっぱり自分の身体の事を他人に聞かれるのは嫌ろうなぁ。

 10時半からは、羅頌平先生の臨床見学。
お父様(故人)は中国を代表する老中医で、ご自身もお父様の弟子として婦人科を専攻され、現在附属病院婦人科の主任教授です。
 とても穏和な先生で、患者さんとコミュニケーションをとりながらじっくり診察されている姿が印象的でした。



 お昼休みをはさみ、午後からは羅先生の「習慣性流産」の講義。
午後5時半までお勉強。
 晩ご飯を食べてホテルに戻り、ラウンジにて羅先生の臨床見学をした際の症例検討会。みんなで手分けして聞き取ったノートの情報を合わせ、帰国後に症例検討集を作る準備をします。夜の11時に終了。

 この不妊症の中国研修に全国から集まる先生方は、勉強熱心な先生方ばかりで、毎年こういった感じです。
 ハードですが、勉強になるし、先生方から刺激をもらいます。
私も頑張らねばデス。