第37回 「正常な妊娠は身体づくりから」

　今回は、子宮外妊娠、筋層内妊娠の後、体調を整えることで自然妊娠に結びついたお話しです。

　結婚4年半で32才痩せ型。初潮から生理不順で2～3ヶ月に一度の月経でした。結婚3年目に妊娠したものの、残念ながら子宮外妊娠で右卵管を切除しました。その時に、多嚢胞性卵巣と高プロラクチン血症であることがわかり、ホルモン剤を1年間服用。
　しかし徐々に体調が悪くなり、疲れやすく食欲もない・手足がほてる・眠りも浅く左肩こりが強い…など様々な症状がみられました。
　来店時は2ヶ月程生理がなく、体温表から見ても排卵はない状態でした。そこで子宮や卵巣の血流改善、多嚢胞の改善に婦宝当帰膠・爽月宝・シベリア霊芝を飲んで頂きました。生理が始まり体調も改善。麦味参顆粒と高温期を支える参茸丸を加えると3ヶ月で妊娠。しかし、子宮筋層内の妊娠とわかり、9週で稽留流産になりました。

　「もっと時間をかけて身体作りをしましょう」と活血と補腎を繰りかえしたり、不正出血にその都度対応。9ヶ月後に妊娠！「今度は子宮内膜に着床している」と言われて喜んだものの、大きな塊を含む生理のような出血が続き心配しました。でも赤ちゃんは順調に育ってくれています。身体作りの大切さを実感した症例でした。