第15回 「二人目ができない…」

　３３才の小柄な方で「１人目は自然妊娠ですぐに出来、４才になる。２人目が欲しくて排卵誘発剤を半年ほど服用したが、排卵がドンドン遅くなって生理周期が40日を超えるようになり、多嚢胞性卵巣と言われた。」という電話相談でした。
　
　体温表をFaxで送って頂くと、体温が全体的に低くて低体温期が長く、排卵期もダラダラ上昇、高温期も低くて短い黄体機能不全のようでした。これらはすべて卵胞の発育が悪いためにおこります。
　また、冷えて排卵期以外に水様のおりものがある、トイレが近く下痢しやすい、１回の食事量が少ないなど脾腎陽虚といわれる症状があります。生理の色も黒くレバー様の塊もあってお血もあります。
　
　そこで、婦宝当帰膠をベースに月経期は爽月宝、低温期は脾腎をパワーアップする参茸丸と参茸丸、月経期以外は芍薬甘草湯を飲んで頂きました。
　すると40日目に自然妊娠の知らせが！
しかし、黄体機能が弱いので流産防止に婦宝当帰膠と参茸丸を16週までしっかりと飲んで頂きました。