4月20日(日)長崎中医薬研究会の定例勉強会に行ってきました。
中医学講師・薛 叶祥先生による『中医学養生法』。
養生とは、自分で自分の体を養う方法のことです。
さて、人間の体を養うものは何でしょう?
答えは血液。
では、その血液を作る材料は?
答えは栄養と酸素。
そして、よい血液をつくるために必要不可欠のものがあります。
それが、睡眠。
夜眠っている間に血液はきれいになり、栄養と酸素をたっぷり抱えて
全身に行き渡ります。イキのいい血液がめぐることで、疲れは取れ、
肌はつややか、頭はシャキっと冴えてきます。
まさに寝る子は育つ。
この睡眠のパワーには、実は肝臓のはたらきが大きくかかわっています。
肝臓には、いちばんよくはたらく時間帯があります。
それが、夜中の1時~3時。
この時間帯に眠っていないと、血液がリフレッシュせず疲れが取れません。
たとえ8時間眠ったとしても、2時に寝て10時に起きたのでは・・・
あまりいい睡眠とは言えませんね。
できれば23時までに眠るのが理想ですが、なにはともあれ1時までには
眠る習慣をつけましょう。
また、おすすめは寝る前の足湯。
足が温まると心臓に温かい血液が戻り、血液は心臓から全身をめぐるので
体全体が温まり、安眠できます。ただし、布団に入ってから汗をかくよう
では温めすぎ。あまり長くしすぎないようにご注意を。
「快い眠りこそは、
自然が人間にあたえてくれるやさしいなつかしい看護婦だ」
《ウイリアム・シェイクスピア『ヘンリー四世』》
日頃から養生していれば、自然治癒力もグンと上がります。
まずは今夜からやってみてください!(^◇^)
スタッフ:春田 有紀子