不妊カウンセラー養成講座に、中医不妊症エキスパートコースの勉強会に…と勉強づくしの一ヶ月。
たくさん勉強してきた中から、2回に渡ってその内容を一部ご報告します。
不妊カウンセラー養成講座(10月13~14日)
今回は10年前から一緒に勉強している京都の古村先生が講演されるとのことで、スタッフ2人で上京。
不妊治療における漢方の役割や特徴、実績や症例紹介などがありました。
中医不妊症専門部会の所属薬局50店で昨年1年間で妊された方は
1500人超。
自然妊娠や不妊治療との併用でたくさんの
漢方babyが誕生しています!
年々、医療従事者からも漢方への関心が高まっており、会場からは次々に質問が飛び交っていました。
この他、特に印象深かったのは、名古屋の浅田LCの培養研究部長、福永先生の
「胚の評価」のお話。
精子と卵子が出会った瞬間から「胚」へと分化していく連続映像を見せて下さり、“命の神秘”に感動!!。
胚の評価ではよくグレードの話になりますが、「初期胚と胚盤胞のグレードが最後まで連動している訳ではなく、
最初は思わしくなかった卵が質のいい胚盤胞になる場合もあるし、その逆もある。
培精3日目で6~8細胞、割球に均一性があると胚盤胞になる確率が高いが、年齢によって大きな差がある」とのこと。
卵子は年々老化することから、不妊治療はこのことが大きな壁となっています。(漢方の出番です!)
1回の採卵で計3回の移植が出来る数が取れると、その後の結果も良いらしく「それを目指して治療を
続けている」とのことでした。
来月は「身体に優しい不妊治療」を提唱している
神戸元町夢クリニックの松本恒和先生のお話をレポートします。
お楽しみに!
日本不妊カウンセリング学会
認定不妊カウンセラー 夏苅竜子
ながさきプレス 2012年12月号掲載