41才のAさん。
35歳で結婚、2年後妊娠するも繋留流産に。その後、人工授精で妊娠し、現在2歳のお子さんがおられます。第二子を希望して不妊治療を開始。排卵誘発剤とホルモン注射をしながら人工授精を6回しましたが、なかなか結果が出ず来店されました。
来店時は顔色が悪く、舌の色も暗くて舌裏に太い静脈があり、子宮や卵巣への血流の悪さが伺えました。
基礎体温は、ホルモン剤を続けた影響で全体的に高めでギザギザ。
排卵障害があり、
排卵誘発剤の影響で排卵期のオリモノもなく、内膜も薄くなっていました。
疲れやすく腰痛・肩こりがある。怒りっぽく乳脹痛やイライラ、憂うつなどの症状からもみられるように、プロラクチン(PRL・乳汁分泌ホルモン)値が高いのもありました。
PRLが高いと卵胞の発育を邪魔するため、良い卵子が出来ず、排卵前の特徴的なオリモノもなく、
排卵もスムーズに行きません。また子宮の血流も悪く、良い卵子が出来ないのと相まって内膜も厚くならないという悪循環を繰り返しているのです。
そこで、女性の身体を補う
婦宝当帰膠をベースに、
冠元顆粒で血流を良くし、イライラを鎮めながらホルモン剤で弱った卵巣を補うお薬を4ヶ月服用し、顕微受精をしました。
「年齢から1個採卵できればいいヨ。」といわれていたのに
13個採卵、11個が受精するという快挙!
空胞が1つもないと言うことにドクターはびっくり!5個は胚盤胞で凍結し、体調の良い自然周期に戻すことになっています。
不老長寿や若返りの研究が得意な中医学の考え方に、月経周期を調える。
「周期調節法」で元気な卵巣によみがえった例がたくさんあります。
あきらめる前にぜひご相談ください!
ながさきプレス 2011年1月号掲載