結婚6年目で40才、2年目に自然妊娠で授かった4才になるお子さんがおられます。
その後も2年間で6回妊娠するもののいずれも流産。病院で当帰芍薬散の煎じ薬服用していました。
159cm、65kgと若干太め。生理周期は24~25日でやや早め。生理痛は鈍痛で血塊が少しあります。
顔色はくすみ、頭痛と肩こり、舌は暗赤色で両側に紫の斑点と、舌裏の静脈は太く指状に広がっており、瘀血のひどさを示しています。
瘀血は卵胞の発育不良や稽留流産などにも繋がり、これが不育症の原因のようです。また、とても疲れやすく、力仕事をすると腰痛、トイレも近い…など年齢からみて腎虚もあります。そこで身体を元気にし、卵巣と子宮の血流を改善するために婦宝当帰膠と冠元顆粒をベース に、元気な卵胞を育てる大事な低温期には杞菊地黄丸を、フワフワの内膜を作り着床を助ける高温期には参茸補血丸を飲んで頂きました。
体調は良くなり1ヶ月半後に陽性反応は出るもすぐに流産。その1ヶ月半後に再び妊娠、心音まで確認出来ましたが また流産に。妊娠はするものの、継続できないのはまだ身体が調っていない証拠です。周期(低温期)が短いので補腎陰を強化し、排卵まで3 日も延びました。
また、ご主人にはイライラ、頭痛、首のコリ、浅眠があったので星火温胆湯を飲んで頂くと、表情が変わり穏やかになっ たと言っていた翌月に妊娠!「第1子の時は小さいと言われ続けたのに、40才の今、診察の度に『基準より大きくて、順調』と言われるのが嬉しい!」と。ご夫婦一緒に体調を調えるのも大切です。