第11回 「中国で研修を受けて…」

　2003年に引き続き、2004年11月23～28日にも中国で不妊症の周期療法を確立された夏桂成教授のおられる南京中医薬大学付属病院で研修を受けました。

　日本中医薬研究会の不妊症講座を受講しているメンバーの中から21人が参加し、私が団長を務めました。夏先生は72才とは思えない若々しさで、朝8時から臨床見学、午後は講義とご指導頂きました。患者さんにもとても丁寧で温かい先生でした。

　周期療法とは、生理の状態・基礎体温表・ホルモン検査・超音波検査など、西洋医学的なデータから女性の体の内分泌系の働きや子宮・卵巣の状態を推し量り、それに対してホルモン剤ではなく、体質に合わせた中国漢方薬などで、月経期・低温期・排卵期・高温期にあわせて補血・活血・補腎などをしながら体を補正していくやり方です。
ですから、体調を崩された方や卵胞の元気がなくなった方でも徐々に回復していくことが出来きます。

次回から妊娠された方のお話しをご紹介させて頂きます。