第25回 「冷えとおりもので不妊」

　２００５年３月の初診時３０才、１７０cm７０kgのがっちりした方で、低体温で黄体不全。以前にホルモン治療を受けていました。冷え性で風邪をひきやすい・軽い腹痛・首のコリなどがありました。低体温期は３６℃前後で冷えのために水様のおりものがあり、高温期は36.4℃前後とかなり低く８日間と短いものでした。そこで、婦宝当帰膠をベースに爽月宝で活血し、月経期以外は身体を温める参茸補血丸を飲んで頂きました。一ヶ月で水様のおりものは治まり、２ヶ月で風邪もひかずに元気になりました。４ヶ月目には高温期も36.7℃を越えて安定しはじめ、高温期の前後の体温表にはメリハリが出てきました。疲れやすいと言われるご主人には、精子の素になる亜鉛がたくさん入った蟻の製剤「イーパオ」と麦味参顆粒を飲んで頂きました。
　いい周期と悪い周期を繰り返しながら胎盤エキスのオリジンＰや炒麦芽を併用し、１月中旬には無事妊娠！つわりが強く、衞益顆粒でかなり楽になったようです。