長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

アトピーと月経

2014年12月10日 | 勉強してきました
11月30日、埼玉県川越市から「ウエマツ薬局」の植松光子先生をお迎えして長崎中医薬研究会の定例勉強会が行われ、スタッフ3人で受講してきました。
植松先生は『アトピーは中医学と薬膳で治す』(二見書房)などの著書もあるこの道の草分けにして、漢方相談30年以上の大ベテラン。
女性の月経とアトピーの関わりに注目され、食養生やスキンケアを含めたトータルケアを実践されています。

☆アトピーと月経異常
月経異常を「血の道の病」といいますが、アトピーの症状も「血」の病です。乾燥は「陰血不足」赤い炎症は「血熱」ジュクジュクは「湿熱」の状態。女性の体は月経後期~低温期は「陰血不足」、排卵期~高温期・月経初期には「血熱」「湿熱」に偏りやすい特徴があり、アトピーの症状は月経周期と連動します。またアトピーと月経異常の背景には食生活の偏り・夜ふかし・ストレス・頑張りすぎなど共通点が多く、アトピー女性の7割に月経異常があるというデータも。基礎体温表をつけると、周期ごとの皮膚の変化を把握して適切な薬や養生で対応できるようになります。

☆痒みを生まないスキンケア
まずは皮膚を乾燥させないこと。角質のバリア機能が破れると水分が蒸発して乾燥し、痒みを引き起こすだけでなくアレルギーのモトになる物質が体内に侵入しやすくなります。保湿は治療としてだけでなく、痒みの予防にも有効なのです。ただし、やみくもに保湿すればいいというものではありません。間違ったスキンケアは逆にかぶれを引き起こします。症状・体質・季節によって適切な保湿方法を知ることが大切です。軟膏も、乾燥、ジュクジュク、化膿など患部の状態に応じて使い分けるようにしましょう。

☆消化酵素の無駄遣い?
消化酵素代謝酵素は一定の量でバランスを保っていますが、消化酵素を使いすぎてこのバランスが崩れるとアレルギーを発症しやすくなります。消化酵素を無駄遣いする食べ物は、焼肉、揚げ物・乳製品・ケーキ・添加物の多い加工食品など。逆に、消化と代謝のバランスを崩さないのは昔ながらの和食です。小さな子供は消化力が未熟なため、食事には特に注意が必要。子供の頃の食事は一生ものですから、市販品や外食の味に慣れると大人になってもなかなか直せません。甘みは白砂糖よりミネラル豊富な黒砂糖ハチミツを。

病気はこれまでの生活で作られたもの。食事、睡眠、運動など生活習慣を見直さないと治療は難しいのが現実です。最初は「そんなの無理!」と思っても、やってみると意外にできる!というのが経験者の皆さんの声。毎日のごはんが手の込んだ面倒なものである必要はないし、もともとそんな大変なものではありません。お料理が苦手な方は、まずは薬膳スイーツから試してみてはいかがでしょう?思いのほか簡単で、買ったお菓子とは比べられない美味しさ。おまけに健康美が手に入るのだから最高ですよ~!

スタッフ:春田有紀子

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