長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

第12回 「流産しやすい…」

2005年02月12日 | こうのとりがやってきた~店頭の症例から~
 今回から、いくつかの例をご紹介します。

初潮のころから生理不順でひどい生理痛と時に乳脹痛、生理前は憂鬱で眠いという27才の方。
血液を増やして血行をよくする婦宝当帰膠と自律神経を整える逍遥丸をしばらく続けて改善。その後、排卵誘発剤を飲んで妊娠反応がありましたが流産。
不妊の原因の1/3を占めるといわれる高プロラクチン血症で、低エストロゲン、子宮内膜症、左の卵巣にチョコレート嚢腫があり、排卵日不明、低温期が長く高温期も低めで36.7℃を超えるのは3日だけ、卵子が育っていないといわれショックで来店されました。
「しばらく漢方だけにして体を作りましょう」と周期にあわせて中成薬をのみ始めました。流産で失った気血を補うための婦宝当帰膠と補中益気丸をベースに、低温期は杞菊地黄丸、高温期は参茸補血丸を飲んで2サイクルした所で妊娠、双子が出来ました。

 しかし、6ヶ月頃突然の出血で緊急入院、残念ながら死産に。流産を繰り返してしまったので半年は避妊をし、体づくりに専念、卵子が元気になった頃妊娠、無事男児出産!



この方からお手紙を頂きましたのでご紹介させて頂きます。

結婚してすぐに子供が欲しかったのですがなかなか恵まれず、一年半経った頃病院に検査に行きました。
子宮内膜症がわかり、排卵障害があるということで、クロミッドを飲み始めました。元々生理不順があり、基礎体温もつけはじめたらほとんど高低がない状態でした。貧血もあり、友人の推薦で婦宝を飲み始めたのが最初です。

半年後、双子を妊娠し、喜んでいましたが七ヶ月を前に陣痛がきてしまい、早産になって結局助かりませんでした。死産の後、赤ちゃんはいないのに母乳がでるんです。それを薬でとめるのですが、二ヶ月後生理がきた時、なにかせずにはいられなくてすぐまた病院に行き治療を申し込みました。でもなかなか結果はでず…しかも基礎体温が低温期高温期が逆になったり、ぐちゃぐちゃになってきてこわくなりました。病院の先生に尋ねると、基礎体温は関係ない、ホルモン値が大事との答でした。
亡くなった子の歳を数えてもしかたない、未来を考えてがんばりましょう。とも言われました。
その言葉が頭に残り、通院から遠退いてしまいました。体がおかしくなっているかんじがするのに、このまま妊娠したとしても無事出産までたどりつけるのか…という不安もありました。

周期療法の話しを聞き、まずは体のリズムを整えたいと思い、始めました。ニ周期ほどで基礎体温グラフがなんとか整ってきた時、急な転勤で引越しが重なりました。
しばらく治療のことは忘れてみようと、体温をつけるのを休み漢方薬だけを飲んでいました。体温を気にしないのは久しぶりで、それだけでも開放感がありました。重い荷物を運んだりお酒を飲んだり…していた後に、つわりがきて妊娠がわかりました。

 婦宝は飲み続けていますが、出産後は以前に比べ生理が順調になり、自然と第二子にも恵まれることができました。
妊娠中も、早産防止の手術を受けたり点滴を受けたり…とだいぶ医療の力も借りましたが、自分の体が本来のリズムで健康であることが1番なのかなあと感じています。