長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

第36回 「低反応卵巣」

2007年02月23日 | 勉強してきました
 低反応卵巣とは、高度生殖医療(体外・顕微授精など)の際、薬物で卵巣を刺激しても思ったように卵巣が反応しない状態を指します。
hCGを投与しても採卵出来る卵胞が3個以下(理想は8~10個)、血中E-2が500pg/ml以下などです。
 原因卵巣機能低下によるもので、卵巣手術の既往歴、加齢、長期の不妊治療による卵巣の疲弊などが主な原因です。
自然周期の場合、基本的に排卵される卵子は1周期で1個。しかし、卵巣内には原始卵胞として数万個が存在し、約3ヶ月前から排卵に向け、FSHの刺激を受けて卵子が成長し始めます。5~7個の胞状卵胞の中から主席卵胞として1個の卵子が排卵されるのです。排卵される卵子を準備する能力『卵巣予備能』の向上が必要です。

 中医学では疲弊した卵巣を補い、質の良い卵子が育つように“腎”を補うお薬、血行をよくするお薬を使います。継続した“補腎”や体質改善が必要だという事がこの面からも良く分かりますね。元気な卵子を育てるお薬は、人(体質と状況)によって違います。
 新しいお店では、プライバシーを配慮して相談室を設けました。安心してゆっくりとお話し頂けます。一人で悩まずぜひご相談下さいね。

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