隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

八ツ場ダム建設が最終判断で、住民や自治体は固唾のむ。

2011-08-24 | 政治
8月22日、日経新聞には八ツ場ダムの記事が載っていました。民主党が唐突に2009マニフェストで八ッ場ダム中止を出して、それを当時の国交大臣だった前原氏は「マニフェストに書いてありますから」と言い、「八ツ場ダム中止」はその後、前原氏の代名詞の一つとなりました。その本人が、29日の民主党代表選の大本命の一人になったという訳です。

(引用)八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設の是非を巡る検証作業が大詰めを迎えている。国土交通省と流域自治体の検討会議が今秋をめどに結論を出す。同ダムは民主党政権の掲げる公共事業見直しの象徴的存在だが、この間全国で進められた事業検証では、建設継続となったダムも多い。工事凍結から約2年。子ども手当など同党のマニフェスト(政権公約)がほころぶなか、判断に注目が集まる。JR高崎駅(群馬県高崎市)から約60キロメートル離れた吾妻渓谷沿いの車道を進むと、重機が忙しく動き回る現場に出くわす。
 
  (略)国交省八ツ場ダム工事事務所の津久井俊彦副所長は「生活再建事業は9割方進んでいる」と話す。
 
同ダムの必要性や機能を代替する方法を巡り、同省は流域の1都5県と昨秋から幹部級協議を7回開催。富士川から利根川への導水路敷設や、水力発電用に確保している水の流用といった利水の代替案を示した。ところが地元自治体側からは「コストがかさみ実現性に乏しい」(埼玉県)などの批判が相次ぎ、東日本大震災の津波被害を引き合いに「人命を守ったのはコンクリートだ」(栃木県)との声も出た。同省は近く治水案も示すが、自治体側は協議でむしろ「ダム建設の優位性が揺るがない」(東京都)との認識を深めた。(終了)