隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

大阪市の「市債残高」と大阪府の「府債残高」は何を語るのか?

2011-11-30 | 政治
大阪市の「市債残高」と大阪府の「府債残高」の推移)

◇ 上記の表は平松氏が大阪市長を務めた時期(H19年12月から現在まで)を含む大阪市の「市債残高」の推移と橋下徹氏が2年半府知事を務めた時期(H20年2月ーH23年10月)の「大阪府負債残高」の推移です。

◇ (平松氏が指摘したものですが)この表では、平松大阪市長は在任期間4年間で市債残高を約600億円削減したのに対し、橋下府知事は在任期間2年半で約3000億円増加させているとなります。
 
◇ (橋下氏はこれに対し大阪府HPで)これは、同じ土俵で数字を比較していない。全く論理的ではない。見かけ上では、大阪府の借金(地方債)残高の総額は増えているが、それは、自らの努力では減らせない借金=臨時財政対策債があるからだ。
 
 臨時財政対策債は、国だけが借金をして対応するのではなく、その不足分の半分を地方が借金として負わされるものである。この借金は、大阪府の意思にかかわらず、国によって割り当てられるので、現行の制度上、税収が需要を上回り、地方交付税が不交付とならない限り、この「臨時財政対策債」を発行せざるを得ないものだ。
 
◇以上のような、論争があったようですが、結局、橋下徹氏の勝利となりました。しかし、本当の闘いはこれからです。

沖縄防衛局長更迭=不適切発言、防衛省で聴取。

2011-11-29 | 政治

11月29日(17時31分)、時事通信の記事です。官僚の驕りとしか考えられません。このような女性侮蔑発言は絶対、口に出してはいけない言葉です。それを沖縄・那覇市で言ってしまう神経が分かりません。(20時18分)そして、更迭されました。

(引用) 一川保夫防衛相は29日、田中聡沖縄防衛局長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の環境影響評価書の提出時期に絡み「(女性を)犯すときに『これから犯しますよ』と言うか」と発言した問題について、事実関係を確認したで、田中氏を更迭する方針だ。一川防衛相は同日午後、防衛省で田中氏と会い、発言の真意をただした。
 
 これに先立ち、防衛省の中江公人事務次官は田中氏を同省に呼び、事情を聴取した。田中氏は午後、防衛省庁舎に到着した際、記者団の問い掛けに何も答えなかった。 

 20時18分 一川保夫防衛相は29日、不適切な発言をした田中聡沖縄防衛局長を更迭した。防衛相は同日夜、防衛省で記者会見し、田中局長について「弁解の余地はない」と述べた。(終了)

「ひとりから始める議会改革」をテーマに市民と議員の条例づくり交流会議が開催。

2011-11-28 | 議会改革
 本日は活動報告です。
 11月23日、「市民と議員の条例づくり交流会議2011」秋の関東地方企画(テーマ;ひとりから始める議会改革)に参加しました。

 東日本大震災の影響で関東地区では今年初めての開催となり、全国各地から議会改革に燃える議員や市民約100人が法政大学市ヶ谷キャンパスに参集しました。見覚えのある議員(議会改革を実践する議員)や市民団体(議会オンブズマン?)の方が参加され、それぞれグループセッションで作戦会議(グループ討議)にも加わりました。

 会の冒頭で、基調講演の廣瀬克哉・法政大学教授から、地方議会の議会基本条例の制定数は211本との話があり条例制定は着実に伸びているようです。

 会津若松市議会の目黒議長、越谷市議会の白川議員、横須賀市議会の矢島議員からの報告のあと、10Gに分かれてのグループセッションで、テーマに沿って討議・議論を行いました。

 最後に各グループから10人の「これだけは聞きたい一つに絞った質問」があり、上記4名の方が終了予定時間を大幅に超え、熱心に答弁をして散会しました。こうした質問の方が参考になるものが多くありました。

 興味深い内容については、後日のブログで報告します。


大阪ダブル選で維新が大阪を席巻、改革に府民熱いまなざし。

2011-11-27 | 政治

11月27日、毎日新聞の記事です。大阪ダブル選の圧勝で何が変わるのか?

(引用) 「大阪都構想にGOサインだ」--。27日に投開票された大阪府知事・大阪市長のダブル選は、既存政党の包囲網をものともせず、市長選で大阪維新の会代表の橋下徹さん、知事選で同幹事長の松井一郎さんが圧勝した。
 
 (略) 白と黒のチェックのブレザーにノーネクタイの橋下さんは満面の笑みで「まずは有権者に感謝したい」とあいさつ。「府庁、市役所、教委の皆さんは、この結果を重く受け止めるようしっかりお願いしたい」と述べ、職員基本条例案や教育基本条例案に抵抗してきた勢力をけん制した。

 大都市の在り方については「今後、市役所の位置づけ、広域行政は大きく様変わりしなければいけない。広域行政は府知事が決定権と責任を持つ。市長は市民の声を代弁する存在」と語った。

 紺のスーツに身を包んだ松井さんも「これからがスタート。橋下市長とともに大阪を再生させ、日本を支えるエンジンの役割を果たしたい。大阪が一体化して、二重行政を根本から変えていく」と決意を述べた。

 その後の記者会見では、祝賀ムードが一変。2人は引き締まった表情になった。

 圧勝の要因を問われると、橋下さんは「既存政党への不信感でしょう。政策、理念を完全に放棄しているのが伝わった。それを有権者に見抜かれたのでは」と分析。「都構想が信任されたということ。4年間で移行できるよう法改正を迫る」と宣言し、高投票率を聞いて「60(%)いきましたか。非常にありがたい」と喜んだ。

 また「大阪市役所は意味の分からない補助金がたくさん出ている。市職員の体質も変えていく。意識を改める」と早くも対決モード。「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」と強調した。

 表情が穏やかになったのは家族に話が及んだ時。雑誌のバッシング報道にさらされたが「妻もサポートしてくれ、長男、長女も気丈に振る舞ってくれた。みんなで戦った」と話した。

 任期中に国政へ転身する可能性を問われると、これ以上雑誌に追いかけられるのは嫌だからとやんわり否定し、メディアの寵児(ちょうじ)らしく会場の笑いを誘った。会見場で顔を合わせた奥さんからは「携帯でしゃべっているところに話しかけたら、うるさそうな顔をされた」と明かし、また笑いを取った。(終了)

“橋下リード”に大阪市職員が戦々恐々!市役所に○○が降る?

2011-11-26 | 政治

11月25日、ZAKZAKの記事です。明日27日の結果次第で地方自治体はもとより、地方政治及び日本政治は大転換を余儀なくされる事態になりそうです。

(引用) 大阪市長選(27日投開票)も残りわずか。前大阪府知事の橋下徹氏と、現職の平松邦夫氏が歴史的激戦を続けるなか、固唾をのんで見守っているのが大阪市役所の職員たちだ。報道各社の世論調査で「大阪市役所をぶっ壊す!」と宣言している橋下氏が一歩リードしていることもあり、戦々恐々としているという。

 「結果次第で、すべてがひっくり返る可能性もある。新規事業も考えたいが、模様眺めです」 ある市職員はこう語る。例年なら、来年度予算編成の準備を始めている時期だが、今年はそうはいかない。最大の原因は、橋下氏の存在だ。

 4年前の市長選で、戦後初めて民間出身の平松氏が初当選したときも、市役所内に衝撃が広がったが、平松氏は市職員との対話姿勢を重視。大きな対立もなく、今では職員らの評価も高い。

 一方、橋下氏は、知事就任直後にいきなり府職員に対し、「あなたたちは破産会社の従業員」と言い放ち、給与削減などで大モメとなった。強引な改革姿勢が影響してか「府職員の自殺者が多い」という報道もある。すでに、橋下氏や維新幹部は(当選した場合)反発する職員は「重要ポストから排除する」などと公言している。

 連合大阪傘下の大阪市職員労組は「仮定の話はできないが、危機感はある」と複雑な様子で選挙戦を眺めている。(略)関係者によると、府職員は国と市町村の間に立って調整するゼネラリストが多く、実は、知事が代わっても大きな影響はないという。対して、市職員は住民らとの距離が近いスペシャリストが多く、地域事情のしがらみも強いという。

 両氏の激しい舌戦に、関西在住の作家、竹内義和氏は「静かに改革したい平松氏と、一気に改革したい橋下氏。小説的には非常に面白い展開だが、結局は市が抱える既得権益を両氏がどこまで守るかに集約される。有権者もじっくり考えてほしい」と話している。(終了)