隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

民主党代表選には、政策も震災復興も関係ないのか。

2011-08-22 | 政治
結局、民主党の代表選は、政策は二の次、国民は三の次です、前原氏の出馬の動向で、親小沢VS反小沢の争いになりそうです。以下、少し長めですが、8月20日の日刊ゲンダイの記事「代表選に色気を見せる 前原の焦り」を載せておきます。
 
(引用)「これが最後のチャンス」 「週末も含め、ゆっくり考えさせてほしい」
野田財務相を支援するとみられていた前原前外相が、ここへ来て一転、代表選への出馬をにおわせている。
「野田さんが松下政経塾の先輩なので、2人は協調関係にあるとみられていますが、実際はお互いに強烈なライバル心を持っている。

特に前原さんは“オレの方が能力は上”と思っているフシがあります。党内で野田さんの支持が広がらないのを見て、“やっぱオレしかいない”と思い始めたのではないか」(政治部ベテラン記者)
ただ、前原はつい5カ月前に外国人献金問題で外相を辞めたばかり。普通に考えれば、代表選に出る資格などないのだ。首相になれば、献金問題を蒸し返されるし、「誠司とカネ」の問題は他にもあり、週刊誌が追いかけているという話もある。「前原は一回休み。次の次を狙う」というのが暗黙の了解だった。
 
 (略)政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。「野田氏は1年間のつなぎ。で、来年の代表選に前原氏が出て本格政権を樹立する。これが後見人である仙谷氏の狙いだといわれていますが、そんな都合よくコトが運ぶ可能性はありません。野田氏が首相になって、特に失点もなく1年間続ければ、代える理由がない。野田氏の続投となり、前原氏の出番は回ってこないかもしれません」
民主党がいつまで政権与党でいられるかも分からない。それで、「今回が最後のチャンスかもしれない」と、前原グループは主戦論に傾いている。はしごを外されそうな野田は哀れだが、最初に名前が挙がった候補者は潰される。これは永田町の常識だ。
◆「口先番長」に首相が務まるワケないのに…
(略)世論調査などで「国民的な人気が高い」とされる前原が出れば、一気に流れができかねない。仙谷が小沢に頭を下げて協力を求めれば、小沢グループが乗る可能性もある。
だが、前原総理なんて、国民にとっては悪夢だ。八ツ場ダムしかり、JAL再建も尖閣問題も、最初だけは威勢がいいが、すぐに腰砕けになって、結局、後始末は他人任せ。何ひとつマトモにこなせなかった「口先番長」である。
「たちあがれ日本」の園田博之幹事長が産経新聞(ネット版)のインタビューでこう喝破していた。「(前原は)まだ首相に必要な条件は備えていない。本人にも言っているが、彼の魅力は発信力。しかし、発信力は危険の裏返しでもある。彼は自分が感じたことをパッと話すけど、よく考えると『始末の付くような発言でなかった』というのがあるでしょう。首相はこれじゃ許されないんだよ」
前原と長い付き合いだけあって、よく分かっている。
「実力よりも人気を優先して総理を選び、失敗したのが自民党末期でした。民主党も2代続けて“党の顔”“有名人”という基準で選んだ結果、迷走している。代表時代の偽メール事件や、国交相、外相としての仕事ぶりを見れば、前原氏に首相の資質がないことは明らかです」(伊藤惇夫氏=前出) (終了)