まず、司会から議会活動などの感想を問われ、以下のようなコメントが出されました。

○議会がガラパゴス化している。会社では役員会でもパソコンを持ち込んでいるのに、議会では持ち込めない。ネットにもつなげない。
○決め事に時間がかかり過ぎる。形だけのことばかりで無駄な時間が多いなと思った。
○行政がつくったような質問ばかり。委員会で質問する議員が少なく、すぐに終わってしまう。それなのに委員長手当てなどがある。委員会としての獲得目標もない。
○質問は通告文を読んでいるだけ。議会では1分あたり2万円かかるので、もっとコスト意識を考るべきだ。
○本会議でいきなり休憩になった。家に帰って洗濯物が干せるかと思ったけど、できない。これは疑問?
○議員になる前は裕福な自治体と思っていたが、違っていた。
○交渉会派の最低人数が突然、変えられ、少数会派や無所属の立場を無視して勝手に決められている。納得できない。
○一般質問に行政のヒアリングがあったが、そんなことをすると見識を疑われるのでは…。
○上から目線の職員もいる。職員は、議員がどう出てくるかを見て話している。こつこつやっている議員や、そうではない議員の対応は、職員のほうが知っている。勉強をしなくてと思った。
○一番疑問に思うのは、議長と副議長を決めるが水面下で決まっていたことだ。これは市民に説明できない。
 など。
 コメンテーターの小林専大教授から、「地方議会は国とは違い予算を伴わない立法権しか持っていない。首長の権限が圧倒的に強い中でどうするかだ。新人の時は良いが、2期目、3期目になると“危険人物”になってしまう議員もいる。初心を忘れてしまう。だから、市民から議会はいらない。議員を減らすしかない、となる。“先生”と呼ばれたいと思うような議員にはならないように。」とのあいさつ(励まし?)がありました。

 民間人の目線から見れば議会とは、本当におかしい場所です。だから、新人議員も摩訶不思議な場所と思ったようです。問題は、(小林教授がいったように)最初に思った感想や改革への息吹を、どのように2期、3期を経ても持ち続け、実際に議会を変える一歩を実践できるかどうかです。
 さて、23日は、議会改革調査特別委員会の懇談会ですが、小平でも、そうしたニュ-パワーに会えるでしょうか…?