隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

「復興ビジョンは、こうして菅首相に握りつぶされた。」

2011-08-20 | 政治
8月18日、 産経新聞ニュースで菅内閣の幹部であった松本健一内閣官房参与のインタビューが載っていました。しかし、こうした菅首相の暴露話が幹部のインタビューという形で、また、総理を辞任していない状況の中で、表に出てくる民主党とは、一体どうなっているのでしょうか。それにしても、菅首相は「復興のため…」「脱原発のため…」といっていましたが、このインタビュー記事では、それがまったく嘘だったことが明らかになりました。この人の頭の中には「国民のため…」という言葉がどこにもないのです。詳しくは;sankei.jp.msn.com/politics/news/110819/plc11081900010000-n1.htm - 
 
(引用) 松本健一内閣官房参与は、18日までに産経新聞社のインタビューに応じ、仙谷由人官房副長官が中心となり東日本大震災の「復興ビジョン私案」を3月中に作成したが、菅直人首相はいったん了解しながら最終的に握りつぶしたことを明らかにした。

 首相はその後肝いりで「復興構想会議」(議長・五百旗頭真防衛大学校長)を発足させ、会議は6月25日に提言をまとめたが、松本氏は「提言に私たちの案を超える内容は一つもなかった」と打ち明けた。

 首相は「仙谷氏が脚光を浴びるのは面白くない」と考え私案を握りつぶしたようだが、これにより復興施策は大幅に遅れた公算が大きい。松本氏は「首相は自分が脚光を浴びつつ『よくやった』と喝采されたいところがある。国民の方を基本的に向いてこなかった」と指摘した。

 また、松本氏は「復興の財源確保にあたっては被災者からもあまねく税をとるやり方はダメだ」と復興税の導入に反対したが、首相は「財務省がうんと言うかなあ」と聞き入れず、復興税に固執したことなども証言した。(略) 

(インタビューは、以下のように最後を締めくくった…) 菅さんには市民運動家のころから「いずれ首相になりたい」という野望はあったんでしょうが「首相になって何をやりたい」というのはなかった。

だから政策をどうするとか、人脈を築くとか、具体的なものもない。結局外堀を埋められ、そして誰もいなくなった。それでは政治はできない。

菅さんには自分が脚光を浴び、「よくやった」と喝采をされたいというところがある。そういう意味ではポピュリストなんです。(終了)


三重県議会で報酬・政調費の調査会を設置。

2011-08-20 | 議会改革

8月8日、朝日新聞には、三重県議会の中に設置された諮問機関で報酬・政調費の調査する、との記事が載っていました。第三者機関で専門的視点から提案するそうですが、今後の議会には必要な付属機関です。

(引用) 議員報酬や政務調査費のあり方を探る県議会の「議員報酬等に関する在り方調査会」が6日、津市内で初会議を開いた。委員は学者や経営者、労組関係者ら5人。座長には大森彌(わたる)・東大名誉教授(地方自治論)を互選した。

 大森座長は「議会が諮問機関を置き、報酬という問題に取り組むのは画期的。易しいテーマではないが、十分議論を尽くしたい」とあいさつした。

 会議では、議員の活動実態を把握することが重要で、それを調べていく方針が示された。今後、毎月1回会議を開き、来年1月に議員報酬について、同6月に政務調査費について、それぞれ報告を出す予定。報酬や政務調査費について、適正な金額を理由つきで説明できるように打ち出していくことを目指している。

 県議会は、6月14日の代表者会議で調査会の設置を決めた。委員の任期は来年6月末まで。(終了)