隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

「行動計画掲げ結果示せ」  同盟再構築・米国からの視点;上

2010-07-31 | 政治
7月19日付けの日本経済新聞に「同盟再構築・米国からの視点;上」としてシーラ・スミス
米外交問題評議会上級研究員の論文が載っていました。

(要約すると)スミス氏は6月27日、カナダのトロントで行われたオバマ米大統領と菅直人
首相との初の首脳会談は、「日米同盟に前向きな雰囲気」の会談だったと好意的な評価で
切り出し、「両国首脳は日米同盟の深化へ協議を進めることで一致した」と会談の成功をPR
しながら「日米双方にとっての目標は、現在および将来の課題に共に取り組めるような関係
をはぐくむことにある。」と述べ、それには一度の会談の成功だけではだめだとの条件を
出していました。

問題にしたかったのは、「目に見える結果につながるような共通のアジェンダ(行動計画)
を立てることが望ましい」と提言した部分です。

スミス氏の提言は…。
そのアジェンダは気候変動への取組み、エネルギー資源保全づくり、代替エネルギー供給
技術の開発、貿易・取引ルールや紛争解決のメカニズムの構築、さらに北朝鮮問題など北東
アジアの安全保障上の課題にも「日米同盟が未知の領域で勇気を示さなければならない」
と指摘しています。

菅政権から積極的なアプローチがないので、グローバルなアジェンダを上げて優先順位を
示すことで両国が合意できる内容から取り組む、というのは理解できるわけですが、この
部分は(提案を受ける側の)民主党現政権の実態を理解していないと思います。

スミス氏は菅政権に大変甘い評価をしています。これがそのままオバマ大統領の意向という
わけではないと思いますが、現在の民主党政権の現状を見ていない、判っていない、と考え
ざるを得ません。

普天間基地の移転問題でわかったのことは民主党政府の担当する大臣級幹部がそれぞれバラ
バラで自分勝手な言動と行動で問題をさらに悪化させ、迷走させ最後は、元々の案に戻って
しまうという到底政権政党とは思えない党なのです。

菅政権になってこの数か月、政府からも民主党からも外交の方針らしいものはまったく
聞こえてきません。

スミス氏の提言は、(幼稚な)民主党のめざす外交がわからないので政府と社会に約束した
アジェンダを立て「指導者としての力(結果)を示せ!」との警告(指示)のようにも聞こえ
てきます。

民主党は政党の体をなしていない

2010-07-29 | つぶやき
7月13日昼のテレビ番組で江田・みんなの党幹事長が一言「(消費税など)増税しても景気がならない」
でしょ。
原口総務大臣は「そうですね、増税しても景気はよくならない」と呼応するようにいってました。

こんな民主党の方針に関わる問題に大臣が(野党へ)軽口を返して良いものでしょうか。

菅首相への批判を(民主党の党役職のある)国会議員が、メディアの前で平気で話す党とは一体
どういう党なんでしょうか?

江田氏もいってましたが、「民主党はこうした場(メディアの前)では合意ができるように言うが党に持ち帰ると全く違う見解になってしまう」と。

民主党は、意見がバラバラでまとまらない、(党内意見を)まとめようともしない、司令塔が誰なのかも判らない党となってしまってます。
(民主党の)党の綱領がない政党ですので、今まで捉えてきた党の概念をこちらが変えないといけないのでないか?
と思えるほどです。

(政策パーティーとはいえないので)公党とはいえない?そんな党が政権党ですので、これからも迷走に迷走を重ねることは間違いありません。

嫌気がさしている菅首相と枝野幹事長の2人では日本の舵取りが出来ないことはもう明らかです。

これから日本丸はいったい何処へ行こうとしているのでしょうか。

政治主導は画に描いた餅だった?

2010-07-28 | つぶやき
7月23日は朝から気温が30℃(日中は36℃以上)を超える猛暑の中、小川駅での駅頭をチーム
3人で行いました。熱風~です。とにかく暑い!


参議院選挙後、民主党政権の「菅から官へ」の動きに歯止めが利きません。
具体的には、仙石官房長官と古川副官房長官による官主導、官僚依存があからさまになった
(顕在化)ということです。

昨年の民主党政権の目玉政策として注目を浴び登場した「国家戦略局」の看板を下ろし、
それに代わる新組織として官房長官と政策調査会長を中心に予算編成や税制論議など政治
主導の仕組み?で行い、「国家戦略室」については首相直属のシンクタンクの位置付けとなるそうです。

国家戦略局とは、「税財政の骨格」を決め、「経済運営の基本方針」を立てることを最も
重要な任務として取り組むと捉えていたそうです。

本来、国家ビジョンをつくり官主導から政治主導の民主党のシンボル的組織であったはずです、
スタート時、国家戦略担当大臣は、菅首相が就任、室長は官僚(大蔵省)出身で官僚をよく
知る(官僚そのものの)古川氏が、政治主導で予算編成など国家ビビョンをつくり、
(菅氏より頻繁にマスコミに出て、)中心的に働きつくり上げたのです。

その時、菅氏は何をやっていたのでしょうか?

今から考えると最初(国家戦略室の発足時)から政治主導で政策を決定するこの組織自体を
局に昇格するといったこともやる気はなかったのではないかとさえ疑問を持ちます。

ともかく今後、(政治家主導ではない)政治主導がどうなるのかしっかり監視をして行かなければなりません。

1ヶ月間でこんなに変わり果てるとは…

2010-07-26 | つぶやき
本当に菅首相はどうしたのでしょうか?

6月7日のブログでも述べましたが顔の雰囲気がまた変わりました。
選挙後だけでなく(何からかわかりませんが)逃げたくて仕方がない顔に見えます。
まぶたも垂れ下がり起きているのか?寝ているのか?顔を洗ってぶら下がりをやっている
のかさえ判らない場面もよく見るようになりました。

社民連の当時から、是が非でも総理大臣になりたい、そのために自民党に移籍してでも上に
行きたいと思っていたそうです。

国家戦略室から局へ格上げする中で、室にまだ人が配置されず古川元久室長だけが動いていた
昨年の数か月、菅大臣(首相)自身は何をやっていたのか未だにわかりりません。
藤井財務大臣が辞任する昨年12月までの数か月、仕事らしい仕事はやっていないと言われています。
この時期に総理大臣への射程の間合いを取って、ひたすらジッ~と待ったいたといわれて
います。(総理になったら何をするのか勉強していた?)

それが6月4日に総理大臣が転がりこんで来て、いざ、就任して(以前のブログにも書きました
が)肩に力を入れ、自分なりの理想をもって官邸に乗り込んでみたら、思い描いていた理想
とは遠くかけ離れた現実があった、ということでしょうか…。

そこであんなに十分な準備期間(12月までの数か月間)をかけてきたのに…となり、
参議院選挙の結果で続投をすぐ表明したものの、今度は一転して「もう、辞めたくて、
辞めたくて仕方がない」と、何に対しても無気力に見えるように変わり果てた首相の姿に
なったのでしょうか?

以前から「謝らない」で有名な菅首相が、現在は低姿勢で別人のようになっているそうです…。

一か月でこんなに変化する政治家を見たことがありません。
(「人を責める時は一流だが……」との土屋氏の菅直人評を思い出し)まったく哀れです。

そこで、(家庭内野党の)菅夫人が登場することになったのでしょうか。


(写真は、7月21日、鷹の台駅で駅前街頭を朝7時~8時まで行った時のものです。)

小規模多機能サービス拠点の現場で…

2010-07-25 | 日記
7月20日、8月上旬から本格的に開設する小規模多機能居宅介護施設+介護サービス付高齢者
専用賃貸住宅の複合施設「のんきさんホーム」(学園東町3丁目)の内覧会がありました。

認知症高齢者などが地域で住み続けられるよう、施設というより家庭の雰囲気で自由に
「通い」「宿泊」そして「訪問」が選択でき、フレキシブルに対応できる施設として現在、
全国で次々につくられています。
視察で訪れた大牟田市でも「小規模で多機能」をキーワードに小学校単位に整備されていました。
しかし、小平市ではここ数年間、行政が働き掛けてきましたが、「事業者として経営が難しい」
との理由でなかなか進展しませんでしたが、ようやくその1号目が開設できるようになりました。

施設(1階の)小規模多機能型居宅介護施設の概要は(写真参照)、
・登録定員は25名、通いが15名/1日、宿泊は5名/1日です。
・介護保険では定額制/月額です。
・訪問介護と福祉用具貸与、訪問リハビリスーテションなどが別に使うことができます。

のんきさんホームの特徴は、
・2階3階は住宅(高専賃)があるため24時間365日で生活を支えることができます。
・1階の小規模多機能型居宅介護の料金形態は包括型です。(サービス回数が多い方に最適)

当日は官足法の講習会もあり、立ち見も出る大盛況でした。
確かに、こんな小規模多機能施設が各地域にあるとよいのですが…、経営者にはそれなりの
苦心があるようです。