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福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

★夏の夜の楽しみといえば.......かな?★☆

2011年08月25日 | 小人の森絵画教室
19回ともなると「小人の森」お泊まり会もマンネリ化しそうで
はたと考えてしまいました。
夏の夜のテーマとなると月並みにおばけ?と肝試し&バーベキュウー?
初めての試み
「おばけをテーマとするうちわ」子供達に呼びかけて作ってもらってみたけど......



いきなりのテーマでは文化的かつ便利な環境に育つ現代子
なかなかはっとする様なおどろろしい作品は生まれなかったのです。

それでも世の中はっきり見えすぎるデジタルテレビにかじりつかないで

子供達はみた事もない闇の三次元アナログ世界に真剣に取り組んくれ

まだまだ子供達の心は健全の様に思えてホットしたのです。



★我が家のお姫様リリーちゃんはとても迷惑そうでした★

その後....
外灯もまばらで闇が深かった洞峰公園も都会化して
余り肝試しが出来る様な環境でもなくなっています。
小さな子供達を驚かそうと卒業生があれこれ仮装してサービスもしてくれたけど
子供達二人でしっかり手を握って闇の中に放っても
終る頃になると集団で私の待つ所にニコニコおしゃべりをしながら帰って来てしうのです。
「どうして50数えての出発なのに皆一緒なの?」とガッカリ大声で話すと
子供達言い訳に始終して...
「そ~なの!結局は皆一緒でなければ怖いんでしょう!」私は内心うれしかったのです。
おばけになってくれたお兄さん達にありがとうを言おうね。
大きな声で子供達「アリガトウございました」その顔は皆ニコニコして満足げでした。
毎年必ずお泊まり会に行う肝試し
私が幼い頃大田区目鎌線多摩川駅遊園地のおばけ屋敷を親に連れていてもらい
メカではない仮装した大人のおばけが出て来て「うらめしやあ~~~~」と声かけられると
親にしがみつき前に足を一歩踏み出すコトも出来ずにただただコワカッタ!
そんな体験も遠い遠い昔の夢話となってしまいました。
今年の「お友達と交流するお泊まり会」成功だったかしら?失敗だったかしら?

小人の森の子達
小学一年生から大学一年生迄わけへだてもなく17名
気温23度と急行直下の涼しさ
花火が終る頃小雨が降り始めてくれ全ていいとこどりの夏の夜でした





献花☆七枚の花スケッチと一枚の油彩

2011年08月14日 | 東日本大震災
今年のお盆は東日本大震災で亡くなられた方がたに
四季の花のスケッチ画を
手向けさせていただきたいと思います。
最近、被災地の映像はがれきも少なくなり
広々とした荒野になった箇所が多くなって来ましたね。
ここから被災地の再生が始まるのかもしれなけど
今迄築き上げた全ての大切なものが大津波で壊され...流され....
その残骸も整理され無くなって行く日々は
何と悔しく、空しい事か....悲しいですね。



8月13日(土)現在被災者数15,694人 
行方不明4.669人の方々とその家族の方々へ
安らかな一時を.....




早春3.11大震災の頃 
まだまだ寒いゆれにゆれた大地に咲いた真夏の空の☆の様な花
なぜか「ほっと」したのを覚えています。
 


確か桜が満開の時....
下をみると野草タンポポ達も元気にいっぱい咲いていました。


そして5月春爛漫チュッリップが大らかに咲く
庭の片隅に星型の可愛い花が楽しく群生して咲いていました。


前に植えたカサブランカの球根 今年の夏は咲いてくれないの?
深緑の庭に貴女が華やかに咲くとガラス越しに魅せられ続けます。



夏の夕方の空、こんな変わった形の雲を見かけませんでしたか?



 2007「ゆたかな実り」油彩 90㌢×40㌢
四季の花々が咲き乱れ
おいしい果物がいっぱい実り
秋には黄金の稲穂が田に敷き詰められ
助けられた命に早く穏やかで不安のない日々が訪れます様に...
心よりお祈りします

★全ての作品画の転写を禁止させていただきす★

☆智内兄助の絵本『ぼくがうまれた音』

2011年08月07日 | 福井田鶴子アート
最近NHKローカルニュウースで
ふと目を惹いた映像がありました。
うらわ美術館「ブラティスブラウ’’ァ世界絵本原画展」
二年に一度の開催で世界最大規模の絵本原画展




2009年に金牌受賞作品、智内兄助の原画が展示されていると
紹介されているのです。
彼の大フアンである私は早速観に行きました。


☆ほんとうの流木と本物に作ったタイヤとそれにストラップやサンダルやミニ自動車や
シールが所せましと配置されている☆

智内氏の原画を観るのは初めてで14枚の『ぼくがうまれた音』の原画は
実におもしろくあきませんでした。
シナベニア板にアクリル絵の具.モデリングペースト.胡粉.ジエルメデイウム.ジエッソ.布.金箔.他
画材のデパートリー満載でその智内流が随所に嫌らしくなく配置され
楽しそうな作者の童心が私の心を存分にときめかせてくれました。



☆日本の古来の布切れがパッチワークの様に貼られ昔なつかしいお祭りの様な
お正月の様な賑わいが華やかに表現されている☆

私は智内氏の画集は二冊大事に本棚に置き
作品の構想を考える上で尊敬と憧れを持って紐解いています。
智内氏の描く女性が好きという人も多いけど
彼も年を重ねる(1947年生まれ)と
こんな遊び心満載の絵も表現出来るのだ
きっと可愛いお孫さんに恵まれたのかもしれませんね
早速三冊目を買い求めましたが....手にしてみると
印刷された絵はやはり原画の質感は零で「がっかり!」でも....
ミュウジシャンでもあり中学時代の同級生でもある
後藤等法則とのコラボも絶妙で


瀬戸内の海の波の音の文も良く
今描いている本展3.11大津波表現作品のヒントにもなって
遠く迄行ってほんとうに良かった!デス。


ちょっと蛇足ですが
何十年か前に一度訪れた事のある浦和
こんなに人の往来とお店があったかな?と思う程大きな都市になっていました。
特にびっくりしたのは私みたいなおばさんが着る様な手頃な衣装が
うらわ美術館に行く細い路地の両サイドによりどりみどりあるんです。
つくばで洋服探しに苦労している私には羨ましい風景でした。
新宿の伊勢丹しか知らない私
庶民的感覚で浦和伊勢丹規模も大きく驚きでした。
私ってほんとうに田舎者ですね