福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

☆「誕生」の作品から12年経ちました☆

2012年07月12日 | 福井田鶴子アート

ミレニアムで世界中が新しい21世紀を夢みて
盛り上がったような12年前でした。
数学者でもない文学者、科学者でもない私は
記念して一枚の絵画作品をしあげていました。

ヒロインの少女は文明化して行く地球を後にして
魔法ガラスの円盤であてどもない旅にでるのです。

そして....海に沈みかけたこわれた建物の穴の中に恐竜の卵を見つけました。

「誕生」30号S油彩

其の時恐竜の赤ちゃんはこう言ってた様な気がします。
「ここは寒いけど水もおいしいし...
お空は遠くの遠くまでみえて空気だってすご~~くオイシインよ
おかあさんいままであたためてくれていたんだけどドコイッタンダロ~~ウ?」
と寂しそうな作品に仕上がっていました。

そしてつくば地区展に出品するために12年間の年を経て改めてみてみると
可愛い赤ちゃんの誕生なのだからもっと花を一杯描がいて祝福しなくては
卵一つじゃこの世を歩き出した時困難が多過ぎて可哀想
えい卵も仲良く二つにすれば厳しさも半分になる

そんな卵が安心して孵化出来る場所は地球ではないのかもしれない
空はこんなに澄んでいるのだから限りなく星がいっぱい見えるに違いない
流れ星だって一杯見えるはず
あれこれ考えるととても楽しく加筆する事が出来ました。





10回現代童画つくば地区展が7月31日(日)~8月5日(日)茨城県つくば美術館で開催されます。
今回はメンバー達は....
それぞれの描く足跡を展示してみてはどうかとの考え
私も過去の作品を出品する事にしました。


人生過去は戻らないけど私の作品の過去は
現在を背一杯描けて、未来を託せるのです。
そして......
地区展が終ると「誕生」は又静かに納戸に眠るのです。

コメント
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