福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

クロアチア名も無い橋と「ゼロの焦点」

2009年11月22日 | つれずれ日記

クロアチア.オユップリ橋(35㎝×28㎝.ボールペン.水彩色鉛筆)スケッチの転写を堅く禁止します。

35回現代童画展が終了してから
目標もなく、
刺激もあまりなく、平穏な毎日!
100号の作品2枚も搬出されて行きどころもなく壁に横たわっている。
時おり正面から眺めて「良くカイタネ!!!」と
自分を褒めてあげたりもするのですが....もう過去の産物!
「ソウダ~~~ネヨネほんとうに疲れたヨ~~~ネ」と私は気だるい日々を過ごしているんです。
年齢のわりには刺激的で忙しかった夏から秋の日程の日々
疲れがまだとれていないのです。



最近旅行をしたセルビア、クロアチアツアーのデジカメで撮って来た
童画や写真の膨大な資料をみたりして
時にはぼ~~~~と一日過ごす事もあるの。すると....
それって健康で過ごせた今年の過去の日々凄い財産なの、この思いでをパソコンから出力しなくては!

 きっとワタシッテ凄い欲張りなのかもしれない。

日本では見られない
二度と身体で感じる事の出来ない風そして臭いその異国の風景を
このままパソコンアルバムに閉まっておいてはおしいな。
少し前向きな気持ちになると...
お気に入りの「コットマン」スケッチを持ち出し掘りこたつに足を突っ込み
遠い異国の景色を細いペンの先に思いを込めて描き始めるのです。
すると妙に心が静まり至福の時間を得る事が出来るのです。



プラハ.カレル橋(35㎝×28㎝.ボールペン.油彩色鉛筆)
記憶から消えないプラハの想い出も描いてみました。


現代童画会で作品を発表する時には
必ず可愛い少女か素敵な女性を描くのが常、
でもほんとうは風景画を描くのが昔からとても好きなんです。




またまた映画好きで最近目的のない私はブラリと
「ゼロの焦点」を観てきました。
感想をブログに書き込んで記憶にとどめておきたいのですが
パソコン上に情報と観客の反応がはんらんしている。
私の感想等新鮮でも何ともありません。
風景画が好きな私、ひとつだけ
金沢の50年前の雪景色街中を市電が動いている映像と
人々の様子がとてもレトロ&リアルで妙に懐かしく居心地が良い。
あの景色は今の時代どこにあるのかしら?
それともCG?
そうだ!考えてみると去年訪ねた
雪の北海道小樽の街中と西小樽駅周辺の景色にとても良くにている。
描いてみたいという気持ちが湧いてくる魅力的な風景でした。
『立川の赤線』と『金沢の街冬景色』は韓国でオープンセットを作って撮影したと
報告されているのを最近知りました。
犬童監督の環境設定に対するこだわりが熱く観る方に伝わってきます。
コメント (2)
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アドレア海の真珠「ドブロヴニク」は快晴で素晴らしい!

2009年11月10日 | 福井田鶴子アート
ドブロヴニク旧市街夜の街、ストランド大道りメインストリートからルザ広場に向かう入り口で...

1979年に世界遺産に登録された旧市街ドブロヴニクは絶好の快晴に恵まれ
さいこう~~~~!


 29㎝×35㎝(ボールペン.水彩色鉛筆) スケッチの転写を堅く禁じます。
青い海と空の色が一体になりそこに浮かぶ様に
赤い瓦屋根と白壁の小さな家々がまさに積み木のおもちゃが幾重にも並び
何とも童話の絵本の世界でしたよ!



かの宮崎駿さんが「魔女の宅急便」でこの地を選んだのもうなずける。
城壁を歩くのは暑かったしとても息切れがしたんです。
キキの様にほうきにまったがってス~~~~イ.スイ
空が飛べたらどれだけ楽で気持ちがスカットするか
そんな無邪気な心になりました。




(30.8㎝×29.5㎝)スケッチの転写を堅く禁じます。(ボールペン.水彩色鉛筆)

空からの写真は世界遺産の雑誌等で良くみるので
夜食事をする時に城壁の入り口からストラドン大道りに入るときに
二十代女性がバイオリンを弾いてい旅人を心地良く向かえてくれたの。
その動画をアップにしてみました。
私はやっぱり街角で優しい音色を聞くのはとても好き!




セルビアもクロアチもパンがとても美味しいの。デイナーに呑んだ白ワインとムール貝どちらも絶妙な味で助け合いとても美味しかったな!
感動して我が仲間の方わざわざ買ってスーツケースに入れて日本に持っていったみたい。(家族と食卓で呑む味は又格別ですよね)

コメント (1)
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「夢見る少女....」と『沈まぬ太陽』

2009年11月05日 | 福井田鶴子アート


現代童画会第35回記念展 東京都美術館 「夢見る少女.海原へ」100号P 油彩

少女がアトリエで紙を切るはさみに願いを込めて
広い澄み切った空に宿る精霊達がいつまでも空を自由に馳せることが出来る地球でありますように....
自然讃歌への心を描いてみました。
そして.....
現代童画展の事でなんとなくここずうと気忙し日々が続いていましたが、
いっぷくというところで....
昨日は山崎豊子作「沈まぬ太陽」の映画を観て来ました。 




 今から24年前の1985年8月12日の午後6時56分に123便のジャンボ機が
御巣鷹山に墜落し520名の方が一遍に亡くなるとという痛ましい映像からはじまりました。
当時がフラッシュバックしてしまいました。
日暮れど時の茶の間にこの衝撃映像が映し出され不安と悲しみの始まりでもありました。
昔、私の実家のテレビの修理を良く直してもらっていたお店の若夫婦のお子さんも亡くなり
この事件はとても身近いに感じていました。
映画の冒頭にそれらしき子も登場してるのです。
特に123便がダッチロールしてユラユラ墜ちて行く映像をみると
ポロポロと小さな涙が出て止まりませんでした。

主人公は東大法学部卒の恩地 元は労働組長として社員の待遇改善を過激に求め過ぎ
経営側から嫌われ世界の僻地にと.....
10年も跳ばされ続けるのです。
でもそこでつちかわれた苦労は他者を深く思いやる心を育て人間らしく成長していたのです。
自分の心に貫いて行く姿は頑固にもみえますがとても勇気ずけらます。
そして御巣鷹山の事故処理でやっと本社に呼ばれるのですが.....
身勝手な巨大組織(加害者側)に翻弄されながらも悲しみのどん底に年月
打つひしがれる遺族(被害者側)に深い思いと愛を寄せ尽くす姿を
渡辺謙が演じると、とてもカッコ良く素敵に見えます。
それなのに時の首相肝いりでついた経営トップが変わり又ナイロビに跳ばされてしまうのです。
ほんとうに組織とは理不尽です。


私はこの日、久しぶりにぐっすり寝られる事が出来ました。
是非、皆さんも是非観てみてはいかが!


ところで.....セルビア現地報告をもっとアップしたいのですが小休止させて下さい。
コメント (2)
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