福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

エースJTB-北海道雪見の旅2-赤と白の愛でたい思いで

2008年11月28日 | つれずれ日記
小樽硝子手造り来年の干支「丑」


二日目、ホテルをチエックアウトして小樽「北一硝子」に行ってみた。
で「北一硝子三丁目」で降りると
明治時代の石造り倉庫を再利用したレトロでありながら
どこかモダンな小樽一の硝子工芸のお店でした。

http://www.kitaichiglass.co.jp/

余りにも品数が多すぎてキラキラ七色の光色群、何を土産にして良いか解らない。
一時間ぐらい悩んで決めたのが見学工房で若い女性が丁寧にひとつひとつ手ずくりで造っていた
来年の干支の「丑」でした。
縁起物上とても可愛い感じで満足「丑」はスローテンポでも確実な一歩を前向きに歩むそうです。
来年は私の運勢その様にななるかも。

午後、札幌からで一時間
だんだん山の中へ....
定山渓温泉雪降るお昼過ぎ人影もなく何とも寂しい!
ず~~と白景色ばかり見続けてといると全ての物を貰って疲れてしまいました。
そこに飛び込んで来たのが「ナナカマド」の枝とい枝に鈴なりについている小さな赤い実



その赤い実に白い柔らかな雪が帽子のように積もって何とも愛でたい感じ
赤い実は鳥の食用になるそうで、酷寒の冬を生き抜く他の生き物達にとっても神様からくれたプレゼントではないでしょうか。
「ナマカマド」のはじける様な赤い実をみていると、北海道の自然がいかに一年活力かつ情熱的に営まれているかと感動しました。
北欧では魔除けの木になっているそうです。

そして最後は定山渓グランドホテルをチエッアウトして
札幌行きの無料「ミリオネ号」に乗って少し経って、窓の外を見ると今迄見た事のない光景が飛び込んで来た。
仲居さんが静かに降る雪の中を赤いマントを来て一列に並んでいるではないか。
だんだん数は増えておかみさん.マネジャーコック長等....最終的には20人近く
バスが発車すると全員がお手降りと挨拶!



北海道、山間のひなびた温泉いつも行われているおもてなしの儀式かもしれないが
この不況化生きいて行かなければならないグランドホテルのエネルギュッな情熱を感じた一瞬でもありました。
最後に仲居さんの「又来て下さい」という手書きのしおりまで頂きました。
ぬくもりあるおもてなしの心をいただきました。

ところで定山渓グランドホテルの雪の露天風呂1300㎡の大スペース今迄入った中で一番感激しました。

http://www.granj.co.jp/定山渓グランドホテルホーム

今日の夜は憧れの寝台特急北斗星に乗って
明日は上野駅迄の約16時間を楽しみたいと思っています。
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北海道雪見の旅1-小樽で見つけた優れもの!

2008年11月24日 | つれずれ日記
「小樽運河」


エースJTBで小樽-定山渓-札幌-帰りは北斗星にゆられて帰って来る旅をしてみました。

            
千歳空港についたときは本州と同じで何とも穏やかな気候
千歳から小樽行きのJR「快速エアーポート」に乗って日本海が目に飛び込んで来る頃になると
乾燥した雪がふわりふわりとふわりと舞い車窓はすっかり雪景色になっていました。
きっと前日の天気予報が札幌地方は「雪」という予報が当たったのでしょう。
目的の雪見旅が出来そうです。

雑然とした色や形の建物や道が雪化粧すると
平面は白で統一されその景色はどこを取ってもシンプルデザイン
そして清楚な絵画を観賞する様で私は好きです。


「小樽港と手前はヨットハーバー」



小樽も運良くきれいな雪景色で道路も歩道の境界線も殆ど消え冬の北の国そのもの。
前の日の夜から朝方迄で24㎝近く積もったそうです。
それでも街中は自動車やバスや人が普段とうり移動して居る様に見えました。首都圏の雪事情と大分違います。

小樽運河は駅から海岸の方向にあり、なだらかな下り坂
前日から凍った雪道を恐る恐る歩いて小樽運河にたどりついた頃「スッテンコロリン」
もうこれ以上なれない観光は無理かなとあきらかけた所

まさにそこに人力車のお兄さんが「乗ってみませんか?」なんと商魂たくましい事!

日頃高い所から観光なんて「恥ずかしくてトテモ、トテモ」と思って絶対乗らない人力車ですが
今日は遠いとこから来てるのに.....
小樽見学をあきらめるのは何ともはかなく残念と考え.....つい乗ってしまいました。
すいすいと約20分人力車のお兄さんご自慢の明治に栄えた銀行や倉庫、
良くロケーションに使われる穴場までを一挙に駆け巡ってくれました。
ころんで気持ち入れ替える事が出来ラッキーだったかもしれません。

ラッキーといえばすごい優れものを小樽で見つけました。


 1-紙ヤスリで靴の裏をキレイにする
 2-ボンドを靴の裏に万遍なくつける 
 3-滑りゴムをつけ10分靴を履いておもりにする


小樽は硝子工芸でも有名。
人力車を降りてからベネチア日本版の様な素敵なお店が雪景色の中に散在していました。
お店の中からもれる暖かい光に
吸い込まれる様にお店に向かうのですが.......またまた「スッテコロリン」これを二回もしてしまったのです。
この調子では不吉な予感!
そうそうに小樽築港にあるヒルトンホテルにバスで引き上げました。
チェックインしてからヒルトンの周りりは一大ショッピングモール
靴屋さんに飛び込み「雪でも滑らないグッツありますか?」と助けを求めた所
早速写真の物を進めてくれました。

これが超~~~優れもので1200円の買い物で次の日から雪道を
一度も転ぶ事なくルンルンで楽しい旅が出来るはずでしたが
転んだ後遺症で左肩が何かと痛くもありやはり転ぶと言う事は危険です。


    明日は定山渓の温泉です。      

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茨城県美浦村に飾られた「幸せな少女」

2008年11月15日 | 福井田鶴子アート


「紅薔薇の少女」第30回現代童画展出品作130号は
JAR日本中央競馬会「美浦トレーニングセンター」がある
美浦中央公民館に寄贈され、そこの一階ロビーにず~~と飾られる事になりました。

その経緯はブログ8月21日「望まれてお嫁入りする幸せな紅薔薇の少女」で紹介しました。

http://www.vill.miho.lg.jp/  美浦村役場ホームページ 



村長 中島 栄さまから11月14日感謝状を受け取った時は何と身が引き締まる思いでした。
本来は余り福井田鶴子の姿を見せたくないのですが数少ない貴重な思いでの一ページのアルバムとして
小さく載せる事にしました。

感謝状をいただいた後少しお話をしたのですが
今年で「美浦村トレーニングセンター」が創設されて30年だそうです。
書籍「30年史」をいただき読んでみると足かけ10年ー反乱続きの日々だったそうで
関東で三カ所が最終地に残り最終的には霞ヶ浦を望んで農地も少ないなだらかな山林丘陵地帯である事と
何よりも地元の誘致が熱心であったという事でこの地を選んだそうです。


 http://www.jra.go.jp/miho/index.html美浦トレーニングセンター

今はその思いも実り茨城県でも東海村と美浦村が合併せずに村として独立運営をしている豊かな村に成長しました。



私は昔から人間のたくましき足となり
そのたくましさから想像出来ない可愛く優しい大きな黒い瞳と
人を乗せて高く跳ぶ事が出来る馬が大好きです。
  
    

特に葦毛(あしげ)白色の馬が大好きでヨーロッパ歴史上絵画をひもとくと凛とした主役達がさっそうと白馬乗っている作品が一杯あます。
いつかそんな絵を描ける作家になってみたいと憧れていました。
出来たら来年現代童画展出品作は絵画のどこかに馬を歩かせてみたいです。
そんな事を村長や皆さんにお話した所......
何かにつけてお助けしましょうとの心温まるお言葉をいただきました。
今日はほんとうに夢と希望の持てる良き時を過ごす事が出来ました。
コメント (2)
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「黒く澄んだ瞳に癒されるね」

2008年11月09日 | 福井田鶴子アート

第34回現代童画展出品作「LOVELYな春ツアー」100S

今年の10月で満11歳になったリリー
すっかりおばあさんになってしまいました。


それでも可愛い黒く澄んだ大きなボタン目は少しも変わりません
そのつぶらな瞳に見つめられると吸い込まれそう
朝、公園に散歩をする時家の鍵等をかけて
少し遅れて行くと私を見つけたとたんその場から動かず!
かけよって行くとしっぽとお尻しりを一生懸命ぐるぐる振り身体全体で喜ぶ
これ程素直に自分を表現して「私を慕ってくれて.....私を必要としてくれている」と思えるラブリーな気持ちになる瞬間です。
ほんとうに可愛いです。
絵画にまでしてしまう程の親バカぶり それを.....
ブログでの披露目迄となるとちょっと考えてしまうこの頃だったのですが

11月9日朝日新聞「Between」に「子供と同じ愛情をそそぐ」タイトルで
記事が掲載されていました。



私と同じ様な人が日本に44%も居る
そして同じ様な事を感じて日々犬と共に生活している事がわかりお披露目する勇気を得ました。
「LOVELYな春ツアー」は今年ギリシャ南イタリア旅行の際も又留守番!
「リリーちゃん、ごめんね」
「小さい時からいつも留守番で寂しい思いをさせて、ほんとうは貴女も連れて行きたかったのよ」と
 それだけの単純な思い指針にして.....描いた作品です。

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月に恋する「降り立つかぐや姫」34回現代童画展出品作 

2008年11月03日 | 福井田鶴子アート
地球が出来たときから よりそう月
 人間がこの美しい地球星に誕生した時から
 人は月を見つめながら心を語り続けて来たのです。 




 第34回現代童画展出品作品100F
『今 降り立つKAGUYAHIME 』


私の幼い頃「かぐや姫」は日本の美しくロマンのあるおとぎ話としていろいろいろな形で脳に刻まれました。
おとぎ話でのかぐやの美しさはだんだん世に広まり
竹取りの老夫婦は自分達の先行きを心配して「結婚をと」日夜さとすのですが
かぐやは幾人もの貴公子に求婚されても無理難題を出してそれをを拒み続けるのです。
そしてやって来た帝の玉の輿のさそいも拒むのです。
そしてジージとバーバの深い愛情で育ててくれた家から動こうとしないのです。
それって現代の家庭でも起きて居る事
美しい才媛が生涯仕事を選び自立した現代女性とか.....
親が我が子愛おしさに過度の愛情に居心地良さを甘えてずうーと同居を望んでしまう美しい娘とか.....



しかしそこはおとぎ話
 かぐやは落ち着いた透き通る声で「この国の人にあらず
 私は月の都の人なり」と言い残し聖女となって  秋中の名月の夜に月の衣装に着替え
 多くの天女に守られて月にかろやかに登って行ってしまったのです。


月の人は、大変美しく兄弟の様な月と地球に異変がおきない限り、年を取らないそうです。
月に帰る時にはかぐやは地球に残る愛する竹取りのジージーとバーバーに不死の薬を残して
「一緒に生き続けましょう」
でも老夫婦は寂しさから日夜血の涙を流し、悲しみその薬を飲まず病に伏してしまいます。
帝もかぐや姫に逢えないのなら「不死の薬」も意味がないと富士山の頂上で薬を燃やしてしまったそうです。

今、地球は温暖化が進み四季の営みも不変ではなくなり......
地上の人間達の営みは崇高な愛より自我と欲望に満ち溢れ、
かぐや姫が降り立った古来の理想郷にはとうていなりそうにもなく......
それでも.....さてはて 
宇宙でもひときわ美しい地球☆であり続けてほしいと心から思うのですが.......


     月から見た蒼く美しい地球
第34回現代童画展 東京都美術館 
11月2日(日)~11月12日(水)AM9:00~PM4:30迄

 お時間のある方は是非観て下さい。 
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