福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

★心にすきま風が吹き始めだしたのです★

2011年09月27日 | 東日本大震災
お彼岸も過ぎ「暑さ寒さも彼岸迄...」
まさに毎日がしのぎ安くなってきたのですが.. 
今年昨年同様「上の森美術館」で現代童画展が開催される
作品規定も会員以上はS30号迄

例年の100号よりエネルギーは三分の一ですみました。
今年の作品2枚のテーマーはもちろん「東日本大震災」被災地の皆さんに心を馳せてです
その作品もほぼ完成し暇時間と供に心にすき間風が
吹き始めだしたのです


絵の制作に没頭しているとどうもそれ以外
世の中のサイクルと違うらしく妙に噛み合なく暇なのです。
台風15号後、素晴らしいお天気になったので友人の所へ寄り道をしたら...
「お彼岸の支度でこれから出かけなくてはいけないの!」
私はすまなく思い早々に退散しました。
絵描きの親しい友人に電話をした所「銀座の個展の打ち合わせで
東京に連休に行き疲れはて電車の中ではず~っと座っても斜め状態で帰って来た」等
「頑張ってね」と羨ましく思いながらもいつも長電話になる電話を早々に切ったのです。
さりとて....
暑かった夏に出来なかった庭の草むしりも家の窓からみて見苦しくない程度に
きれいになったし....
趣味の一つと言えるかな?映画もそれ程観に行ってみたいと思うものもなし....
本も何か読んでみたいと思うもものもなし...
このところ いたってものぐさ状態に落ち居ていました。
そのなかで唯一刻をわくわくきざまぜた事と言えば
なんだと思います ● ● ●



それは確か35.6年前かな?いやいやそれよりも前かな?
ウエスト58センチの若かりし頃
その当時流行の先端を行っていたと思う
ひだが制服のスカートの様に綺麗に入ったキュロトスカート
何ともいえない上品で複雑な焦茶色で毛100%
その色合いといい生地のふんわり感とい、いいつか何かに再生をと....
大事に箪笥の奥の奥にしまっておいたら....
ものの見事の虫食い状態 明るい方を向けると無惨にも穴だらけ!
「これどうにもならなよ」と超ガッカリ
「長年の思い...捨て切れずにドウシヨウカ」と考え
スカートを見事に分解し、端切れを一杯作って
パチッチワークにはまったのです。
それがこれ


新たに3枚の再生した布が出来上がり自慢の一品になりました
これをズタ袋にしてキャンバスを入れてTXに乗ってみたいな?
それとも冬のマットカバーにしようかな?
椅子のカバーでも面白いかも?
小さな夢もついでに膨らみました。
洋裁教室にも通った事のある私
描くという人生が無かったらもしかしてデザイナーになっていたかも...
いろいろ考えると前向きに楽しさがこみあげて元気が出て来ました
無駄な刻(とき)をきざむ今日この頃かな?

明日から又次の制作のアイデアを模索しなくては....
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★写実絵画専門「ホキ美術館」って?どんな所★

2011年09月16日 | 現代童画会&つくば地区会
つくば地区の仲間で千葉市JR外房線土気下車に新しく出来た
日本で発の写実絵画専門美術館に行ってきましたよ。
やっと到着した昭和の森に隣接した美術館はコンクリートで
作られた超近代的建物!

つくばからで2時間半何と遠い~~コトでしょ。


まずはガラス越しに森を見ながら予約したイタリアン料理「はなう」でお腹を満たし


両サイドの端から端が5メートルぐらいかしら?
流れる様なギャラリー廊下を
一階から地下2階へと降りて行く行程差をブラリブラリ
床は確かコルク材を粉末状にして固めているのかな?
観客の足音も会話も全てそれらが吸収してしている様な感じでとても静かでしたよ。
鉄骨階段にも同じ素材かな?
それらがクッションになり足には負担がかからないかも!
階段も降りる度に適度に揺れが起きその不安定さが面白いです。

帰って調べた所今話題のスカイツリー設計グループの
日建設計と大林組のコラボで建設主任設計者は山梨知彦氏となっていました。

作品の数々は....
日本を代表する写実作家の作品がまとめて廊下両サイドに飾られ
日本人の持つ民族性かな?
丁寧で繊細でかつ中間色の円やかな色調が多く対象物に対して直な表現
脳が余り疲れません。

私の趣味趣向で
二人の作家の作品を覚える事が出来ました。
まず
五味文彦氏の静物画持っていったルーペで詳細に筆タッチをみてみました。
必ず静物の配置の中に純白の高級レースが配置され本物以上に美しく清楚で
花嫁のドレスに見られるレース模様の様な華やかさを彷彿させてくれました。
彼はこの純白のレースが描きたい為に
全ての技術を費やしているのではないかと思うぐらいでした。

森本草介氏の上品な裸婦像は三原色のカラーを程良く混ぜて作った暖色は
肌の色とのバランスもよく彼の理想とする美しい女性が心静かに観賞出来
ひょっとして彼は
「フェルメールを師と仰いでいるのではないかな?」作品を観て思いました。

画集を買い求めて来たので好きな作品をブログに掲載したいのですが
まだ皆さん今一戦で活躍している画家さんが多く
ホキ美術館のホームページをみると無断掲載は禁じられているようで著作権の事もあり
残念ながら掲載をひかえます。
http://www.hoki-museum.jp ホキ美術館ホームページ
ルーペで観なければわからない様なまじめな筆後に時間を費やす彼らの写実!
私は今描いている本展の作品への思いが胸にこみ上げ
新しい面相筆を買い求め
今描いている本展の作品にこの気持ちを加筆してみたくなりました。

帰りの車の中でもホキ美術館の話で「わいわいガヤガヤ」盛り上がり
たまにはつくば地区、絵描き仲間で行くのも楽しいものです

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3.11震災後のリリーちゃん耐えてた!

2011年09月04日 | 東日本大震災
東日本大震災から9月11日で半年!
ここ「つくば」も小さな余震が一日何回かあり

今でも震度3で私の記憶は
3月11日にフラシュッバックするのです。


フクイの姫様リリーも....
リビングとなりの和室、爪の先で畳をひっかいてもらってはこまるので
「ここに入っちゃダメよ」とさとさせているのに...
3.11を境にですよ
幼子でもあけるのに苦労する厚さ2.5センチの和室の板戸を
夜になると度々「ガリゴリツ ガリガリ... 」と
不審者が入っ来て何かをこじ開ける様な不気味な音で
何かよからぬ事を初めているのです。
朝みると板戸が少し開いていて其の先にある障子ををまた開けようとしているの?
下の方のさん隅がびりびりに破けているのです。
その音でこちらも眠れなく....
まさか??と思いつつ....
起きてその現場を突き止めたのです。
犬の火事場のバカちから?
一生懸命前足でひたすらに、必死に開けるお仕事をしているのです。
その時の私をみるボタン目は暗く沈んで悲しそうでした。 
「そうリリーそんなに怖いの!」



つねずね「入っちゃダメ」と教えていた
入った事もないパンドラの和室 いつも興味深々だったんだ。
どうも揺れなく安心出来る場所があると思っているふしがある。
そんな行動を毎日繰り返しているうちに
食事もほとんどなくなり
目にみえて痩せていくんです。
もしかしたら震災のショックで鬱病それとも痴呆症を発祥した?
心配で病院につれて行くと今度は診察室の板戸をがりがり開けようとするのです。
地震でよっぽど深い傷をおってしまったリリー。

寝る場所も変わってしまいました。


リビングと玄関に通じる廊下と和室に入る通り道
いつでも逃げる場所を動物の感覚でわかるんだ
身体を休めて一日を過ごしているのです。

先日のお泊まり会 
子供達は次から次とリリーをまたぐのです。
それでもリリー姫様はがんと動こうとしないのです。
「廊下側から来なさい」と私は思わず注意をしてしまいました。
みんな「は~~~~い」と廊下からゾロゾロリビングに入ってきました。


リリーちゃんパパは「前にはいつも側にいてくれたのに!」時々つぶやいているのです。
そんな気の弱いお姫さまも最近やっと震災恐怖も遠のいて来たらしく
夜私達の側で又ゆったりと寝る事が多くなって来ました。
このまま大きな余震がこなように
リリーちゃんだってきっと同じ事考えているよね?
お姫さま、今年の10月で満14歳を迎えてしまうのです。
人間でいえば72歳

一日中寝ている感じ毎日過去のこと考えている?
それとも未来夢の中をさまよっている?
ほんとうに白い毛並みに一度も吠えた事ない年もあります。
そんな優しく大人しい性格に
私は憧憬の気持ちをいつも持っているよ...
リリーちゃん知っている?
つぶらな真黒ボタン目で見つめられると
「何考えている?」そして......「いつまでも元気でいてね」
と私は語りかけるのです。
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