内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

「クールJAPAN」とか言ってる場合かよ ― 失望の果てに光明は見えるのか

2019-09-30 23:44:54 | 哲学

 なにやら喧嘩腰のタイトルをご覧になって怪訝に思われた方もいらっしゃるかと思う。今日の記事は、諸方に差し障りがないように、当事者以外にはなんのことかわからないような言い方になってしまうことをまずお許しねがいたい。今私がどこでこれを書いているかも言わない。
 今日オブザーバーとして参加した研究発表会の発表内容にはヒドく失望した。研究発表と言える水準に達しているものは一つもなかった。中には、高校生だって、ちょっと気の利いた生徒ならもっとましな発表するぜというレベルの低さであった。それは、二人の日本人の発表者を除いては、日本語での初めての発表だったというハンディを差し引いても、である。一言で言えば、「面洗って出直してこい!」に尽きる。
 それでも、オブザーバーとしての責任は果たしておかねばと(こういうところが律儀なんだよなぁ)、本当にどうしようもない発表以外には、一応コメントを、それもけっこう長く述べた。ディレクターや他のオブザーバーや参加者たちにはそれなりに聴いてもらえるような話をしたつもりだが、肝心の発表者たちには、なんとかに小判、なんとかに真珠でしかなかった。むなしさのため息を出すのももったいない。
 長く書いても愚痴にしかならないから、もうやめる。寝る。
 あっ、主催者・協賛者のために一言。レストランの料理は美味、雰囲気も良く、ほぼ満点でした。アリガトウゴザイマシタ。
 それでは、おやすみなさーい。