内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

今月の目標

2018-01-08 23:59:59 | 雑感

 私の悪い習慣の一つは、原稿をいつも締切りぎりぎりになって書き始めることです。ずっと気にはなっているのに、十分に時間に余裕のあるときに書き始めることができないのです。まだ、時間があるからと、外のことを優先してしまって、結局、土壇場になって追い詰められた気持ちで書くことになってしまいます。これでは、夏休みの終わりが近づいて慌てて宿題を仕上げようとドタバタする小学生とほとんどかわるところがありません。その他のことでは物事をかなり計画的実行することができるのですが、原稿書きだけは同じようにできないのです。
 もちろん、書き始める前に何もしていないわけではなく、思いついたことをメモしておく程度のことはかなり早い段階から始めるのですが、原稿としてきちんと書き始めるのはいつも締切りぎりぎりになってしまうのです。頭の中で思考が熟成するのを時間が許すかぎり待つとか言えば、聞こえがいいですし、それはまったくの嘘でもありません。しかし、推敲に十分に時間をかけることができないのも事実です。
 昨年9月からは、学科長としての雑務にも追われ続けて、ますますこの悪い習慣によって苦しめられています。まさに自業自得と言うほかありません。今月末締切りの発表原稿もまだ一行も書いていないどころか、構想もまだほとんど形をなしていません。その他のやはり今月末締切りの仕事の量のことを思うと、正直、背中に冷たいものが走り、「助けてぇ~」と叫びたくもなります。その衝動をかろうじて抑えつつ、他の仕事をできるだけ効率よく片付けながら、この原稿をなんとか締切りに間に合わせること、これが今月の私の目標です。