雨の日曜日、ホントなら洗濯物も乾かないし
出掛けるにしても足元の装いから気にしなければいけないので
憂鬱になるのだろうけど、久々の雨はまさに恵みの雨というカンジで
なんとなくホッとしています
昨日本屋さんで久しぶりに、いわさきちひろサンのイラストを見ました
彼女の色彩はこの季節にとても似合うなぁと思います
涙のフチドリみたいな一枚一枚を見ていると無条件に泣きそうになります
ワタシが子供の頃に初めて両親がプレゼントしてくれた絵本が
彼女の「にじのみずうみ」という一冊でした
うっすらと汚れてしまったけれど今も大切な宝物です
今日は父の日ですね
みなさんのお父さまってどんな方ですか?
ワタシの父はまっすぐで情の深いヒトでした
人生を短距離走者(しかもハードル!)みたいにダダーッと駆け抜けて
一生分の酒を呑み、仕事をし
大切なヒト達にしっかり愛をジャァジャァ注いで いってしまいました
顔も性格も自他共に認める程ワタシとよく似ていた父は
ワタシが生きていくうえでの基準であり道しるべであり
そして理想の男性像でもあります
ワタシが十代の頃に大切なヒトと距離ができて落ち込んでいる時に
いつもならふざけてからかってきそうなところ
真顔で「オレはカアサンがスキでスキでたまらん」と言ったのを
今でも忘れるコトができません
この場面でノロケと一瞬思ったけれど
お前らしく生きろ、立ち止まるな
お前を必要としてくれるヒトが絶対居るからって伝えたかったんでしょうね
父がヒトとして親としてそしてオトコとして一生懸命に生きているんだと
その瞬間改めて知るコトが出来てとても嬉しかったな
いつも迷った時、俯いた時、見守ってくれてるだろう父に問い掛けます
ワタシらしくでいいんだよね?と
やれやれって苦笑いしながら
オレの分まで目一杯生きてみろって
今もこの薄暗く厚い雲の上から
腕組みをしてエールを送ってくれているであろう
父に恥じない日々を過ごしていこうと思います