させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

ソノキ

2019-09-22 12:48:38 | 日々のこと




ある日
キッチン
立っていると

何やら
気配
感じた

恐る恐る
勝手口
覗いて見てみる

いつのまにやら

其処には

頼りないながらも
一本の樹が
植樹されていた


ツヤツヤ
広葉樹

落葉する気配が無い


樹の名前
詳しくないので
どうやって
此処に
来たのかも
わからない



しかも

犬走り
セメントの隙間から
然りと
根を張り
少しずつだけど
成長している模様


なんとなく
抜くにも
気が引け

ジャマになる訳でもないので
日々
憶い出した時には
眺めている


いまは
台風シーズン


今朝も
しなやかに
うねるように
揺れている

それでも
葉を落とす気配も無く

たくましく
踏ん張ってくれている


小学校の時
なかなか
好きだった
校長先生のお話の中で

ワタシたち
三本の木を
そういえば
もらっていたっけ


ーやるき・ゆうき・げんきー



オトナになって
そんなコトを
想い出す機会も
無くなっていったけれど

ヒトの親になり

あの頃のワタシくらいに
子どもたちが
育った頃から
折に触れ
憶い出すように
なっていた


日々
ちゃんと
育んでいるか?

はたまた


日々
ちゃんと
育んであげているか?


そう
時には
自問自答するコト

三本の木
潤いを
そして
光を
与えていた
想う

子どもたち
成長と共に
あの木たち
きっと
ずいぶん
大きくなったコトでしょう


ともすれば

この木
四本目の木
なるのかしらね



あえて

名前をつけるのならば


ーそのきー

でも
付けましょうかね



オトナ
なると
どんどん
役割
増える

その都度

スイッチ
ON OFF
切り替えながら

ありとあらゆる
役割を
やり遂げなければならないのだ

時には
主役

時には
端役


時には


風になり
木になり


背景に同化するような
ココロモチで

成り行きを
ただ見守るコトしか
出来なかったりと

思いがけない
役割を
思いもよらない
タイミングで
与えられたりするのが
人生後半戦
だから

三本の木
支えられつつ

その都度

その都度

この
四本目の木
チカラを借りて

いざ
シフトチェンジ


必要とされるウチがハナよ

なんて

いつか
咲くかな

何色かな


気を紛らせつつ


今日も


いざ






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