これからずっと、離れていても
きっといつでも心の底から
あなたの人生がいいふうであるように、と思う。雨があたるときは少しでも優しく
風があるときにはいつもあたたかい部屋の中に
いられるような
そんなふうになにかに包まれるような
人生でありますように。
〜よしもとばなな「アナザー・ワールド」〜
逃げる話。
を
した
真夜中
に
ふいに
旧い友
と
どうせ
逃げるなら
其処から
更に
逃げなきゃいけない
ような
息苦しい場所
ではなくて
きっかけ。
で
あったであろう
逃げるコト。
すら
忘れちゃうくらい
の
美しい場所
へ
キモチのいい場所
へ
逃げよう。
そう
互い
に
確かめ合って
みた
いつ
逢っても
凛々しいヒト。
いつ
想い浮かべても
変わらぬ印象
を
受けるヒト。
は
きっと
変化が無いヒト。
ではなく
痛み
を
うまく
逃してきているヒト。
だと
想う
ヒトリ。
に
なれる場所
で
自身
の
声
に
耳
を
傾けられる
ような
ヒトリ。
に
なれる
場所
で
自身
の
痛み
に
寄り添い
撫ぜてあげられている
ような
だれか
に
手
を
伸ばして
其れが
僅か
に
掠め
宙
を
彷徨い
肩を落とす
くらい
なら
自身
で
自身
を
抱きしめるために
その
両の手
は
使えばいい
そう
気付けるヒト
が
きっと
逃し上手。
なんだと
想う
ワタシ
も
カレ
も
いつも
笑っているヒト
に
見えるだろう
いつも
気楽に生きているヒト
に
映るだろう
所詮
他者
は
印象
で
しか
だれか
を
縁取るコト
が
出来ない
から
それで
いいんだ
と
かまわない
と
想っている
でも
そうやって
流せるよう
に
なったのは
痛み逃し
の
術
を
無意識のうちに
習得出来ているから
だろう
何処とはなく
そんな
近しい感性
の
持ち主
の
所在
を
互い
に
程よい
離れた場所
で
見守ってくれている
と
識っているから
ワタシたち
は
また
生きていく
時
には
向き合い
時
には
逃げ去る
後ろ姿
に
それでいいんだよ!
と
エール
を
送り合い
ながら