OLD IS NEW

十代の頃は

モノトーン


二十代の頃は

青×白


三十代の頃は

北欧スタイル


それぞれの

テーマや嗜好が

日々過ごす

自分の

居場所づくりには

いつも在った

気がします


傍から見ると

とるに足らない

モノでも

運命を感じたり

びっくりするくらい

愛着が湧くような

出逢いが

空間を

彩ってきたのです


さぁ

四十代


スタートは

実家で

長く使用されてきた

この深緑色の

ソファーを

譲り受けるコトから

始まりました


イイ意味で

くたくたになった

風合いと


今じゃすっかり

憂いを帯びた表情も

時折見せる程になった

子供たちが

幼い頃

跳び跳ねたり

眠り込んだりした

アルバムみたいな

そんな役割も

担ってきた

思い出秘密基地


それを

迎え入れるコトの

歓びで

胸がいっぱいです


居住空間づくりと

いうよりも

タイムカプセルの

中に

ヒトツヒトツ

軌跡を

したためていく

そんな

ノスタルジーの中に

身を沈め

ココロを鎮める

時間づくり

なのかもしれませんね

これからは


人生は

思い出と出逢う

旅である


あれは

誰の

コトバ

だったかなぁ・・