させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

食べちゃいたいくらい好き

2014-01-29 08:44:24 | 日々のこと


料理研究家の

小林カツ代さんの

訃報が届いた


家庭料理という

当たり前に

捉えられがちな

ジャンルを

気軽に作れるけれど

栄養価やバリエーションの

豊富な優秀食として

高く引き上げて

くださった方だと

思っている


ご冥福を

お祈りします


食べるコト

それは

生きるコト


できるだけ

テマヒマかけたり

こだわりを

持ってみたい


でも

365日

本気100%じゃ

きっと歪むよね


手抜きも

ジャンキーも

たまには

よかよか


己れを責めずに

チロッと

舌でも出すくらいの

ご愛嬌で

乗り越えていこう


この前

読んだ小説に
(江國香織さんの
「おそ夏のゆうぐれ」)

グワシとムネ掴まれる

文章があった


「あなたを食べて、
消化してみたいの」

「だって、あなたを食べれば
あなたはあたしの一部に
なるわけでしょう?
そうすればいつも
一緒でいられて、なにも
恐くなくなると思うの」


ヒトを強く欲したコトが

あるヒトなれば

何処か狂気をおびた

この台詞の持つ

もうヒトツの

刹那い側面を

覗き見るコトが

出来るでしょう



好き過ぎて

離れたくなくなったり

眩し過ぎて

つい顔を顰めてしまったり

大切にし過ぎて

どう触れればいいか

わからなくなったり


美味しいモノを

食べたいと

欲張るから

いけないんだよね


美味しいね。と

微笑み合うためには・・

そこに

気を取られたら

いいのだろうね


人に良いモノと

書いて

「食」

なれば

生きるうえの

必要なモノも

ひとしく

いとしく




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