南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

同時同量の原則

2011-08-16 19:34:34 | Weblog
東京電力労組のA委員長と初めてお会いしました。
現場感覚の優れた、魅力的なリーダーです。
大震災以降の苦労には並々ならぬものがあろうかと思いましたが、そんな顔は微塵も見せないで、エネルギッシュにお話しくださいました。

エネルギー問題を勉強中の私にとっては、いくら話し込んでも分からないことだらけで、ずいぶんと迷惑をかけたものだと反省しています。
今日は、また新たに「同時同量の原則」という言葉を教えられました。
簡単に言えば、「今使っている電気は今発電された電気だ」ということです。
消費される電気に対して発電される電気がリアルタイムで同量でなくてはならない、という原則のことですが、このことが素人の私にはなかなか分かりません。

消費電力量が発電電力量を上回った場合には停電が発生することは誰にも分かります。
しかし発電電力量が消費電力を上回って何が問題なのか…となるとスパッと理解できないんですね、素人の私には…。
リアルタイムということの意味がようやく分かったのは事務所で電力出身のスタッフの初歩的講義を受けてからでした。
W(電力)=V(電圧)×A(電流)
確か小学生の時に習ったような公式ですが、「同時同量の原則」は理屈ではなく電気の宿命なんですね。
だから電力供給には常に最善の発電量調整が必要なんですね。
これでようやく下図の意味が分かりました。
(いまさらながら、子ども時代にもっと勉強しておけば、と、反省しています)