南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

オバマと鳩山の憂鬱

2010-02-22 17:06:28 | 政治

予想はしていたものの長崎県知事選挙の大敗。
しかしあれほど大差がつくとは思いませんでした。
鳩山政権の支持率も朝日新聞社の世論調査によれば37%と、とうとう4割を切ってしまいました。

海の向こう側でもオバマ政権が苦戦中で支持率も急降下し、昨年末の地方選挙(ニュージャージ州とバージニア州の知事選挙)で民主党候補者が共和党候補者に負けてしまいました。
オバマ政権最大の問題は大きく分けて2点あります。
ひとつは公約に掲げた「医療保険制度改革」ですが、日本でいう国民皆保険制度導入には国民の約半数近くが反対の意向です。
もうひとつは「雇用問題」です。
新ニューディール政策を華々しく打ち出しましたが、なかなか実効性は上がらず失業率は10%台を前後している高止まりの状況です。

これに対し日本の鳩山政権ですが、ご案内のようにひとつは「政治とカネ」の問題です。
もうひとつはマニフェストに掲げた公約に関する批判ですが、こちらはどちらかといえば模様眺めの状況にあるように思われます。
それは鳩山政権への厳しい評価に対して、まだ民主党に対する支持率が心配するほど低下していないことからも読み取れます。

いずれにしてもオバマ政権も鳩山政権も同じトレンドを歩んでいることは間違いありません。
ここは乾坤一擲、互いに協力し合ってこの試練を乗り越えることが必要だと、私は思います。
オバマさん、鳩山さん、いかがですか?