外回りのピアノ調律の仕事がめっきり少なくなる夏。
今年の夏はグランドピアノのアクションの修理依頼が重なってる。
休むな、励め!という事らしい。
物まねが上手かったんやろか?
象印賞をもらったアクション。ヤマハのC7(象牙鍵盤ってことやで)
オーナーは寝ても覚めてもピアノの練習が大好きなピアニスト。
30年以上弾き続けて、象牙鍵盤の角が透けて見えるくらい薄くなって
削れてしまってる。演奏するにも限界らしい。
指先は削れへんのかなぁ。
新しい象牙に張り替えることも不可能ではないのだけれど、
今はもう何処の演奏会場でもアクリル製の鍵盤を使用した楽器しかないので
あえて弾き心地のよい象牙にこだわるのもね、
それに人工象牙(新素材)も試してみたけれど、なんだかねぇ、
一気にアクリルに換えちゃおうという事になった。
今まで30年頑張って練習した記念に、剥がした象牙は保管しておきたいとの事、
割らないように慎重に剥がしたよ。一枚も失敗せえへんかったぞぃ!
ついでに色んな所を磨き倒して夏を過ごしてるんやで。
一日の仕事が終わって、ちべたいワインに会うのも楽しみの一つやけどね。 ーまー
精緻なお仕事ぶりに、感嘆いたします。
早速におたずねしまして恐縮ですが、
古いピアノ(オーバーダンパー)の修復をどなかかに
お願いしたいと思っております。
お考えいただければうれしく存じます。
オーバーダンパーのピアノ修復の件、
詳細をこちらにお書きいただければ幸いです。
klavierbaumeister@mail.goo.ne.jp
僕に修復できれば良いのですが、と消極的になったりして……