マイスターのお道具箱

ドイツに住むピアノ技術者、ーまーのブログ

本を読む速さ

2012-01-26 | そのほか

本を読み出すと止まらない。 寝ることも忘れて読みふけってしまう。
寝なきゃいけないのについつい読み続けてしまう。おかげで寝不足!

そんなことができる人がうらやましくてたまらない。

今頃になって気付いたんやけど、僕は本を読むスピードがめちゃくちゃ遅いな。
大抵は寝る前に布団の中で読んでるんやけど、
読んでいるうちに、本の内容から脱線して違うことを考えていることが多い。
ストーリーを変えてるのね、自分勝手に連想させて……
そのうち自然に目は閉じて夢を見ている状態になる。
だから毎日1ページしか進まん。
300ページの本を読むのに300日もかかることになる。 

 まずは布団の中で本を読むことを今後一切やめよう。
読書用眼鏡(老眼鏡って言う人もいる)をかけて
本をきっちり読む時間を毎日1時間作ろう。
そうすればもう少しスピードアップできるに違いない。

決意した矢先、
昨日もPCで日本のバラエティー番組を観て時間を浪費してしもた。
決してそれほど愉快でもない番組をダラーっとね。
「あーぁ、また面白くもないもん観てしもたー」と嘆きながら
35ページ目に栞が挟まった本を持って、温い布団に向うのでした。

よし、明日は37ページまでをノルマにするでぇ。     -まー

助けてくれーん

2012-01-17 | ピアノ技術者の仕事

 ピアノ工房の二つ隣にマンションが建つらしい。
毎朝7時にブザーの音と共に工事現場のクレーンが動き出す。

 あの高い上座の操縦席には乗りたくないな。
上っていく途中ですでに失神しそうやし、
足元に何もないところで作業する勇気など毛頭ない。
きっとかなり揺れてると思うな。何メーターの高さやろ。人間業やないね。
それに急にトイレに行きたくなったらどないするんやろ。


 実はピアノ工房にもクレーンがある。 



 工事現場のに比べてコンパクトでかわいい。
組み立て式になっている。500キロまで吊り上げることができるので
ピアノの鉄フレーム(ネズミ鋳鉄でできてます)の上げ下ろしに最適。




 井戸水をくみ上げる手押しポンプの要領でギコギコとレバーを動かすと
アームがゆっくり上がっていく。
でも一人ではちょっと無理な作業なんでクレーンを使うときは
いつもサトチンにお願いする
「助けてくれーん?」ってね。
                   少し寒いです ーまー
       

試運転ってとこかな

2012-01-07 | 愉快な仲間たち

 接着剤が固まるまで触るなよ!と言うこと。

 何十年外国で生活していても僕は日本人。
クリスマスの静かな3日間を過ごすより、やはり正月に休むほうがしっくり来る。
カレンダーどうり2日からお仕事を始めてはいるのだが、気分的にはまだ緩め。
この力の抜け加減がずっと毎日続いてくれれば理想的な生活が送れるのだが、
そのうちいろんな事柄が絡まって身動きが取れなくなっていくんやね。







2.5ミリの真鍮ピン(駒ピン)が駒の中で折れている。
これを何とか抜き取るという面倒な作業。 
特殊なドリルを手に入れたので比較的楽に抜き取れた。

 

はるばる日本からやってきて まさかベルトサンダーで木を薄く削らされるとは
思ってもいなかったやろうなぁ。
たこ焼きとWii対戦を餌に正月早々お仕事をしてもらう。
(ドイツでたこ焼きが食べれるとも思ってへんかったやろうけど) 
同業者が工房に来るとなんだかんだと手伝わされます。ご注意ください。

彼女の訪問のおかげもあり、年末年始の工房パーチーは多発化した。 
とにかく賑やかさの連発。



去年のクリスマスに文明開化したピアノ工房パーチー会場
皆さんの動きが激しすぎるのでシャッターチャンスものがし
ピントもことごとく乱れ候……

助言: 真夜中にボクシングをすると疲れるよ!   ーまー