継続は力なりというけれど

　俺？
お内裏様とみんなに呼ばれてる、うん
出てくるたびに右やったか左やったか自分の立ち居地を思い出すのに時間かかんねん。
年に一回とはいえいつもおんなじ着物着せられて背筋延ばして前向いてんのんは
ほんましんどいことです。　
ここの親方みたいにラフな洋服でダラーっとして見たいもんや。

　

たまには一人で出てくるのもええかなと思うんですけど、
俺だけ出てきても何の有り難味もないらしい。いつも一緒でないとあかんねんてね。　
長年連れ添ってるんで空気みたいな存在やねんから我慢せぇ、と人は言いますけど、
いつもえらい口やかましい空気でっせ。
　
　　

まぁ1週間くらいこうしてじーっとしてるだけですけど、何十年も同じこと続けるんは
たやすいもんやないねぇ。別に俺でなくてもええんちゃうかなぁ？
ぼちぼち誰かと代わって欲しいなぁ、

てことで　来年からはお代理様の登場かも…　　　　　　　　－まー

サボテンさん

　旅慣れた旅人が　格安航空券を駆使してやってきた。

目的地が決まっているだけでその他はかなり流動的。
機中の人となって始めて、さてなにを観ようかとガイドブックを眺める。
ネットの繋がるホテルから次の目的地のホテルを探す。
移動の空路は飛行場で当日便をその場で探す。
今回は冬のドイツを体感し、友人の住むイスタンブールへ飛ぶと言う。
かなりの駆け足である。
日数は少ないけれど、年に一度はヨーロッパの風に吹かれたいらしい。

女性の一人旅、少し心配しながら到着を待つ。
トランクをコロコロと押しながら笑顔でこちらに向かってくる姿を見た。
旅慣れた旅人の風格を感じ、心配には及ばないことを知る。
　
日本への帰国フライト直前に送ってくれたイスタンブールのお土産は
彼女の旅が無事終了することを知らせてくれた。
暖かいチャイを飲みながら
バックパックでヨーロッパを旅した青年の頃のボクをふと思い出している。
行き当たりばったりで宿を探し、腹が減ったら何かを食べ、当てもなく旅を続ける。
今のボクにはもうきっとそんな冒険はできないだろう。
旅慣れた旅人を羨ましく思い、その行動力に憧れる　

一日に最低2リットルの水を摂取しましょうといわれるこのご時勢、
水分をほとんど摂らないで生きているこの旅慣れた旅人
「サボテンさん」とボクの中だけでのやんちゃなあだ名を付けてみた
　　　そんなん　アリカ？
ーまー

やっぱり あかんかぁ

　「性格温厚、言動はきわめて謙虚」を売りにしているボク、
そんなボクを大声にしてしまう。

　引越などで回線を変えるといろんな不具合が起こるドイツのプロバイダ業者達。
それぞれの持ち場への引継ぎや連結があまりにもお粗末君。
タイムリーに電話が使えなかったりネットに繋がらなかったりして
顧客に不愉快な思いや無駄な待ち時間を与えている。
周りの人たちからの腹立たしい経験談はいくつも聞かされている。
そんな不便なドイツに住んでいるボク。

それでも、インターネットのプロバイダを変えた。
DSLが始まった当初、一番経済的な方法を選んだものの
競争が厳しい今、はるかに安くてスピードのある回線に進化している。
上記の人為的問題の不安もあるけれども、もう大丈夫やろうと重い腰を上げた。

「他社さまのプロバイダ契約が切れると同時に弊社の回線が使えるようになります。」
ンにゃ、契約期間が終わり回線の開放を確認するまでに2日。
それから回線を繋ぐ仕事に5日有するのが本当の姿らしいことを只今体験中。
その間に5回ほど顧客サービスに電話。
「すでにお届けした書類にも書いてあると思いますが、5日後に使えるようになりますよ！」
「そらぁ初耳やなぁ　姉ちゃん！　あんたに大声出してもしゃあないけどな、
即日繋げるって言うといて繋がれへん。開通日の知らせもないし、
こっちから連絡せな教えてくれへん。おまけにまだ更に５日も待たせるんか？
仕事になれへんやないか！　詐欺みたいなもんやで
この落とし前どう付けてくれんねん！」

　工房でネットにつながらなくなって１０日。　その間、友人宅や取引先にお邪魔し、
通院で点滴を受けるかのごとくネットブックをチューブにつなぎメールチェックする。
問い合わせの返答が遅れ、銀行振り込みが滞っているのはそれが理由。
修理の見積もりが遅れているのも、日本の情報が入らず無知になっているのも、
ブログの更新が滞っているのも、
サンシャイン牧場を荒れるばかしか人も来ぬ状態にしたのも、
ストレスで1キロ太ったのも…
　　すべて　あんたらのせいや！
　　　　　テレコムのアホンダラ！　
　　　　　
追　　
11日目、回線は繋がった。　それは束の間の喜び…
今現在、ルーターが故障（壊した？）して使用不可。
友人宅にて点滴を受けている　　　　　－まー