マイスターのお道具箱

ドイツに住むピアノ技術者、ーまーのブログ

名前を付けましょ

2008-02-24 | 笑い

 いやー また僕らの出番やねー って
おいこら、正面向いてちゃんと仕事せんかいな! 久しぶりに出てきていきなり機嫌悪いなぁ
 
ストライキよ。
仕事せんと人に迷惑かけたら賃金あげてもらえるっちゅうシステムが気に入ってね。

何を間違えて解釈してますねん。 僕らはーまー親方と同じ! 仕事せえへんかったら実入りはありませんのや ちゃんと前向きなはれ!

何を番頭言葉使ってんの? 私がストしたいのは他に理由があるんよ

それはいったい なんならほい?

あんた昨日の晩 寝言で女の人の名前言うてたで 
「かおりちゃん」てだれなん? ええ加減にしときや、いくら夢の中でも!

…… いやー それはやなぁ 美味しいワインをお前と二人で頂いてる夢を見てやなぁ、
「おっ、ええ香りちゃうん?」って感激してたんやがなぁー 
せっかちやなー 洒落にならんなぁ はははぁ …… 

ほんまかいな、 全然信じられへんがな そんなオヤジの言い訳。

ところで お前の名前ってなんやったかいな? 
人にはみんな名前っちゅうもんがあるやろ?
僕らの名前ってないんとちゃうか? やっぱりあった方がええから考えてみよか?

そうやなぁ ほな、私 クレオパトラにしとくわ。

そんなのんきな顔してクレオパトラはないで、目の間隔が開きすぎやん。 
右目と左目を同時に見つめられへんくらい離れてるし、そのぺしゃんこの鼻では申し訳ないがな、パトラちゃんに。

あんたにそんな言われかたされたないわ! そう言うあんたはどんな名前がええのん?

せやなぁ、 せっかくドイツにいてるから アレキサンダーちゅうのはどうや?
レオン? せや、マキシミリアンがええわ!

今ドイツで流行の名前かどうか知らんけど あんたには マルッキシムリヤン!!


ーまー


大人になりきれない君に…

2008-02-23 | そのほか
「うるせえんだよ!」
「いちいちいわれなくてもわかってる!」
時には開き直り、時には威嚇した目つきで
過剰に大きな声で吠えている。

ほとんど修正不能な最悪状態にあるんとちゃうの?
わかってるならなんでせえへんのかが解らんねん。

その場限りの口先だけの言い訳は誰の心にも響かんねぇ
闇雲に反発するだけの 空威張りはやめにして
ちゃんとした結果を見せてみいよ

決して責めてるだけやない、応援してるつもりやねんけどねぇ、
それを謙虚に受け止める器もまだないようやなぁ

弱犬が遠巻きに吠えてるみたいにちっちゃくまとまらんと
早く大人の土俵に上がっておいでよ!
ちゃんと勝負して見返してみいよ!

そしたら もうなんにも言われんでもすむんとちゃうか?


ーまー 

好きですか?

2008-02-17 | ピアノ技術者の仕事
 
 日本人向けの月刊タウン情報紙の取材を受けた。
美しい編集長(こう書くと女性だとわかる)から
「ーまー親方、ピアノ技術の仕事はお好きですか?」と質問され、
即答できなかった。

 どの職業でも同じやと思うんですけど、
仕事してると楽しことや辛いこと、いろんな出来事があり、
それに対して自分の気持ちも浮き沈みしますわなぁ。
ピアノ技術もしかり。
調子ええ時は何でも来いでウキウキするけど、
単調な作業を何日も延々とすることもあり、それでも思うようにはかどれへん、
肩はバリバリに凝ってくる、しまいに気分も沈んで悲しくなってくるちゅうことも多い。
もうええ加減辞めよかなぁなんて思うことはもう何回も経験してきた。
商(あきない)的に観たら僕のやってる仕事は笑い出すくらい貧弱で
危なっかしく綱渡りしてるみたいなもん。
ようこんなんで生活してますねぇって感じ。
それでもいまだに続けてるんはなんでやろ。 「好き」やからか? 

長年連れ添って来た夫婦みたいなもんかもな。
「もうアンタとは一緒にやっていけんわ!」
なんて口にしてても「まだ何とか我慢できるかも?」
そう思うのは「好き」っていう気持ちだけでか?

「天職」とか「誇り」とか「生き甲斐」とか言うのは
痒くなるくらい自分のキャラクターには似合ってへんけど……
自分のライフワークにしっかりと入り込んでるんは確かなこと。
 
 軽~い習い事を続けているような生半可な気持ちで仕事はするもんやない。
好きとか嫌いとかそう言った表面的な感情の次元やなしに
もっと深くで踏ん張ってるもんなんやと思う。


にも関わらず結局、「ピアノは嫌いです」ってアホな答えをしたような記憶が……

いつもはにかんだ発言しかできましぇん        ーまー

もうすぐ春ですね

2008-02-08 | そのほか

 春到来の喜びを表現することはかなり難しい。 
都会に住んでいても、「お、もうすぐ春やなぁ」なんて感じるけれど、
これをどう描写したらよいものか……


 久しぶりに日本のテレビ番組の録画を友人から借りた。
2003年の大河ドラマ 既に時代遅れの感もある。

お通さんはもっときゃしゃで眼が細く、なで肩やったに違いない。 
おい、武蔵よ! おまえ もうちょっと柔らかく話でけへんもんか?
大げさでカチカチの話し方は歌舞伎観てるみたいやで!

などと思いながら中学の時に読んだ吉川英治の作品を懐かしく再読したくなっている今日この頃。
春を迎える喜びを感じることとはほど遠い趣のない夜を過ごしている

仕事はしてるけどね

ーまー