マイスターのお道具箱

ドイツに住むピアノ技術者、ーまーのブログ

写真家のベヒシュタイン その後

2011-09-14 | 写真家のBechstein

 もともと、彼が「イケメン」だと思ったんは僕やないんです。
工房の若い女子が「なかなかのイケメンですよねー」なんていうから
なるほど、あの手の顔を「イケメン」と表現するんやと思ったわけですわ。
彼を取り巻く界隈では賛否両論いろんな意見で盛り上がってるらしい。
何事もディスカッションして解決することは良いことなんですけれど
なにとぞ穏便にまとめてくださいね。
「イケメンって紙一重な感じがする」が僕の意見です。

そのイケメンカメラマンのピアノの修理が終わり、搬入して7週間経ちました。
その間にも、彼からは搬入時の画像や、ピアノが最高に仕上がっていることの説明、
そして長い感謝の言葉をもらい、嬉しいかぎりです。

 Basta さん撮影
 
 設置条件の確認など気になることもあり彼の住居兼アトリエに出向き、
搬入後の検品をしました。 (来客中おじゃましました)
いきなりレンズを向けられ連写されるのにも慣れてしまいました。

ピアノの状態は良好。だいぶん弾き込まれてきたので鳴りだしてきています。
予定どうりのポジティブな変化ですね。
1箇所動きの鈍いところを発見しましたが、注射で直り(治り)ました。

 Bastaさん撮影

 写真とはいえ巨匠3人を前に、威圧されながらピアノを弾くのは勇気がいるようですが、
楽譜とにらめっこしてるので気にならないそうです。
彼の撮るポートレート写真。 それぞれの人物の目を見ていると
引き込まれてしまいそうな魅力があります。
Fotografie は奥深い芸術だと思います。   -まー