磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

明けましてめでとうございます

2011年01月07日 09時44分08秒 | 日記
明けましておめでとうございます。
2011年K-Labも2年目になりました。今年もよろしくお願いします。
1月4日からスタートしましたが、投稿が遅れました。以下に、その間の主な出来事を書きます。

1月4日:仕事始め式に出ました。学生実験に出ました。
液体ヘリウム減圧のためのスクロールポンプを発注しました。
アネスト岩田製とエドワーズ製を1ヶ月かけて検討しましたが、
すごいアカデミックプライスでエドワーズ製になりました。
鹿児島大学のヘリウム液化は小さいので、ヘリウムガスを回収するときに
できるだけクリーンなガスにするため、スクロールポンプにしました。
チップダストやメンテナンス費用が怖いのですが、結局初期投資金額の安い製品になりました。今月中の納品予定です。

1月5日:研究室ミーティング。卒業研究の状況報告。
ゴールが見えてきて、みな追い込みに入ってきました。卒業論文発表会は2月9日です。がんばってください。

1月6日:7T-SMの冷却テストの準備が整ってきました。

VTIの減圧と加圧状況をみるために圧力計を取り付けました。
学生とともに、KFフランジにボール盤で穴をあけて、ステンレスバイプを取り付け、バーナーをつかって銀ロウ付け。

そのあと窒素ガスを導入した加圧テスト。ドクターバブルを使って漏れ発見。圧力計ねじ込みのシールテープが甘く、そこから泡がぷくぷく。
シールテープを巻き直し、合格。
次に、ロータリーポンプとピラニーゲージとエタノールを使った真空テスト。これまた合格。

7T超伝導マグネットの超伝導コイルの端子に抵抗測定用のデジタルマルチメーターを取り付け、冷却テストの準備。
室温から液体窒素温度になったときの超伝導コイルの抵抗をモニターします。
超伝導コイル用電源制御プログラムもすでに完成。

さらに、8T-CSM(無冷媒超伝導マグネット)用架台の調整と液体窒素デュアー用架台材料を発注。


いつの間にか電気抵抗測定装置もそれらしくなっている。


こんなに書きましたが、銀ロウ付け以外は卒論生4年生3名で進めています。
今日は、学生に銀ロウ付けをチャレンジしてもらいます。

今年も楽しみです。

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