磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

今日も実験の準備です&リサーチ・ハイ!現象か?

2014年01月13日 20時53分31秒 | 研究
今日も朝からサイエンスクラブの学部2年生と
実験装置を組み上げていました。
明日からの強磁場実験の準備です。
午前中の成果です。

サンプルの超伝導磁石中の固定と恒温循環装置の準備ができました。
昨日は保温シートだけだったが、今日はゼロ磁場サンプル用に
教授自宅から「ブルーシールアイスクリームの宅配用に使っていた発泡スチロール箱を持ってきて、利用した。
保温性抜群!昨日より恒温循環装置と試料位置の温度差が小さい。
そのあと、データロガーで温度モニターの準備。
そのとき。。。。。
学生が、「先生、この熱電対、磁石にくっつくですけど、大丈夫ですかね?」
教授:「いいところに気づきました!すばらしい!」
教授:「昨日までは安いK-熱電対、ゼロ磁場ならいいけど、磁場中はダメ!」
教授:「K-熱電対はアルメルークロメル線を使っている」
教授:「磁場中はこれ!じゃ~ん!」
教授:「R-熱電対、白金ーロジウム線じゃ~!」
学生:「あ!磁石にくっつかない」

問題は細いシース型Rー熱電対しかなかった。
そこで、鹿児島大学郡元キャンパス横のスーパーにある100円ショップで
タッパーと保温シートを買ってきた。
購入のパシリは私、学生は加工担当。

タッパー2個でちょうどいい高さのスタンドになり、保温もOK。
学生が熱電対用と循環ホース用穴あけしています。

データロガーの置き場所はアルミの脚立。
データロガーが滑り落ちないように100円ショップで買ってきたゴムシート。

夕方、マグネッとの真空引き、その後、冷凍機始動。
明日朝には超伝導コイルの温度が4ケルビン(約マイナス270℃)以下になって、
強磁場実験可能になります。




明日が楽しみです。
私は午前中、講義、午後学生実験のため学生に任せます。
今回学生も私も結構100円ショップ(つまり私費)で実験装置の材料を揃えて工作しています。
グッドラック!ビギナーズラック!アフラック!
これって、リサーチ・ハイ?:研究楽しさに気分がハイになる症候群(今考えました)

今日は、上の実験の準備をしながら、
今年の夏の国際会議主催の準備もしました。
1stアナウンスメントと2ndアナウンスメントの作成。
これに対応する国際会議のホームページの作成。
これらも完成。
共同議長の先生に送り確認後、Openにする予定。
国際会議の場所は、、、、、、右手を右前に出してゆっくり左へ動かし、

「お・き・な・わ」(合掌!)。

「沖縄」でこの夏にします!

やっぱり、「リサーチ・ハイ」だ~
強磁場材料科学関係の皆様、ぜひ参加をお願いします。


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