磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

半田先生と宇宙戦艦ヤマト論議 in 鹿児島大学

2013年04月25日 20時22分23秒 | 研究
今日はいろいろな人が来て楽しい一日でした。
午前中は、英語で論文を書いていました。
この3月に大学院を修了した学生の論文をまとめていました。
なかなか面白く、2編は十分に書ける内容でよくがんばったなと思いました。
午後、食事をした後、
宇宙戦艦ヤマト2199
の科学考証をしている
半田利弘先生が私の研究室に来たので、
早速「宇宙戦艦ヤマト」について物理的観点からの議論をしました。


初回のあるシーン。


国連宇宙軍の光線が緑色で、ガミラス軍が赤い光線で、
光の速度より遅いのはなぜか?
なぜ、宇宙空間で光の進行方向以外に色が見えるのか?
から始まりました。
議論は物語を否定するのではなく、現在の技術と現在から約190年後でできそうな科学技術(物理学)で
どのように実現するかのアイディア勝負です。
地球軍艦艇が「射程距離には入りました」の射程距離は何の意味のある射程距離か?
操艦がむちゃくちゃ早いのはどうしたらいいか?
ワープと小型ブラックホールの作り方、ガミラスとイスカンダルの連星系、
光線が当たったときの戦艦の破壊の仕方などなど。
電波天文学と銀河天文学がご専門の半田先生と物性物理学と磁気物理学が一応専門の私とで
議論が盛り上がり、
こんどは学生も巻き込んで「議論で講義」をしよう!ってことになりました。
もしかしたら、鹿児島大学理学部物理科学科で「宇宙戦艦ヤマト」を題材に
未来の物理・宇宙の夢を授業で学生を巻き込み議論するかもしれません。
楽しみです。
半田先生の写真。

(2012年2月の写真。当時守秘義務の関係でお蔵入りでした)

ただし、ちょっと問題があります。
先日の高校生訪問の際に生徒に尋ねたところ、あまり「宇宙戦艦ヤマト」を視聴していない様子。
福山雅治の「ガリレオ」は殆どの生徒が見ていました。んんん。

その後は、次から次へと学生が私の居室に来てくれて、就職のことや進路のこと、
大学新聞取材依頼(すみませんことわりました)、
UFOキャッチャーの物理的考察にもとずく景品の取り方、
サイエンスクラブ活動のこと
今週のガリレオのネタである「振り子の等時性」、圧電素子など、
いろいろ議論してとても楽しかったです。

皆、鹿児島大学理学部物理科学科を楽しんでいるようでした。(勉強は苦しいと言っていましたが。。。)

今日、遊びにきてくれた学生諸君ありがとう。また遠慮なく議論しにどうぞ。

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