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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

監視社会への、何となくの危機感

2009年11月28日 05時42分23秒 | 法・裁判
全国初のネットカフェ規制条例=年明けにも案提出へ―メールで意見募集・警視庁(時事通信) - Yahoo!ニュース

権利の獲得や、
戦前戦中の様々な弾圧の歴史を意識すると、
どうしても何か監視されるような規則に対して、警戒感を持ってしまう。
# それは、自分が何かあれば弾圧される側だろう、という
 意識から出ているのだろうが。

確かに「匿名性を利用した犯罪を防止する」といった理由付けは
魅力的に聞こえる。
また、自分でネットカフェ(というかマンガ喫茶)を利用する時も、
本人確認がある方がPCに変なソフトなどが仕込まれている
可能性は低く、安全だろう、と思っている。

しかし、それと「義務付け」「罰則」は別だろう、と感じる。
まずは「パソコンを利用したかどうか」を保存するだけだ、ということだが、
今後何か事件が起これば、
サイトのアクセス履歴やら何やらが保存されるように
変更される可能性は高いと思う。

そして、大多数の人は影響がないから、
「別にいいんじゃないの?」と特に否定もしない。
むしろ「犯罪を防止するためにはその方が良い」と賛成したりする。
商店街の監視カメラとか。

でも、と思う。
「治安維持法」だって、当時の国民の大部分にとっては関係ない、
「別にいいんじゃないの?」と思える法だったのではないのだろうか。
「治安が良くなる、何が悪い?」とか。
ではその法は日本を良い方に向けたか?というと
そんなことはないだろう。
これは極端な話かも知れないが、
権力が自己を守るために少数者を監視・弾圧する仕組が
どこを入り口に作られていくかは分からない。
そして、事あらば作ろうとする感じがする。

現時点で、自分にとって問題とならなくとも、
行動を監視するような法律・規則に対しては、
敏感に目を向けておく必要があると思う。
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