朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

【書感】「桂吉坊がきく藝」

2009年09月16日 08時15分31秒 | 落語・講談・お笑い
「桂吉坊がきく藝」読了。

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読む前には、
「入門10年程度の若手が超ベテランから、
 今まで語られていないような深い話を聞き出すのは難しいのでは」と
思っていた。
まして談志なんてアクの強い人もいる。

実際読んでみると、
私が思っていた以上に様々な話を引き出せていた、と感じた。
それは古典に対する吉坊の知識・経験の蓄積や、
話す側が若手ではあるが同様に「古典」を目指す人に対して
「教えてやりたい」という目で語ってくれたこと、
「米朝の孫弟子」ということで話す側がやり易く感じたことなど、
様々な要素から実現できたことなのでは、と思う。

全体には良い芸談集ではないでしょうか。

各章に注釈がついているのだが、誰が書いたのだろう。
落語等のネタ解説で、記述に統一がとれていない。
まあ、それはそれで可笑しかったが。
ただ、一つ間違っているのではないか、と思う。
小沢昭一の言っている名人「文治」は9代目ではなく、8代目ではなかろうか。

最後に吉坊の話。
彼がテレビで見たという米朝の「けんげしゃ茶屋」とか、
「岡町落語ランド」などの話は、
ちょうど私が学生の頃で重なるところもあり、
少し懐かしく思った。

# 全体に、吉坊が写っている写真が多く、
 若干うざったく感じるところがあった。
コメント (2)
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9月15日(火)のつぶやき

2009年09月16日 00時15分00秒 | つぶやき

スーツにすら30万円掛けるのだから、「コンパクトで金を掛けない大会」なんて嘘っぱちなんじゃないか?http://bit.ly/k3GlO
posted at 18:55:15

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