朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

自業他得の理不尽さ

2008年09月19日 20時44分27秒 | 社会
AIG救済でも晴れない米金融不安、欧米市場の動向待ち(トムソンロイター) - goo ニュース

「大き過ぎてつぶせない」とか
「金融不安につながるから公的支援をする」とか、
どうも違和感がある。

ハイリスク・ハイリターンな取引をしていたのだろう?
数年間にわたって、莫大な利益は享受した。
下り損ねてしまったのだが、「倒産」の危機にまで陥ると援助してもらえる。
それは「自由主義」市場の参加者として正しい状態なのか?

もし、大企業に対してのみ援助する、なんて前提があるのであれば、
市場参加者間で機会平等な「ハイリスク」てのは存在しないのだから、
そんな市場は歪められた、不公正な市場ではないか?
リスクなしのハイリターンだけを享受できる参加者と、
(本来どおり)ハイリスクの覚悟を背負った参加者とが
同じ市場で競争する、という状況。

それならばいっそ、「ハイリスク・ハイリターン」そのものを
(解散処分・営業停止処分などをつけて)法律で禁止する、などの
手を打つべきではないのか。
# 実効性はなさそうだが…。

リターンは欲しい、リスクは国が(最終的には国民が)被ってくれる、
という状況は、
モラルハザードを生み出す素地なのでは?
コメント
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