北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

政治的流動化と支配構造の根底的・崩壊的危機

2010年05月24日 | 日記
沖縄米軍普天間基地をめぐる問題について、民主党・鳩山政権は最悪の(予想された!)選択をしました。辺野古新基地建設をあくまで強制する攻撃は、沖縄労働者階級の怒りと闘いにさらに油を注ぐことになります。そしてこの闘いの奔流は、社民や日共などの「反対派」の政治路線的崩壊をもハッキリさせることでしょう。7/11参院選に向けて、政治的流動化はさらに混迷を深めながら激しくなっていきます。
こうしたなか三里塚現地において、市東孝雄さんに続いて萩原富夫さんまで逮捕するというNAA(成田空港会社)・警察権力の暴挙は、日本帝国主義の国家としての支配構造がガタガタになっていることを鋭く表現しています。暴力による抑圧が本質的にいかに無力であるか、いまだに学習しない政治権力の脆弱さはあまりに明らかです。市東さん・富夫さんと現闘本部員をただちに釈放せよ!
参院選挙直前の区議会が迫っています。議長ポストをめぐって自民党2派の話し合いがつかず、常任委員の配置も決められずに難航しているようです。どう考えても参院選では自民党が主導権をとれないだろうということを、現場的によく表わしている事態と言えるのかもしれません。山田区長の日本創新党は、政治アピール的にはみんなの党の後塵を拝する宿命にあるようで、結局山田区長は党首でありながらみずからは参院選の候補になるという決断をしないで逃げを決め込むのでしょうか?創新党のスローガンは「国家の自立」「地方の自立」「個人の自立」ですが、結局は労働者人民の団結を否定することに「自立」という言葉に込められた眼目があり、それは労働者の国際連帯をも否定して戦争にさえ行き着く「国家の自立」ということでもあります。断固弾劾して打倒しなければなりません。