杉並区内にある特別養護老人ホームで、N組合員の労働条件についての団体交渉を行ないました。交渉の議題は多岐にわたりますが、主要にはサービス残業問題と夜間労働への賃金割増がない問題でした。詳しくは東京西部ユニオンとして検討すべきものですが、介護職場における普遍的な労働問題が浮き彫りになりました。24時間365日介護の必要な高齢者と向き合い、強度の緊張を強いられる仕事でありながら、恒常的な人員不足にあります。そこから、記録を読む、報告を書くなどといった作業は時間外にやらざるをえず、しかし時間外賃金は支払われていません。また、夜間労働に関しては、主に非正規の青年労働者によって担われています。にもかかわらず、変形労働時間制の導入で、夜間割増賃金の加算はされていません。問題が普遍的であるからこそ、突破口を切り開く困難性はありますが、ここで獲得する展望は膨大な介護労働者の獲得物になります。がんばろう!