北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

階級的労働運動の再生と政治闘争の復権

2012年10月12日 | 日記
政治闘争・反戦闘争と職場で仲間を組織化する闘いというテーマで、青年労働者たちと議論する機会がありました。「政治闘争も職場闘争もどちらも大事ではないか?」といった設問から始まるのですが、これはいくつかの考え方を整理する必要がありますね。「政治闘争・経済闘争・理論闘争」といったカテゴリーと、「街頭闘争・職場闘争」といったカテゴリーを整理して論議する必要があるってことです。ざっくり言ってしまうと、「政治闘争あるいは反戦闘争=街頭闘争、経済闘争=職場闘争」ではないことを議論の出発点にしなければなりません。「政治闘争・経済闘争・理論闘争」の実践の場としては、時空軸として別個にはありません。実践的には同じ場で一体的に闘われるのが本質だと思います。政治闘争も経済闘争も、職場でも街頭でも闘われるべきものですから。「街頭闘争・職場闘争」というカテゴリーでは、「AかBか」「AもBも」ととらえるのではなく、「Bを基盤にしてA」と考えるべきではないでしょうか。職場闘争を基盤として街頭闘争がある…と。職場闘争を基盤にしてこそ、街頭闘争によって培われたエネルギーが職場に還流していくのですから。この矢印の起点は押さえておきたいですね。