ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

アンティカ オステリア ダル ポンピエーレ

2010-04-09 00:55:08 | 透明水彩画おおさか
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「イタリア食堂消防署」 透明水彩画 (380×280) 2009年作 大阪

アンティカ オステリア ダル ポンピエーレ

大阪市中央区今橋4-5-19(電話06-4706-1199)

この絵はイタリア料理の洒落たお店です。
この店のシェフが、私のイタリア・ベネチア滞在中時代の友人の彼氏(今は旦那さま)で、宮田さんと言います。
昨年の暮れに退社されて、今年の2月に念願のオーナーシェフとして福島でラ・カッレッタをオープン。
ポンピエーレのお店がとても可愛く好きだったので、退社される前に描かせていただきました。
彼は、左から2番目の植木整理中の人物で、実際はもっとワイドな方です。
この時、宮田さんは次へのステップが、心の中でダイヤモンドのように光輝いていたのかして、
目がどこまでも透き通っていて、とても爽やかだったのを覚えています。
イタリアでの7年間の修行はミラノで、北イタリア料理の腕前はすばらしく、ピント合わせはピカイチ!
近々紹介いたします。

この建物は元々消防署だったので、赤いランプが名残でのこっていまして、
1階の開口部分にスッポリと消防車が入っていたそうです。
想像するとかなり可愛い消防署ですね♪

右に描いているまだあどけない木は楠木です。
楠木は私の大切なお友達で、たいがい彼にはお世話になっております。
描いたときは10月でしたが、桜が咲く今は新芽ラッシュで大忙し。
楠木の新芽は透けるような黄緑から、縁が少し赤いオレンジがかった薄緑まであって個性豊かです。

新芽が風に触られてサラサラゆれると
桜の花びらのように何かが風に乗って広がり落ちてきます。
広がり落ちてくるものは決して見えませんが、

キラキラとした生まれたての輝きなのでしょうか
ドキドキとした生まれたての恥ずかしさなのでしょうか
クスクスとした生まれたての喜びなのでしようか

実はなんだかよくわかりません。
が、あの時の宮田さんのように、どこまでも透き通った芽と同じく、とても爽やかです。


あ~
たぶん
僕ぐらいです。

満開の桜を背に

楠木の前で何時間も一人座り込んで新芽見をしているヘンテコリンは♪
(※桜も大好き)



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