ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

「結婚式」

2012-09-01 14:51:01 | オーダー風景透明水彩画

Copyright2008-2012 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「結婚式」 オーダー風景透明水彩画 (660×500) 2012年作(個人蔵)



「結婚式」




今回ご紹介するオーダー風景透明水彩画は、素敵な結婚式の風景です。


ご依頼主さんから結婚式オーダー制作のご相談いただいたときは、
もうすでに入籍されていて、また可愛らしいお嬢様にも恵まれていていましたが、
結婚式と披露宴がまだなので、その日が決まりましたら描いていただきたいと、
日取りが決まっていない時にオーダー制作のご予約を頂いておりました。

時が経ってその日が決まり
岡山からの出張になりましたが、
今年の4月に描きに行ってまいりました。



ご依頼内容は

シーサイドホテル舞子ビラ神戸でのガーデン挙式と披露パーティー風景の制作。

作品は海と明石大橋を背景にして

ガーデン挙式風景では
①チャペルから出てきた新郎・新婦・娘のフラワーシャワー
②指輪交換のシーン
   
披露パーティー風景では
③ケーキ入刀のシーン<娘にケーキを食べさせるシーン>
④入場のシーン
   
(ガーデン挙式が14:00~15:00の1時間、披露パーティーが15:00~18:00の3時間)

を描いてくださいです。


残念なことに
私が人物を写生出来るスピードはとても遅く
ご希望のシーンが一瞬のことだったので、
ここは写真を使わさせていただくことに事前の打ち合わせで決定いたしまして、
ご依頼主さんが式前日の同ホテルの宿泊と、式場までの新幹線をご用意してくださったので、
前日の朝からはりきって取材に行きました♪

シーサイドホテル舞子ビラ神戸の庭は、背の低い松がモコモコと生えていてとても印象的です。
ご参考までにシーサイドホテル舞子ビラ神戸の結婚式プロモーション動画です。
http://www.maikovilla.co.jp/mvktv/


その前日の午後に初めてご依頼主さんとご対面いたしまして、
緊張を解いてくださるような、気さくでとてもあったかいファミリー様でした。
学生時代に新郎さんがこのホテルでアルバイトをされていたそうで、
きっとこの場所と風景に思い出がいっぱい詰まっているのでしょうね。

明日のシーンを思いつつ
ちょっとファミリー様スケッチをさせてもらって・・・・

その時
お嬢ちゃんは私の鉛筆かす入れをなぜだか気に入ってしまい
まったく返してくれなくなったのですが、さすがはお父さん!
じんわりほかの事に興味を持たす作戦に出て、
散歩しながら知らず知らずの間にお嬢ちゃんの手から・・・・お父さんの手に
あとはひっそりお父さんから私に返してもらいました。
親子って楽しいね♪


ご希望されたシーンに「海と明石大橋を背景に」とありましたので、
大きめの背景として取り入れることにして、
背の低いモコ松は右下に、チャペルの後ろから覗く松、
娘さんにケーキを食べさせるシーンを思いつつ
正面にはケーキを薦める「はい、あーん」の松
明石大橋と淡路島と家と船をわんさか・・・・
下半分は人物スペースに空けていざ翌日の式へ


当日、無理だとは思いつつも
指輪交換シーンを写生しようと挑みましたがやっぱり無理でした。

にぎやかで楽しい披露パーティー風景は3時間あったので、
右下側に大きく写生することが出来、
ご依頼主さんの愛情のあたたかさのほんの一部でも写せたようで、
私もなんだか幸せな気持ちになりました。

あとの重要シーンは左から
フラワーシャワーシーン
指輪交換シーン
お嬢さんにケーキを食べさせるシーン
入場のシーンと写真を使ってアトリエで描き、
フラワーシャワーシーンにご親族様を描き入れて着色。

とっても幸せで本当に素敵な結婚式でした。



いつまでも素敵であたたかく幸せなご家族様でありますよう
心よりお祈りいたしております。
また
大切な結婚式の思い出に
私の絵を選んでくださったことを
心より感謝しております。

本当に貴重で素敵な体験を
ありがとうございました。




あぁぁ
うらやましい~




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伏見ビル

2011-08-14 17:30:20 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「伏見ビル」 オーダー風景透明水彩画 (880×700) 2011年作(個人蔵)


「伏見ビル」


今回ご紹介いたしますオーダー作品は

大阪での展示会のときはいつもお世話になっております、
大正生まれの登録有形文化財・伏見ビルです。

ご依頼者さんは伏見ビルのオーナーさんで、
ご依頼内容は

①伏見ビル
②オーナーさんとお二人の娘さんとご友人さま

です。


伏見ビルを描くのは今回で3度目。
オーナーさんは伏見ビルと同じく
おおらかで可愛らしく優しい女性の方ですが、
私が11年前に初めてこちらで個展をさせていただいたとき
「とんかつ屋もず」を1階の今のフレンチレストランの場所で経営されていまして、
美味しいとんかつを食べさせていただいたときの
オーナーさんの切り盛りする凛々しい姿を
今もよく覚えています。

娘さんお二人も
お母さまをお助けになって、
このビルに携わる大切な方々。

ご友人さまもまた女性で
古くからこのビルに携わってこられた
無くてはならない大切な方なんだそうです。



テーマが伏見ビルなので、
今回はビルの様子が分かるように2面を入れて
少し立体的に描くことにしました。
緑がほしかったので、隣の青山ビルさんのツタを描かせていただき、
伏見ビルの玄関には花を生けてある梅鉢を描いています。

道路の角に座ってビルを眺めながら描いていますと、
この街を支えている大切な人々が、
自然な姿で
時の流れに身を任せて
優しく歩いている美しさに気づきます。



薄紫の道の色は
伏見ビルと青山ビルを乗せて走る大きな船のイメージ

そして
風になびく草原の花はその船を浮かせる幸せの海のイメージ

その下地で
薄紫の道の船を取り巻いている白くてぼんやりとした余白は

子供が田んぼでオタマジャクシを見つけて
おもわず両手ですくって
顔の近くで目をキラキラさせながら
大切に小さな命を眺めるように

このビルに携わった4人さんそれぞれの
白くてあたたかくて優しい女性の手が重なって
壊さないように両手で大切にすくい上げ
今も見守ってくださっている
愛の手のイメージです。


伏見ビルと共に歩まれた
素敵な女性の物語。



ありがとうございました。

■現在作品は、伏見ビル1階ギャラリーもずにて展示していただいております。
〒541-0044
大阪市中央区伏見町2-2-3 
伏見ビル1階
ギャラリーもず
TEL : 06-6231-2035
FAX : 06-6231-2034

■地図

地下鉄堺筋線「北浜駅」6番出口徒歩1分
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」11番出口東へ徒歩6分
京阪「北浜駅」徒歩7分


そういえば
クロネコヤマトさんも

女性だったな♪




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Dr.Makise

2011-08-12 08:52:07 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「Dr.Makise」 オーダー風景透明水彩画 (500×390) 2011年作(個人蔵)


「Dr.Makise」


今回ご紹介いたしますオーダー作品は
「サプリメント会社のポスターとして使える絵を描いてください」です。

依頼者さんは株式会社牧瀬ライフアップ研究所の社長さんで、
ご依頼内容は

①羽織袴を着た牧瀬医師
②先生が研究、調査のために訪れた世界中の風景
③絵のベースカラーは黄色

です。


牧瀬ライフアップ研究所は、
「健康と、幸福と、美と、長寿」をテーマに
サプリメントなどの健康関連商品を真面目に手がける会社。

サプリメント商品の中には月桃加工食品というものがありまして、
実はこの月桃、私には特別なじみのある植物なんです。

沖縄の小浜島で滞在制作していたときに初めて出会ったのですが、
ショウガ科の植物で生命力が強く、島中いたるところに生えていました。
夏には白くて可愛らしい房なりの花を咲かせ、
葉は殺菌力が強く、地元の人が生活の中で大切に利用しています。

私がバイトしていた島の飲食店では、
お店で出す蒸し料理の食材に、
香り付けをする葉として食材を包み使っていましたので、
大将と一緒に月桃の葉をよくとりに行ったものです。
蒸しますと、その上品な芳しい香りが食材に移り、
強い殺菌力のせいでしょうか、
特に魚などは臭みが消えて旨みが引き立ちました。
これをポン酢で頂きますと・・・・
たまらない美味しさです♪


で、
絵の話。

先生は実際にスケッチをさせていただきました。
先生のイメージを確りつかむためのスケッチで、
絵には先生の羽織袴を着た動画を参考にして描いています。

世界中の風景は、
先生が実際に現地でお撮りになった、
たくさんのお写真を画像データでお借りいたしまして、
スライドショーで旅をしているかのように何度も見させていただきました。
先生の視点はとても楽しく
なにごとも喜んで取り組まれている姿勢や
景色を穏やかなお気持ちで眺められているところが
なんとなく伝わってくるようです。
その画像から、私の方でピックアップ
風景として一つにまとめました。

カラコルム山脈の大きな山の風景を黄色く絵のベースにして、
その向こう側にはスイスの湖と南米の川とアラブの海が一つになって広がっています。
真ん中に羽織袴を着た牧瀬医師
左には南米の歴史的建物と教会
右にはネパールの寺院と沖縄の首里城
先生の足もとを賑やかにしていますのは、
先生が微笑みをもって眺められ、写真に撮られた様々な物語。
そして
先生の研究にかかせない植物には、
下側に赤い花を咲かせる月桃を
上側に星型の実がなるツル植物を
描いています。


会社の文字などを後から入れてもおかしくないように
カラコルム山脈に少しスペースを作りました。



■この絵をラベルに使ってくださった商品「泡なしオイル石けん」の詳しい情報はこちら
http://www.makise.jp/product/

■会社のホームページでは、絵の文字入り画像を使っていただいております(海外用)。
Makise Lifeup Laboratory
http://www.makiselabo.com/

■牧瀬ライフアップ研究所の健康関連商品の詳しい情報はこちら
株式会社牧瀬ライフアップ研究所
http://www.makise.jp/

■牧瀬医師の詳しい情報はこちら
牧瀬クリニック公式HP*ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック
http://www.drmakise.com/


ありがとうございました。




健康は
全ての人の

宝物♪




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なかやまさん

2011-08-09 17:34:22 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「なかやまさん」 オーダー風景透明水彩画 (380×280) 2011年作(個人蔵)




「なかやまさん」

今回ご紹介いたしますオーダー作品は
「今年で3回忌を迎える父の生きた証を絵にしてください」です。


ご依頼者さんは実の娘さんで、依頼内容は

①家の外観とちょっとした近所の風景
②ベストを着たお父さまとご家族さま
③お父さまの自営業で使用していた魚の形のロゴマーク
④光雲のイメージ
⑤お父さまのご趣味の鮎つりのイメージ
⑥満開の桜のイメージ
⑦お父さまの愛車ローレル

です。


依頼者さんのお家で制作の打ち合わせをいたしました。
お亡くなりになられたお父さまを偲ぶお気持ちが、
お話の中からあたたかく伝わってきます。
ご家族さまの愛情で光り輝いたお父さまのエピソードは、
まるで実際にお会いしているかのような気持ちにさえなりますから
ほんとうに不思議です。

お父さまと愛車ローレルのお写真、
スケジュールの調整がつかないご家族さま、
そして魚の形のロゴマークなど、
必要なお写真をお借りいたしまして、
まずはお家のスケッチからスタートです。

お父さまは黒と白の模様が入ったお気に入りのベストをよく着用していたそうで、
絵にもそのベスト姿でご登場。

お母さまと依頼者さんとお孫さんにモデルになっていただき、
ご家族さまが賑やかにお家を取り囲んでいるイメージを作ってもらって撮影。
後から参考にして描き入れました。

お父さまが依頼者さんに見届けられ、ご他界なさったとき、
早朝の病室の窓に射し込んできた眩しいほどの朝の光が、
忘れられない思い出だそうで、
その光雲のイメージを、空と家を使って光り輝くように表現しています。

そして
お葬式が終わり、
火葬場に向かうまでの目に映る風景が、
満開の桜だったことも強く印象に残っているそうで、
その美しさがそのままお父さまの思い出の入り口になりますように
大きくご家族さまを包み込んで、桜を象徴的に表現いたしました。


その桜の左上にはお店のロゴマーク、
右上にはお父さまに鮎つりを楽しんでいただき、
愛車ローレルは1階の車庫に入れさせていただきました。





残された
お家とご家族さまは
お父さまの愛の証
光となって
いつまでも
いつまでも
見守って下さっているような気がいたします。



ありがとうございました。








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シロちゃんの世界

2011-08-02 17:50:02 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「シロちゃんの世界」 オーダー風景透明水彩画 (380×280) 2011年作(個人蔵)

「シロちゃんの世界」


今回ご紹介いたしますオーダー作品は
ご依頼者さんとペットのワンちゃんとのあたたかい絆の風景画。

ご依頼内容は
①犬のシロちゃんの大切な世界を描いてください。
②シロちゃん行きつけのドック・アミューズメントビルを入れてください。
③シロちゃんとの散歩道の、コブシ並木が満開に咲いているシーンで。


です。


コブシの花は私も大好きで、
冬の終わりごろ
葉っぱの何も無い枝に
じわじわと
あたたかそうな服を着たつぼみを膨らませ
厚手のもっちゃりとした
白くて優しい手のひらサイズの
可愛らしいお花さん。


シロちゃんとの散歩道は、ご自宅からすぐのコブシ並木を通り、
行きつけのドック・アミューズメントビルぐらいまでの往復だそうです。

私もご依頼者さんとシロちゃんと一緒に、
このコースを散歩させていただきました。

残念ながら
まだコブシは小さなつぼみで咲いておらず
冬の寒い青空の中でしたが、
シロちゃんへの大切な思いや
この街へのあたたかい愛情や
コブシが満開に咲くころの美しさ
お気に入りの建物など
楽しいお散歩の会話の中で
色々とお聞かせ頂き
この絵の姿が見えてきました。



並木道は直線の見通しのいい印象でしたので、
絵もそのままのイメージで

子供達がいつも微笑み遊んでいる大きなグランドに
シロちゃんのドック・アミューズメントビルと
大きな塔のある幼稚園と
アパレル会社の洋風の洒落たビルを街並みとして入れ

シロちゃんと依頼者さんには
手前に入れた真っ直ぐな道に
いつものように登場していただき

依頼者さんの大好きな
白くてあたたかい満開のコブシ並木で
大きく包みました。

私のスケジュールの都合で
コブシが満開に咲くころ
現場へ描きに行けず、
当初はコブシの写真を使おうと予定していましたが、
たまたま一足早く
私の家の近くのコブシ並木が満開に咲いてくれましたので、
ありがたくこちらを現場スケッチ♪


おかげで私も
コブシの花の優しさを
以前よりもずっと好きになり
教えていただけたように思います。



ありがとうございました。



あぁぁ

来年のコブシが
楽しみ♪



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すこやか堂鍼灸整骨医院さん

2011-07-28 13:52:29 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「すこやか堂鍼灸整骨医院さん」 オーダー風景透明水彩画 (380×280) 2011年作(個人蔵)

「すこやか堂鍼灸整骨医院さん」

今回ご紹介いたしますオーダー作品は、
私がいつもお世話になっています鍼灸整骨医院さんで、
依頼者さんは院長先生と奥様です。

ご依頼内容は
①診療所内の風景を描いてください。
②入り口にあるトレードマークの指圧の親指を入れてください。
③表看板のクマのぬいぐるみも入れてください。
④院長先生の眉毛はしっかり描いてください。

です。



診療所は明るく爽やかな白壁に
淡く黄色のカーテンが治療ベットを仕切っていまして
天井には青空に沢山の雲が描かれている癒しの空間となっています。
診療所の壁面の一つが、道路に面したガラス張りの造りなのですが、
そこには大きな半透明の雲が上部を残して目隠しになっていまして、
その上部の隙間からは、青空をイメージされた庇テントの青い色がのぞいて見えます。

院長先生に許可をいただきまして
ご迷惑にならないように
制作は現場でライブスケッチ。

皆さまのあたたかいご協力の中、
とても楽しくスケッチすることができました。


先生にマッサージしていただいているときの
軽くて気持ちのいい青空に漂う雲のような
いつもの診療所内のイメージで

天井には心の青空を入れ雲を浮かせ
淡く黄色いカーテンは、
ベージュ色のフロワーと
すこやか堂鍼灸整骨医院皆さまのあたたかいお気持ちとともに
黄色く溶けて大きな優しさとなって広がっています。
手前の壁面ガラスの大きな雲には
右隣のケーキ屋さんから届く、ケーキの焼ける甘くていい香りを乗せ
そこにトレードマークの指圧の親指に漂ってもらって
クマのぬいぐるみは右下に登場してもらいました。


余談ですが、

電気が来ていないので使われていない
いつも踏まれているだけの
丸くて小さな床下コンセントのフタだけくんには
絵の中心として

活躍してもらってま~す♪


ありがとうございました。




すこやか堂鍼灸整骨院
〒558-0011
大阪市住吉区苅田9-14-18
TEL&FAX 06-7891-1152
診療時間: 月火水金 8:30~12:00 15:30~20:00
土日    9:00~17:00
休診日 : 木曜日・祝日
地図






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ル・パラディ

2011-07-24 18:21:30 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ル・パラディ」 オーダー風景透明水彩画 (660×500) 2011年作(個人蔵)



「ル・パラディ」


今回のオーダー作品は、ワインバーの大晦日・年越しパーティー風景です。

依頼者さんはル・パラディのオーナーさん
お店をこの場所に移転してから、今年で10年を迎えるのを記念して、
絵として残そうとご注文してくださいました。

ご依頼内容は

①毎年恒例、ル・パラディの年越しパーティー風景
②お店の外見
③ル・パラディご自慢のスペシャル・オーダーメイド・ワインセーラー
④ご家族さま
⑤お店のアイドルで人気者だったミニダックスフンド
(残念ながら昨年死んでしまい、今はいません)

を描いてください
です。

お店は、入り口を入るとすぐ階段がありまして、2階へ上ると
オーナーさんのご趣味のヨットのキャビンをイメージされた
丸みのある細長いお洒落な異空間が広がっています。

そのまま入っていって
落ち着きのある長くて大きなカウンターに腰を下ろしますと・・・・

どことなく
穏やかな夜の
船の中での
贅沢な心地よさが
美味しいワインと美味しい料理とともに
ゆっくり楽しめる不思議なお店なんです。


年越しパーティー風景は
一回勝負のライブスケッチ制作で、描きながらパーティーに参加させていただき、
当然バーは、間接光とスポットライトでムードを出していますから
薄暗くてスケッチするのが難しく、
用意しておいたヘッドライトを頭に付けて
紙を照らしながらのスケッチです。

皆さんが、ご親切に進めてくださるお酒の誘惑に耐えながら・・・・が、負けながら
和やかなオーナーさんの夢が形となった素敵な世界を
スケッチさせていただけるのはとても幸せでした。

余談ですが、
ル・パラディの年越し蕎麦は、
マスターさんが阪神大震災にあうまで、蕎麦屋さんを経営していたこともあり
バーで食べてるとは決して思えない、絶品の美味しさでございました。

年越しパーティーに来れなかった、ご家族さまと大切なお客さまは、
お写真をお借りいたしまして、テーブル席とお店の前に登場していただきました。
ただ制作上、振り向いているイメージがほしかったので、
年越しパーティーに来られていたお客さまに
ちょっとモデルになってもらって、楽しそうに振り向いているシーンを撮影。
そのイメージと合わせて描き入れています。

アイドルのワンちゃんは、お孫さんとの散歩シーンと
以前のようにお客さまの横に座って大好きなチーズをねだるシーンで登場。

最後に
お店のエントリーに生えているアイビーが、
オーナーさんのお気持ちであるかのように
あたたかくお迎えをしてくれているようで、
その愛らしく控えめな可愛らしさを
この絵にも同じく
そっと包み込むように
描き入れさせていただきました。

作品は現在、お店に飾られているそうです。

ありがとうございました。


ル・パラディ
兵庫県西宮市甲子園口4-19-12
Tel/Fax 0798-64-1822
営業時間18:00~1:00
地図





余談ですが、
年越したこ焼きも

美味しかったな♪



※記事内容に一部誤りがありましたので訂正しております。
 ごめんなさい!


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センヤ歯科医院さん

2011-07-22 16:35:39 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「センヤ歯科医院さん」 オーダー風景透明水彩画 (380×280) 2010年作(個人蔵)




「センヤ歯科医院さん」

今回のオーダー制作は、お父さまへのサプライズプレゼント
お父さまはセンヤ歯科医院の理事長さんです。

依頼者さんはセンヤ歯科医院にお勤めの実の娘さんで、
ご依頼内容は・・・・

①実家を描いてください
②センヤ歯科医院の診療所も描いてください
③治療風景も描いてください
④家族全員描いてください
⑤依頼者さんの息子さん2人はゲゲゲの鬼太郎ファションで
⑥サプライズプレゼントなので、お父さんにバレないように制作してくださ~い♪

です。


実家へはお父さま不在の日をお聞きいたしまして、現場スケッチ。
診療所もお父さま不在の日をお聞きいたしまして、現場スケッチ。
治療風景もお父さま不在の診療時間外に他の先生にモデルになっていただき
ご依頼者さまとともに現場スケッチと撮影。
絵の中で治療している先生は、もちろんお父さまなので、
お父さまの写真を使い、イメージして描いています。

お孫さんたちは、絵の中で自由に遊んでほしかったので、
実際にスケッチさせていただきました。
待ち合わせの場所は堺の浜寺公園
浜寺公園は、私が子供のころに遊んだ時の「海の近くだ!」
という嬉しいイメージが強く残っていまして、
そのイメージのまま砂浜で遊んでいるシーンになりました。

ご家族全員のお写真をお借りいたしまして、
お父さま、お母さまは実家に
ご兄弟夫婦さま、お孫さまは診療所3階ベランダに
登場していただきました。



実際のプレゼントシーンは
残念ながら私の見ることの出来ない
ご家族さまだけの大切な世界なのですが、
そんな素敵な絆の絵を
描きながら想像するだけでも
嬉しく幸せでございました。


ありがとうございました。


現在、待合室にて絵を飾られてるそうです。
■センヤ歯科医院
〒590-0952
堺市堺区市之町東2丁1-20
Tel:072-221-2008
診療時間

月火水金土
10:00~12:30・14:00~18:30
月曜日は9:30~19:00
土曜日は17:00まで
木・日・祝日 休診

地図






よし

俺も
お父ちゃんとお母ちゃんの絵を描いて
プレゼントしよっと♪
(ノン・サプライズ)





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オーダー風景透明水彩画 「ユカちゃんの家」

2010-08-19 07:20:51 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ユカちゃんの家」 透明水彩画 小全紙(660×505) 2010年作 大阪(個人蔵)


この絵はオーダー制作です。

今回のお題は、依頼者さんの思い出の家。


依頼者さんは二人姉妹のお姉さん。
オーダー制作の打ち合わせのために時間を作っていただいて、
お家のお話を、お聞かせていただきました。

思い出の家は現在駐車場になっていて、
当時をしのばせるものは写真しかありません。
お借りする写真を見せてもらい
家の簡単な見取り図も描いてもらって
思い出話を聞かせてもらいました。

お亡くなりになった
おじいちゃんとおばあちゃんが大好きだったお話し
おじいちゃんが愛情こめて手入れされていた庭が大好きだったお話し
庭のお花が見事だったお話し
お家の中のお風呂やトイレや丸い窓のお話し
どのお話しも、庭の中に依頼者さんがいて、
まるでそこから私に説明してくれているような
大きな温もりある思い出でした。

帰りに思い出の跡地の駐車場で、
ここに依頼者さんの大切な物語があったことの感触をつかみます。

依頼者さんとご家族様は、当初、モデルになっていただく予定でしたが、
なかなかスケジュールの調整できませんでしたので、
お借りしていた写真を使っての描きこみに変更。

描いていただいた見取り図を頭に入れて草案にかかり
お借りした思い出写真100枚ほどを、スキャナーで取り込んで
パソコンのスライドショーでなんども何度も繰り返して見ました。
見ているとカメラのファインダーを覗いている人と、
覗かれている人との愛情やお気持ちが、
時空を越えて伝わってきます。

必要な写真をプリントして
草案が決まって、いざ描くことに。

が、
しかしです。
3日間アトリエにこもり取り組みましたが、まったく描き始めれません。
右手に鉛筆を持ち、白い紙とにらめっこ
生まれたのは溜息ばかり・・・・
草案が決まり資料もそろえ、依頼者さんの大切な愛された世界を
心の中に感じ同調してるにもかかわらず、
不思議ですが描き始めることが出来ないんです。

で、
作戦です。

いくら向き合っても私の力じゃだめだとあきらめ
私の大好きな草や木のあるところで、
彼らの力を借りて描こうと思い立ちました。
(具象人間の宿命)

家の近くの大泉公園の双子山と言う小山の木陰で、
写生でもするかのごとく準備して腰を据え

丘の草が風にそよぎ
鳥が生活を営み
蝶が忙しそうに舞い
木々が青々と茂っています。


あぁぁ
気持ちいい~


アトリエで詰まっていたことなど
すっかり忘れてしまい・・・・

あの木に母屋になってもらおう
シャカシャカ
向こうの林は垣根になってもらおう
シャカシャカ
その丘の愛らしいラインは庭に変身
シャカシャカ
きみはみかんの木だ
シャカシャカ
あなたは桜だ
シャカシャカ~

シャカシャカ~




折りたたみ椅子に座り
画板を首から掛け
鉛筆を持ち
資料を広げ
公園の風景を心で柔らかくさわりながら

夢を描く




名づけて

「魔法使いが落ち葉を車に変える!に似た作戦♪」


お試しあれ~


私の苦手な100%の写真資料でも
誰かの「大好き」と「感謝」があれば
その思いは私に同調いたしまして、
魔法は使いますが、
作品として生まれてきてくれました。

この機会を作ってくださった
依頼者さんに心から感謝いたしております。




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生駒ビルヂング

2010-07-19 15:39:00 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「生駒さん」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)


「生駒さん」

この絵はオーダー作品です。


お題は
大阪の北浜にある昭和初期の近代建築 生駒ビルヂング と
現在のオーナーさんと歴代のオーナーさんを描いてくださいです。

生駒ビルヂングは、昭和5年(1930)に建設されたもので、
平成9年には文化庁の「登録有形文化財」に指定された貴重な街の財産です。
建物の表面は焼き物のテラコッタで装飾されており、
表情ゆたかなあたたかい印象と、昭和初期の大阪の香りを感じることができます。

右の真ん中にある「生」の下のデコレーションが、
ずらりとひっついているのですが、いったい何を表しているのか?
機械のようにも見えましたが、はっきりしたことは分からないそうで、
ちょっぴりミステリー!
何かを思い表現しようと、素朴に形にする気持ちが愛らしいです。

代々時計屋さんの生駒ビルヂングの看板は、屋上階にある大きな時計で、
時計を持っていない私には有り難い存在でした。
午前から日暮れまで描いていて、夕方ふと時計に目をやると
白丸の中に、かわいらしい数字が浮かび上がっていて、

「お疲れさ~ん 夜だよ!気をつけてお帰り♪」

なんて優しい声をかけてもらえたような嬉しい演出でした。

生駒さんのお父さん、お爺さん、曾お爺さんと写真を使い、
生駒さんは実際にモデルになっていただいて描き入れさせていただき、
一つの流れがさりげなく物語になったようで、
描いていて、とても楽しかったです。


いま何時かな・・・・



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住吉大社 グルちゃんの散歩道

2010-06-30 02:42:29 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.「グルちゃんの散歩道」 透明水彩画 大衣(509×394) 2010年作 大阪(個人蔵)


「グルちゃんの散歩道」

この絵はオーダー作品です。

お題は、大阪の住吉大社の境内のいつもの散歩道と楠木の大木

依頼者さんは子供のころから住吉大社で遊び育ち、
特別な思い出をいっぱい持ってらっしゃる方でした。
毎日、愛犬グルちゃんと散歩している、住吉大社の境内の道を
絵に残しておきたかったそうです。

楠木は、散歩道とは別の場所に生えています。
樹齢は数百年ありそうなぐらい太く、
いろんな歴史を見、生き抜いた強さが、
見るものを圧倒していました。
見る位置で印象はかなり違うもので、
描いた反対側はとても男性的な
無骨な感じが渋かったです。

この大木をメインにして
全体的には少し上から眺めているように構成し
楠木は近づいき見上げて見ると、特別優しく美しかったので、
絵の中の楠木だけを見つめたときは、
見上げて見たときの優しい気持ちになるよう
ふんわり青い空を周りに入れてみました。



ふんわり♪





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ヒュープラグ

2010-06-16 01:41:20 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ヒュープラグ」 透明水彩画 大衣(509×394)2010年作 大阪(個人蔵)


「ヒュープラグ」
この絵はオーダー作品です。

お題はコーチング風景
場所は依頼者さんの事務所ではなく
クライアント会社内での講義や指導風景です。

主に東京で活動をされていましたので、
今回は東京まで出張しての制作になりました。


ヒュープラグさんは人材育成や飲食店営業支援、
ビジネスマナー研修などを行っておられる会社。
社名のヒュープラグは人の心への着火活動が由来だそうです。

心のこもったサービス
おもてなしの心のすばらしさに気付いてもらいたい
飲食店接客サービスは、胸を張って誇れる本当に良いお仕事なんですよ。
とヒュープラグの社長さんはお話ししてくださいました。

社長さんの好きな色はライムグリーン
若葉や若草が好きで会社のロゴマークもライムグリーンにされています。

そのライムグリーンの若草をバックに
若木を一本植えて
「心のこもったサービス」のコーチング風景と
社内ミーティング風景
新幹線は東京出張で私が乗った記念! ・・・・ではなく
新幹線関係のお仕事もされておりましたので、描き入れました。

ヒュープラグさんのホームページ(現在製作中)にこの絵を使ってくださるそうです。



いろんな風景画に挑戦ちゅぅぅ♪

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近藤医院さん

2010-06-14 14:38:22 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「近藤医院さん」 透明水彩画 50号P(1167×803) 2010年作 大阪(個人蔵)


「近藤医院さん」
この絵はオーダー作品です。

お題は、大阪の布施駅「フランドーリふせ」商店街の中にある
泌尿器科・皮ふ科「近藤医院」の看板と商店街です。
病院内とご家族さまも描き入れました。

商店街には屋根があって、お店はだいたいストレートに並んでいます。
商店街のお店はそれぞれ自営業者さんですから、お店の正面も勝負どころ
どのお店も個性豊かで表情があり、なかなか面白いです。

この絵を描き始めたのが新芽の綺麗な時期だったので、
屋根の代わりに家の近くの楠木に登場していただき、
近鉄布施駅は2階建てになっていて迫力がありましたので、
町のシンボルになっていただきました。
接着剤は商店街の通路と布施の空です。
空には伊丹空港に着陸しようとしている飛行機とフワフワ雲
その下に描ききれなかった個性豊かなお店を、積み木のようにトコトコ並べまして、
一番手前は楠木の生えている公園のタンポポの丘です。

ストレートに描くと動きがなくなるので、
あたたかいリズムで全体的に流し
依頼者さんの商店街への思いを、
私なりに絵にしてみました。

この絵は現在
泌尿器科・皮ふ科の近藤医院さんに展示中です。

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大阪・堺のカジュアルフレンチ アッシュ

2010-05-21 00:35:58 | オーダー風景透明水彩画

Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「アッシュ」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)


「アッシュ」
この絵はオーダー作品です。
今回のお題は、フレンチレストランのお店の中と外
オーナーシェフの戸川さんとは幼なじみで、小学生の時からのお付き合いです。

店を開店されたのが5年前
その時に植えた苗木が、今は大きく立派に育ってお店のシンボルにになっていまして、
その木を境目に、お店の中と外を合わせました。
中は厨房で真剣勝負中のシェフとテキパキ働くスタッフ、和やか雰囲気の店内と戸川さんのご家族さまを描き入れ、
外は草原にして、お店の顔の一部と花と木です。

右下に描いてある青い花のプランターは実際にあるものなのですが、
そのプランターには小さなプラスチィック製の鉢が、鉢ごと二つ植えてありまして、
表札にはそれぞれ
「ミニトマト」
「花?」
と描かれています。

これにはエピソードがありまして、
今年の2月、小学生の女の子二人組みが、お店の前に鉢を二つ置いて走り去りました。
それを見ていた戸川さんが、すかさずドアを開けて

「おーいまてー なんやこれわ~」

女の子達が戸川さんの声で戻ってきたので、優しく事情を聞いてみると・・・・・

「実は公園で遊んでいたら、おじさんにミニトマトとお花の種をもらったんです」

で、鉢に植えてお家に持って帰ったら、親に捨てなさいと言われたみたいで、
捨てるのは可愛そうだから花や木の茂っているアッシュの前に置いておいたら
ついでに水をやってもらえて育つのではないかと思ったらしい。

すっ 捨て種!

しかも種が埋めてある土はグランドの痩せた土みたいで、芽が出るかどうか怪しい・・・・
怪しいながらも戸川さんは結局この捨て種を育てることにいたしました。

バレンタインの日
「捨て種」女の子二人組がもじもじと現れ、戸川さんにハート型手作りのチョコをプレゼント♪
嬉し恥ずかしそうに去っていきます。
昔から女の子にモテていた戸川さん・・・・・・・衰えていませんね。

チョコで気合が入ってしまった戸川さんは、

「芽でーへんかったらどうしよう! 芽でーへんかったらどうしようぉ!!」

夜も眠れないぐらい心配になってきます。
で、ついに保険ミニトマトの苗を買ってきて横に植えてしまいました。
ミニトマトが沢山実をつけたら二人を店に招いて、ミニトマトのサラダをご馳走したいそうです。


きっと いい話だ~


■ここからはグルメブログっす

アッシュさんの美味しいフレンチは、以前にも紹介させていただきました。
カジュアルフレンチ アッシュ

以前のお店の内容と少し変更点がありますので、今回もご紹介です。

■ランチは1350円・2100円・2700円・3900円の4種類

■ディナーは4500円~8000円のシェフおまかせコースのみで、お客様の予算とリクエストでアレンジしてくれます。

ランチ・ディナーいずれもお一人様の価格。
混んで入れない時がありますので、予約された方が賢明です。


今回は、ランチのシェフおまかせコースです。
が、素敵なレストランで美味しいワインを飲み、楽しい話がはずみ、
料理を食べることに一旦停止ができなくなってしまって、
写真は前菜のみになってしまいました。
ごめんなさい!


■前菜 季節の旬の魚貝と季節のお野菜のバリエ

右下に写っているのはアワビで、
アワビのはらわたソースが海草の香りを、お洒落ににじましていますものですから、
白ワインの進むこと!
サザエは見た目つぼ焼き風ですが、上品にフレンチ調理されていて、
この美味しさは新発見。
手長えびは、かるくあぶった香ばしさが甘みをまして美味しく、
春山菜の少し大人の苦味とあわせて食べると
かなりテンション上がる旬の美味しさですよ。

あと色々素敵な料理が出てきますが、
写真がないので続きはお店にて食べてくださいませませ♪

現在お店では、モロッコと小浜島の透明水彩画がご覧になれます。
戸川さんの美味しいフレンチ料理と合わせてお楽しみいただければ幸いです。

■住所
カジュアルフレンチ アッシュ
〒599-8236 大阪府堺市中区深井沢町3101
Tel/Fax 072-277-1102
【OPEN】Dejeuner am11:30~pm1:30(L.o.)
     Diner pm5:30~pm8:30(L.o.)
【定休日】月曜日・祝日の場合、翌火曜日休み

■以下の写真はオーダー制作でお作りしたお店の名刺です。
お店へのアクセスにご利用ください。

■名刺の表




■名刺の裏



追伸:

出たそうです
   
芽が・・・・・・・♪



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大阪・福島区のイタリアン 「ラ・カッレッタ」

2010-05-12 14:50:53 | オーダー風景透明水彩画

Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ラ・カッレッタ」 透明水彩画 (380×280) 2010年作 大阪(個人蔵)


「ラ・カッレッタ」
この絵はオーダー作品です。
今回のお題は、お店の中と外

草の仕切りを入れて、お店の外と中を上下でドッキング。
中は和やかなオーナーご夫妻さんの世界を描きこみ
外はお家の二階ベランダにオーナーファミリーさん達を描き入れ、
豪華フルキャストになっています。
お店の看板が木製のかっこいい仕上がりになっていて、
オーナーシュフがこだわって作られた赤のドアとピッタリでした。
お店は今年2月オープン

オーナーシェフの宮田さん(てっちゃん)とはベネチア滞在時代からのお付き合いですが、
あのころからまったく変わらない、大らかで真っ直ぐなお人柄は料理にも現れていまして、
一途な本物志向と状況に応じた鋭いピント合わせは抜群です。
北イタリアで7年間修行された、宮田さんの料理で譲れない要素は基本ベースだそうで、
オリーブオイル、塩、にんにく、唐辛子、一月しか持たない北海道産生バターなどは
素人が手を出せないものばかり。

今年の3月末ごろに、ベネチア仲間と久々の同窓会を宮田さんのお店でいたしました。
宮田ご夫妻を含めて皆共通の仲間ですが、宮田さんだけは黙々と最後までお仕事(毎回)。
で、その時の貴重な料理の写真をサンミケーレ宮さんから提供していただきましたので、
(私は食べることで気持ちが興奮してしまい、写真を撮れません!)
ご紹介いたします。

ここからはグルメブログ♪

■昼のランチは日替わりの前菜野菜と、日替わりパスタと、あとコーヒーかデザートを選べて千円。
美味いよ~写真ないけど
野菜のうまみがシンプルに上質な基本ベースで優しく包まれ、口の中でしっかり長く楽しめます。
パスタは宮田さんお得意の味付けと、その日の材料と気分で決めるそうです。

■夜はアラカルトとおまかせコース(お一人様4千円~)。
おまかせは予算に応じてお好みの内容をアレンジしていただけるので、
らくちんで新発見があって楽しいです。
昼のランチの乾麺と違って、パスタは手打ちを使用(宮田さんの手作り)。

で、私達はいつもおまかせコース♪



■一品目 生ハム盛り合わせ

これは凄い!
どれもレアな貴重な上質イタリア製
サラミ最高っす♪
あー思い出すな~
北イタリアの山のサラミん。




■二品目 本マグロになる手前のヨコワ以上のヒッサゲ(マグロ)のイタリア風たたき

たまら~ん♪ 
ほどよく若くて軽く脂の乗ったヒッサゲ(マグロ)のイタリア風たたきは、
プロセッコとぴったりです♪




■三品目 子持ちヤリイカのサラダ

噛むたびに卵がイカの中で奥行きとなってどこまでも広がって行きますが、
サラダの爽やかさとトマトのコクで気持ちよくまとまり、
味わいの平衡感覚がほどよくウォーミングアップ♪




■四品目 若鮎のフリット

若鮎の軽い苦味がサクッとお口の中でころがり、
上品なソラマメと仲良く楽しめて美味いです♪




■五品目 富山湾産ホタルイカと春野菜のタリアテッレ
(あぶなく食べきってしまう前に撮影に気づきました。)

ホタルイカの濃厚な味わいと苦味の利いた菜の花と、やさしく甘い香りのソラマメと
宮田さんが夜なべして作った手打ちパスタのハーモーニーは、
一度食べたら忘れることは出来ない美味さ♪




■六品目 猪のラグーパスタ

岡山産イノシシのパンチの効いた濃厚なソースは大きめの手打ちパスタとピッタリで、
お口に入れますと、何か激しい衝撃と少し遅れてくる幸福の津波が、
どっと押し寄せてくるぐらいのノックアウト系超美味っす。
が、今年は既に禁猟でこの時が最後。また来年♪




■七品目 手長エビとアサリとお魚のアクアパッツァ!

海の連合軍は無敵艦隊ですね~
パスタにして食べたいぐらいっす♪




■付け出し パーネ

宮田さんは毎日パンを焼いていまして、コシのある食感のシンプルな美味しさが特徴です♪




■八品目 鴨のブラットオレンジソース!

肉はジューシーで、オレンジの導きに気持ちよく反応した鴨のエッセンスが皮にしっかり封印されていまして、
ソースとからめて食べるたび、ほどけてゆく美味しさにホッペが落ちそうになりました。イモがまた美味い♪


ワインは、シェフこだわりの北イタリア系をメインにリーズナブルな価格で用意されており、
色々楽しめます。(生ビールあり)

私達のイタリア同窓会は6時から始めたのに、
だらだら飲みながら楽しんだものですから
デザートとコーヒーまでたどり着けませんでした。
終電のばかやろ~ぉ。

で、後日 サンミケーレ宮さんは、どうしてもエスプレッソのシメが欲しくてコーヒーだけ飲みに行ったそうで、同感です♪
(注意:喫茶店ではありません。)



お店の地図です。路地中にお店があるので、分からなければ電話でご確認ください。

■お店の住所
「ラ・カッレッタ」 大阪市福島区福島3-11-22 〒553-0003 Tel/Fax 06-6453-2088
営業時間 Lunch 12:00-14:00/Dinner 18:00-(L.O.21:30)日曜・祝日定休
JR東西線「新福島」駅②出口から徒歩約3分/JR環状線「福島」駅から徒歩約6分

現在ラ・カッレッタには、私のイタリア滞在時代の油絵や
最近の透明水彩画を展示中ですので、美味しい宮田さんのイタリアンと合わせて
お楽しみいただければ幸いです。
お店の絵入り名刺は宮田ご夫婦さんに言えばもらえますよ♪


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