ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

住吉大社 グルちゃんの散歩道

2010-06-30 02:42:29 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.「グルちゃんの散歩道」 透明水彩画 大衣(509×394) 2010年作 大阪(個人蔵)


「グルちゃんの散歩道」

この絵はオーダー作品です。

お題は、大阪の住吉大社の境内のいつもの散歩道と楠木の大木

依頼者さんは子供のころから住吉大社で遊び育ち、
特別な思い出をいっぱい持ってらっしゃる方でした。
毎日、愛犬グルちゃんと散歩している、住吉大社の境内の道を
絵に残しておきたかったそうです。

楠木は、散歩道とは別の場所に生えています。
樹齢は数百年ありそうなぐらい太く、
いろんな歴史を見、生き抜いた強さが、
見るものを圧倒していました。
見る位置で印象はかなり違うもので、
描いた反対側はとても男性的な
無骨な感じが渋かったです。

この大木をメインにして
全体的には少し上から眺めているように構成し
楠木は近づいき見上げて見ると、特別優しく美しかったので、
絵の中の楠木だけを見つめたときは、
見上げて見たときの優しい気持ちになるよう
ふんわり青い空を周りに入れてみました。



ふんわり♪





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ベルギー・ブルージュ ジョンさんの家の屋上からの風景

2010-06-29 00:59:05 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ブルージュ風景」油彩画  80号P  1996年 ベルギー・ブルージュ

思い出の絵
ブルージュ

「ブルージュ風景」

この絵は、仲良しのジョンさん家の屋上で描かせていただいた、
ブルージュの屋根と煙突の絵です。

ベルギー人のジョンさんとの出会いは
ブルージュで絵を描いているときに、声をかけてくれたのが始まりで、
彼は以前10年ほど、日本に住んでいたこともあり
日本語がペラペラでした。
奥様は日本人、子供は二人でハーフ、みなさんとも、とても仲良しです。

本職はエジプト考古学の人気のない分野を研究している博士だそうですが(たぶん)、
日本語の通訳もされていました。
どれだけ日本語が堪能かと言いますと、

以前彼は日本に不法滞在して、結婚前の奥さんと日本から出国しようとしたとき、
空港のパスポートチェックで捕まって、ジョンさん一人連れて行かれました。
どうしようかとパニックになってしまった奥さんの心配をよそに、
30分後・・・・
ゲラゲラ笑いながらパスポートチェックのお兄さん達と、肩を組んで出てきて、
しかもコーヒーまでご馳走になり
そのまま通過できたそうです。

いったい密室で何があったのか?

ジョンさんに会うと・・・・
わかりますよ♪


休日に車に乗って、フランスまで買い物につれてってくれたり、
夕食に呼んでくれて、お好み焼きを食べさせてくれたり、
なにかと遊んでくれたので、とても楽しかったです。

私が日本に帰ってから、ジョンさんファミリーはブルージュ内で引越しされて、
その後、私の日本の住所も引越ししてしまい、今は音信不通なのがとても残念。



元気にしてるのかな~
ジョンさんファミリー♪





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ベルギー・ブルージュの市庁舎

2010-06-28 19:42:44 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「朝の市庁舎」油彩画  80号M  1996年 ベルギー・ブルージュ

思い出の絵
ブルージュ

「朝の市庁舎」

市庁舎は1376年に建てられた、ブルージュの中でもとびきり目立つ白くて美しい建物です。
実はこの絵は二枚目の絵で、一枚目の絵は気に入らなくて捨ててしまい、
キャンバスを張り替えて描き直した絵なんです。
サイズが140㎝×95㎝(約80号M)と大きかったので、
なかなか一枚目をあきらめきれず、やり直しを決めるまでは苦しかったですが、
描き直したおかげでイメージが一致しました。

こんなことが無いようにいつもイメージスケッチの段階で、
心と一致する構図を時間をかけて探すのですが、
本番制作になってからズレに気づくことが、たま~にあるんです。
(実際のところは描いてみないと分からないのが、本当のところなんですけどんね)


絵を描くときは風景や対象に恋していますから
用心していてもスケッチとして描き取った時点で、大満足してしまう・・・・♪
それは始まりにすぎないのに満足が向上心を奪い
ツメの甘さを呼び込んでしまいます。

制作というお付き合いが始まり
胸が躍ります
夢を見ているようです
楽しくてしかたありません。

が、
制作も中盤を越え、完成を意識しだすころ
世界は一変

残酷なまでに
こんなはずじゃなかった・・・・
美しく素敵に思えていたあなたは見る影も無く・・・・
この私の醜い振る舞いはあなたのせいだ!
もういやだー   な~んてね♪

で、
頭を冷やして
もう一度、
好きかどうかあれこれ眺めてみましょう
本当に好きだったら・・・・
相手と一番かみ合うところや距離がきっと見えてきます。



あぁぁ

見たい♪










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ベルギー・ブルージュの古城めぐり

2010-06-27 23:52:01 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「マルクト広場の見える風景」油彩画  30号F  1996年(個人蔵)
ベルギー・ブルージュ

思い出の絵
ブルージュ

「マルクト広場の見える風景」

正面に見えるのはブルージュにある州政庁です。
清潔感のある美しい建物で、ここにお勤めの方はどんな気持ちで仕事されてるんだろうと
よく眺めて思っていました。

ベルギーには古城がいくつか残っていまして、だいたい交通の不便なところにあるので、
なかなか行きたくても行けません。

ブルージュの橋の上で絵を描いているときに、オランダ在住の日本人男性と仲良くなりました。
彼は、日本から遊びに来ていた家族と車でオランダ周辺の観光地を案内していたところで、
また今度、仕事の休みにブルージュへ遊びに来てくれる約束をしました。

3ヶ月後
マリアおばさんが
「キヨ~電話!」

と2階から呼び声が聞こえて電話に出てみるとオランダ在住の彼で、
「今度の休みに車でブルージュに行くからどこかに出かけようよ♪」

ということになり、古城めぐりをリクエスト!

ラッキ~

彼は、話の合う同い年ということもあり、ドライブは楽しく
こんなに日本語喋るの久々でテンション高く
しかも古城はおとぎ話から出てきたような素晴らしさで最高でした。

ひっそりとした丘の上にあったり
のどかな一本道にぽつんとあったり
林の奥にあったり
水を引き込んだ鏡のような堀に写りこみ
2倍綺麗に見えたり

そのシーンごとに印象の違う美しいスタイルは
時が流れ過ぎ去った今でも
地域を治めていた人の強さが
どことなく伝わってきます。



で、
彼のあだ名は・・・・


王子さま♪






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ベルギー・ブルージュの手吹き板ガラス

2010-06-26 11:13:02 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「赤い窓の風景」油彩画  25号P  1996年(個人蔵) ベルギー・ブルージュ


思い出の絵
ブルージュ

「赤い窓の風景」

この絵のお家は手吹き板ガラス

ブルージュのガラス窓の多くは
手作りのあったかい風合いが優しい
手吹き板ガラスです。
値段は高いはずなのにこの町を選び住む人は
人の温もりのあるものが好きで、
心に与える喜びの影響を重視しているんだな~と関心いたしました。
もちろん窓枠は木だからだんだん歪むし手入れもいるしペンキを塗らないといけないし
強い雨だと水も入る・・・・

手吹き板ガラスは機械作りガラスのような鏡みたいな硬さはなく
水あめを薄く平たくのばしたように表面がうねっていて、気泡やムラ、薄い色目が
ガラス越しに見える世界をロマンチィクに変えてくれます。

日本でも古い民家の窓ガラスが当時のままだと、この手吹き板ガラスだったりしますね。

ベネチアでガラス職人修行をしていた日本人の方に作り方を聞きました。
円筒方だと
ガラスを長細い風船のようにプーっと膨らまし
固まったら両端を切って筒にします
縦に一本切れ目を入れて熱すると開けてきて、
コテで形を整え一枚の板にするそうです。

手間隙かかってますから
近くでボール遊びは禁物っす!

日本の建築物のほとんどが、一枚ものの大きなガラスのアルミサッシなので、
手吹き板ガラス窓木枠マニアな私は、
絵の中ですが、
勝手に手吹き板ガラス窓木枠に取替え
日本窓改造計画進行中!



あなたのお家もいつかきっと・・・・・

ふふふ








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ベルギー・ブルージュのウール通り

2010-06-25 20:22:09 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ウール通り」油彩画  25号P  1996年 ベルギー・ブルージュ

思い出の絵
ブルージュ

「ウール通り」

天気のいい夏の日
運河沿いの柳みたいに垂れ下がった木が、
枝葉をゆらゆらと風になびかせていて気持ち良さそうです。
その気持ち良さそうを描きたかったのですが、私が暑い!

1996年のベルギーの夏はとても暑く、
風の無い日は辛かったです。
扇風機なんか使ったことがないし持ってもいないと
地元の人が言ってましたが、この年は例外。
夜、寝れなくて扇風機を買いました。

で、逆に風がありすぎても辛かったです。

ブルージュは海から十数キロと海に近く、山のない平たい所なので、
風の強い日はキャンバスを立てれないぐらいの強風になります。
キャンバスが風で飛ばされて、運河に落ちそうになったり
キャンバスを飛ばされないように両手でしっかり握って運んでいる時
誰よりも車よりも早くかってに走っていたり
私ごと空中に飛ばされそうになったり・・・・

真面目にありました。

オランダに近い風の町の名残で、おおきな昔の風車が町外れに残っています。
そのまま郊外の運河沿いの一本道をあてもなく自転車に乗って
どんどん行ったりすると、そこには緑色で平らな世界が広がっていて

わぁ~ のどかで綺麗だな~

でも、
なぜか山が見たくなってきます。
山が見たくて遠くに視点を置いて目を凝らしてみますが、
どこまでものどかな平野が続いているだけで山は見えません。
あぁぁ
見えないと恋しい・・・・



元気な風の吹く町は
さえぎる山のない町でした。




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チェコ・プラハの「プラハ城」

2010-06-24 00:55:45 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「プラハ城」油彩画  40号P  1996年(個人蔵) チェコ・プラハ

思い出の絵
プラハ②

「プラハ城」

この絵には特別なエピソードがあるんです。

私がベルギーの観光ビザ対策でチェコに来て、プラハ城の遊歩道でこの絵を描いていたとき
向こうから背の高いハンサムな白人が歩いてきました。
なにげに私の後ろで足を止めて絵を拝見~

「いいね♪」

えっ 日本語っす!

突然の日本語に驚いて彼と話してみると、
東京で輸入アパレル関係のお仕事をされているアメリカ人のデイブさんと言う方で、
日本語はペラペラだし冗談は面白いし、とても感じのいい人でした。

相変わらず飲みに行くことしか考えていない私は、彼を例のビアホールにさそって、
今晩飲みに行く約束を交わしました。

で、夜、
約束の場所に少し遅れてきた彼とさっそく黒生地ビール天国へ

ビアホールは今晩もにぎやかで、長いテーブルは皆相席です。
黒ビールをガブガブ飲んで楽しく二人で盛り上がりました。
お酒が入ると女性の話に・・・・

デイブさんは、日本人女性と付き合ったことはあるけど、
お互いの文化の壁でいつも別れてしまうそうです。

隣に座っていた白人グループの小柄でかわいらしい一人の女性に、
彼が声をかけてこちらの話に引き込みました。
通訳しながら楽しく乾杯♪

彼女もアメリカ人で、彼の優しく爽やかな冗談にこの場は盛り上がり
楽しい時間をみんなで過ごすことができました。

意気投合してしまった二人はアメリカ帰国後に再会。

で、私はこの滞在制作から日本に帰国後の翌年に個展。
そのときに彼が来てくれて、

「プラハのビヤホールで出会ったあの彼女と結婚することになってね♪」
「だから記念にこの絵を買いに来たんだ!」
「それと結婚式には君にも来て欲しい。」
「アメリカまでぇ」

個展後にイタリア行きを予定していたので、
アメリカに行く予算と時間が無く
残念ながら行けませんでした。


今思うと・・・・
無理してでも行けばよかったのにな~


おめでとう♪





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チェコ・プラハの美味しい黒ビール

2010-06-23 10:38:50 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「時計塔のある風景」油彩画  40号P  1996年 チェコ・プラハ

思い出の絵
プラハ

「時計塔のある風景」


ブルージュには半年滞在の予定でしたが、
観光ビザが3ヶ月なので一度ベルギーを出ることにしました。
長距離バスに乗ってチェコのプラハに行き、
3週間以上たたないと再入国出来ないと聞いていたので、
3週間ほどプラハで滞在。
せっかくなので、画材を持っていってプラハを描くことに。

プラハは以前のヨーロッパ旅行で行って知っていたので、気持ちが楽です。
3年前に見たプラハよりなんだか騒がしく、小奇麗に観光地化が進んでいました。
ユースホテルみたいな4人部屋のドミトリーに宿を決め、さっそく日中は制作。


で、夜

プラハには美味しい黒ビールをジャンジャン飲ませてくれる
古くて有名なビアホールがありまして、
ベルギーで地ビール好きになってしまっていた私の喉は、
ビールなくして一日を終わるなんて・・・・とても許してくれません。
ビアホールに一人で行くのはなんだか寂しいので、日本人を見つけるたびに声をかけ、
飲みに誘い、夜待ち合わせをして行きました。


写真はその黒ビールのビアホールで、左の方はプラハで知り合った日本人旅行者のTさんと、ついでの私
(写真提供Tさん)

有名なお店だけあって、いつ行っても満員です。
黒ビールはソフトな甘口
カラメルやコーヒーのような香ばしい軽い苦味と
黒糖を連想する厚みのある素朴な甘さがいやみなく爽やかにからんでいて、
両者のハーモニーはやわらかい発泡の泡に乗り、
口から喉まで引っ掛かることなく一気に潤してくれました。

何杯飲んでもまた飲みたくなる、止まらない黒ビールです。

また飲みてぇ~






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ブルージュ・白い家のある風景

2010-06-22 06:39:22 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.  「白い家のある風景」油彩画  12号P 1996年(個人蔵)  ベルギー・ブルージュ



思い出の絵
ブルージュ

「白い家のある風景」

ホームステイ先の近くの風景です。
毎日この風景を見て町中に入っていたので、
愛着がわいて描きました。

お世話になったマリアおばさんの家もこの白い家に似たもう少し横広で、
玄関は一つでしたが1階は別のお家。
ドアを開けると左側にまたドアと右側に急な階段があって、
登っていくと2階からマリアさんの家。
3階は私の使っている屋根裏部屋になります。
屋根裏部屋にはステンドグラスの窓が三つあって、
ベットも三つある細長い部屋で、
小さな冷蔵庫と後付簡易シャワーが一つありましたが、
2階にしかキッチンとトイレはなく
朝食しか付いていない長期滞在には少し不便でした。

ブルージュは小さな観光地なので、
観光客相手のこ洒落た高いレストランばかり
一人で楽しく安い!大衆食堂みたいなお店がありません。

貧乏滞在の私の食事は、必然的に惣菜屋さんかスーパーのおかづになります。
冷たい肉団子とか冷たいグラタンとか・・・・
冷たいとなんだか寂しいんだよな~

でも、
サンドイッチは冷たくても美味しい♪

オランダに近いこともあってか、
ニシンの塩漬けや酢漬けが美味しくて気に入っていました。
パン屋さんで買った作りたてのパンに、ニシンを挟んでサンドイッチにすると
食事がバラ色に変わります。
ニシンの旨さもさることながら
絶妙な塩加減で、パンのうまみが引き出され、
何度も何度も噛み味わってから喉に通してしまい、
いつもよりパンが甘く美味しく頂けました。
そこにサラダとビールがあれば
それはもうパラダイス!


あぁぁ
ニシンを思うとよだれが湧いてくるんだよな~

・・・・噛み過ぎ!






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ブルージュ・メー橋の風景

2010-06-21 11:21:22 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「メー橋の風景」油彩画  12号P 1996年(個人蔵) ベルギー・ブルージュ

「メー橋の風景」

メー橋は直訳すると
スズメ橋だそうです。

ちっちゃい?と言う意味なのか
かわいらしい?と言う意味なのか
みんなここに集まってぺちゃぺちゃ喋る?と言う意味なのか

残念ながら意味までは聞かなかったのですが、
小さくかわいらしい橋でした。


ブルージュに来て1月ばかり雨で制作出来なかった憂うつなころ
路地の隅っこで、濡れて凍えそうなスズメの雛が落ちていました。
雨で気温が低く6月というのにコートがいるぐらい寒かったので、
このままだと夜には死んじゃいそうです。

親スズメが見捨てずに餌をやりに来てるかもしれません。
猫やネズミに見つかったら食べられてしまうかもしれません。
雛はだいぶ大きかったので、私が持って帰っても怖がって餌を食べてくれないかもしれません。

ちょっと考えましたが、
私の肩に乗って元気にチュンチュン鳴くスズメちゃんの姿が目に浮かんでしまい
雛は結局、私のコートのポケットの中。

あぁ~ かわゆい♪

マリアおばさんに見つからないよう持ってかえって
タオルを入れた箱に入れて部屋の隅に置き
スーパーまで慌てて餌を買いに行きました。

だいぶ衰弱していましたが、羽も乾いてまん丸。
お湯を沸かして餌をふやかし
雛スズメを握って口元まで餌をスプーンで持って行きました。

・・・・
やはり怖がって食べてくれません。
無理やり口を開けさせて、少しずつ飲み込ませました。

雛スズメは、親のことを思い考えて泣いている迷子の子供のように
深く悲しい顔で震えています。

2日目もやはり無理やり少し餌が喉を通るぐらいで、
悲しさ怖さで衰弱しているようです。

3日目に少しだけ嬉しい表情で餌を自分から食べてくれましたが、
衰弱がひどく危ない。

4日目の朝
だめでした・・・・。


町外れの公園の低木の下に埋めてやって拝んでいたら。
スーパー帰りのご老人夫婦が

「あんたっ ここで なにやってんのん???」



返答がぁ・・・・  難しいっす。






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北欧の音楽ピクニックの絵教室

2010-06-19 19:44:15 | お知らせ
北欧の音楽ピクニックの案内はこちら

今日、北欧の音楽ピクニックの絵教室の習作を、近くの公園で描いてきました。
お題が北欧にちなんで、万博公園の「森のスケッチ」ですから、木がメインです。

授業は45分・鉛筆1本・22.7×15.8cmの水彩紙・色鉛筆12色を用意しております。
色鉛筆持込可能で、テント内でテーブルを囲んで椅子に座り、外の緑を眺めて描く予定です。

で、
先生はいったいどんな具合なのか?

万博公園ではございませんが、
近くの公園の木のスケッチ
時間は1枚30分以内・鉛筆1本・同じ紙・色鉛筆12色(別物ですが、同じような色の組み合わせ)





公園の木


ハイカラさん


ノビノビ~


あらっ どちらまで?


親友


チョロチョロ


星の木の下で


なかよし






明日
雨降らなければいいのにな~





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ベルギー・ブルージュのベギン会修道院

2010-06-19 00:10:22 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.「修道院のある風景」油彩画  20号P 1996年(個人蔵) ベルギー・ブルージュ

思い出の絵
ブルージュ

ブルージュには1245年建設の古い修道院が一つあります。
橋の左に描いてあるのがそのベギン会修道院で、
門をくぐって中に入ると中庭があり、
そこはとても静かな空間です。

木陰と日向が気持ちよく、風通しの良い背の高い木がバランスよく植えられている中庭には、
修道女さんの白いお家がグルリと囲んでいます。
清楚な印象を与えている白壁には、緑色の窓が規則正しく並んでいて、
真っ直ぐで力強い女性の印象を受けました。

橋の右側にはレストランの並びがあって、
ブルージュ名物の美味しいムール貝のワイン蒸しが食べれます。
味付けは選べますが、量が選べません。
この料理は大きな専用鍋(バケツみたいな形)で出てきますが、
上げ底されておらず、正味バケツ一杯出てくると思っていただければ間違いありません。
何人かで一バケツ食べた方が、他の料理も食べれる余裕が確保できるので、
お一人様は慎重に♪

ちなみに私は当時一人寂しい食生活をしていて(ホームステイは朝食付きだけ、キッチン無し)
心も胃袋も飢えていたにもかかわらず、
初めて食べれる機会が訪れた幸運のディナータイムに
この美味しいムール貝のワイン蒸しを・・・・

食べきれずに残してしまいました。


で、
ホームステイ先のマリアおばさんもそうだったのですが、ブルージュのみなさんは骨や骨格や関節が太い!
このムール貝の単品料理が1人前であることを考えますと、少しイコールな気がします。
骨細い私にとって、とても頼もしく憧れのブルージュ骨でしたが、
単調に同じものを沢山食べるのはムリでした。

オランダに行くとさらに骨太くなるんだよな~








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なつかしの絵ブルージュ

2010-06-18 14:54:53 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「水門の見える風景」油彩画  40号P 1996年(個人蔵)ベルギー・ブルージュ


思い出の絵
ブルージュです。

この絵は以前ブルージュシリーズでお話しいたしました、(こちら)
この町に行くきっかけになった絵と同じ場所で描いた絵です。
雑誌から切り抜いたその絵の写真を見ながら探しましたが、
なかなか見つからなかったし、到着後一月ほど梅雨みたいに雨で制作も出来なかったので、
見つけて描き始めたときは小躍りするほど嬉しかったです。

私はいったい彼の絵の
何に感動したんだろ~
どうして
この町に行きたいとまで思ったのだろ~

リアル体験模写実行!

緑は長らくの雨でみずみずしく爽やかです。
貯水池の大きな水面には、騒ぎすぎないゆらめきに
昔栄えたブルージュの町を優しく映します。
不安定な空でしたが、
時折見せてくれる抜けのいい水色の輝きは、
今までのモタモタをクスクスと笑い流してくれました。


緑・町・水・空

心が単純に求める要素なのかもしれませんね。


で、何だったの?

・・・・クスクス








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ヒュープラグ

2010-06-16 01:41:20 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ヒュープラグ」 透明水彩画 大衣(509×394)2010年作 大阪(個人蔵)


「ヒュープラグ」
この絵はオーダー作品です。

お題はコーチング風景
場所は依頼者さんの事務所ではなく
クライアント会社内での講義や指導風景です。

主に東京で活動をされていましたので、
今回は東京まで出張しての制作になりました。


ヒュープラグさんは人材育成や飲食店営業支援、
ビジネスマナー研修などを行っておられる会社。
社名のヒュープラグは人の心への着火活動が由来だそうです。

心のこもったサービス
おもてなしの心のすばらしさに気付いてもらいたい
飲食店接客サービスは、胸を張って誇れる本当に良いお仕事なんですよ。
とヒュープラグの社長さんはお話ししてくださいました。

社長さんの好きな色はライムグリーン
若葉や若草が好きで会社のロゴマークもライムグリーンにされています。

そのライムグリーンの若草をバックに
若木を一本植えて
「心のこもったサービス」のコーチング風景と
社内ミーティング風景
新幹線は東京出張で私が乗った記念! ・・・・ではなく
新幹線関係のお仕事もされておりましたので、描き入れました。

ヒュープラグさんのホームページ(現在製作中)にこの絵を使ってくださるそうです。



いろんな風景画に挑戦ちゅぅぅ♪

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近藤医院さん

2010-06-14 14:38:22 | オーダー風景透明水彩画
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「近藤医院さん」 透明水彩画 50号P(1167×803) 2010年作 大阪(個人蔵)


「近藤医院さん」
この絵はオーダー作品です。

お題は、大阪の布施駅「フランドーリふせ」商店街の中にある
泌尿器科・皮ふ科「近藤医院」の看板と商店街です。
病院内とご家族さまも描き入れました。

商店街には屋根があって、お店はだいたいストレートに並んでいます。
商店街のお店はそれぞれ自営業者さんですから、お店の正面も勝負どころ
どのお店も個性豊かで表情があり、なかなか面白いです。

この絵を描き始めたのが新芽の綺麗な時期だったので、
屋根の代わりに家の近くの楠木に登場していただき、
近鉄布施駅は2階建てになっていて迫力がありましたので、
町のシンボルになっていただきました。
接着剤は商店街の通路と布施の空です。
空には伊丹空港に着陸しようとしている飛行機とフワフワ雲
その下に描ききれなかった個性豊かなお店を、積み木のようにトコトコ並べまして、
一番手前は楠木の生えている公園のタンポポの丘です。

ストレートに描くと動きがなくなるので、
あたたかいリズムで全体的に流し
依頼者さんの商店街への思いを、
私なりに絵にしてみました。

この絵は現在
泌尿器科・皮ふ科の近藤医院さんに展示中です。

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