ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

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日本の風景「オランダ坂のある町」長崎2016年 水彩画のご紹介です。

2020-04-18 21:13:54 | 長崎

「オランダ坂のある町」 透明水彩画 長崎 A3(420×297) 2016~2017年作 個人蔵

この絵は長崎の観光名所の一つに数えられる
オランダ坂を描いた作品です。

グラバー園の裏側にある大浦展望公園から街並みを眺めて
上側に活水学院のキャンパス、
右側の赤色の建物は昭和会病院、
その左側にチラッと見える
青い車の走る道がオランダ坂です。

ほんのチラッとしか描いていませんが、
この絵の真ん中あたりをぐるりと囲むように横切っています。

長崎のガイドによると、むかし出島にオランダ人が来ていた影響で、
東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいたらしく、
それでその人たちが住んだ居留地にある坂は
すべてオランダ坂と呼ばれるようになったそうです。

今でも居留地の洋風住宅が何軒か保存されていて、
見学もできるので当時のオランダさんの生活をしのぶことができました。

長崎の街が好きなのは、やっぱりその坂の多さですね。

海に挟まれ、そこからすぐに始まる小さな山に
何が何でもへばり付くように家が建っていまして、
街が山を登るように広がっていています。

その山に登れば鳥になったような空からの目線で
向こうの街の生活風景が箱庭のように
手に取るように見えて楽しいのですよ。

生き生きとした表情のある風景はいくら見ていても飽きません。

以前に沖縄の海の中で飽きもせずに朝から晩まで見続けた
サンゴ礁の中で繰り広げられる生き物たちの素晴らしい世界と
どこか似ているのです。

やっぱり私たちも自然の中の素敵な風景なんだよな~

と嬉しく思いました。


早くコロナウイルスが終息して
以前のように
また街に平和と活気がもどりますように。


長崎市役所文化観光部 東山手甲十三番館の庭あたりから
オランダ坂を見下ろした写真。
への字に曲がる坂道の開けたとこらへんを絵に描いています。


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イタリア風景「ミラコリー教会」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2020-04-12 20:26:51 | ヴェネチア

「ミラコリー教会」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵

この絵はカンナレージョ地区にある
サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会を描いた作品です。

今から500年ほど前に建てられたそうで、
細長いかまぼこ型をしています。

私の絵では青緑色に塗られていますが、
実際は大理石で作られた豪華な白い教会で、
所々にグレーとピンク色の大理石をカクカクとはめ込み
不思議な存在感を出しています。

どうしてヴェネチアのわざわざこの狭い路地を選んで、
まるで宝石箱のような秘めた美しさのある教会を建てたのだろう?

ひょっとすると
誰かが橋向の小さな広場で夢中になって遊び
帰りしなに置き忘れていったのだろうか

もしくは
この教会はどこか違う場所の住人で
ただ500年ほど遊びにきているだけなのだろうか

あるいは
夜な夜な動き回っていて
朝が来る頃、結局ここに落ち着くのだろうか

本当のことは分かりませんが
動き回れそうな印象をうけるほど
どこか違う空気をもっているのです。


今日もここに居てくれてよかった♪


この日は正面玄関に下りてきた白い2羽の鳥を
興味深々に眺めていました。

その目はいつもより
嬉しそうでした。




教会から橋向こうの小さな広場に渡って眺めた
ミラコリー教会の不思議な後ろ姿。


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イタリア風景「おとなりさん」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2020-04-04 20:46:38 | ヴェネチア

「おとなりさん」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵 

この絵はヴェネチアのサン・ジョルジョ島(左)と
ジュデッカ島(右)の境目あたりを描いた作品です。
どちらの島もヴェネチア本島とは離れていまして、
船で渡らないと上陸できません。

私はサン・ジョルジョ島が好きで、
いつも隅々まで眺めているものですから、
自然と視界の中にジュデッカ島の岬が目に入ります。

そこに若い木がたくさん生えているところがあって、
海をみんなで背伸びして眺めているようで、
それがなんだかおかしくて好きになり
この絵が生まれてくれました。

「おとなりさん」はサン・ジョルジョ島のおとなりさんという意味です。

やっぱり海が好きなのでしょうね。
塩っ辛くて苦手なはずなのに
興味津々で身を乗り出して海を眺めています。

毎日同じように見えるヴェネチアの海も
好意をもって観察する者や
生まれつき自然を愛する力が強い者たちには
特別美しい表情を見せてくれるものです。

それは生きてる植物だって同じことだろうし
私には見ることのできない海の不思議な表情や
私には聞こえないヴェネチアの物語をたくさん見聞きしていて

仲間とクスクスわらったり
サン・ジョルジョや周りの者たちとうっとりしていたり
時には葉をブルブル震わすほどの発見や感動をしていたりしていると、

この若い木たちを見るたび、
私は勝手に思っています。







ヴェネチアからサン・ジョルジョ島(左)と
ジュデッカ島(右)の境目あたり見たところの若い木たち。
島が繋がってるみたいだけど、ちゃんと離れています。


サン・ジョルジョ教会の鐘楼から細長いジュデッカ島を見たところ。
私の背が足りなくて、島が離れているところを撮影しきれていませんが、
ちゃんと離れています。
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イタリア風景「また来てね」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2020-03-29 20:15:42 | ヴェネチア

「また来てね」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵



ヴェネチアのジュデッカ(Giudecca)島の方角から水上バスに乗って、
船の中からサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会をスケッチして描いた作品です。


この日は午前中に別の場所でスケッチをしていまして、
お昼になってお腹がすいたころ
下宿先に帰ろうと水上バスに乗りました。

満員の船の中
潮風の当たる場所に移動して
帰り道をぼんやりと眺めていますと
なんだか幸せな気分になるのですね。

林の中でハンモックで揺られて見る夢のような
浜辺で繰り返し聞く潮のサラサラとした音色のような
心地よくどこか知らない場所へ連れてってくれる感じなんです。

そしたら
ぼーと見ているいつもの風景が
話しかけてくれることがあるのです♪

私はこの時もぼんやりと幸せに運ばれていました。

そして
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の横を通る時

「今日もサンジョルジョは綺麗だな~」

なんて思っていましたら、
鐘楼の陰からひょっこりと小さな塔が元気いっぱいに出てきまして、
「また来てね!」って言っているのです!

それが子供のように無邪気でかわいらしかったものですから、
腹ペコでクタクタの体にムチ打って
急いでカバンからスケッチブックを取り出し
慌てて描いたんです。

少年のようなまなざしで
大好きな船に囲まれ
お友達の木と仲良く遊び
今日も疲れてぐっすり眠る・・・

かわいらしい奴だな~

話しかけてくれたサンジョルジョの小さな塔も
やがては静かな点になり
下宿近くのGiardini駅に着くころ

またいつもの風景になっていました。



この写真は
対岸からなので話しかけてくれないけど、
話しかけてくれたサンジョルジョの小さな塔です。

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イタリア風景「窓から見えるヴェネチア」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2020-03-22 18:45:01 | ヴェネチア

「窓から見えるヴェネチア」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵

世界中がコロナウイルスで大変なことになってしまって、
この先どうなるのか心配でしかたありません。
一日も早く終息してほしいです。

私も感染しないように
私も知らないうちに感染させないように
感染予防の徹底と、人込みを極力避けて、
行動を自粛しています。

特に北イタリアが大変なことになっているようで、
ヴェネチアに住んでいる方々のご無事を祈るばかりです。



「窓から見えるヴェネチア」


自分の部屋の窓を開けたら
あの大好きなヴェネチアがそこにある。

嬉しいだろうな~

毎日の生活の中のごく自然な風景として
ともに生きていけたなら

ほんとに嬉しいだろうな~

好きなものに触れる喜び
好きなように話しかけれる楽しさ

幸せだな~

この絵は本当の風景ではないのですが、
ヴェネチア滞在中に
なんとなく心の中の風景を描いていたとき
靄の中からスッと現れ
生まれてくれた作品です。

オレンジ色の家の窓から
白い花が嬉しそうに風景を眺めていました。

今朝、生まれたばかりの
ういういしいまなざしです。

目の前に広がるヴェネチアに挨拶して
空を滑る白い鳥に挨拶して
まだ煙を吐いていない眠そうな煙突にも挨拶して

小さな花だけに
みんなに知ってもらおうと
それはもう一生懸命です。

ちっぽけな植木鉢であろうと
ひがみもせず
この世に生まれたことが
嬉しくて嬉しくてしかたありません。

素直な気持ちで挨拶するのって
とっても大切なことなのでしょうね~

窓から見えるヴェネチアに
たくさんの素敵な出会いと
楽しい発見がありますように♪




おそらくパスタ用に窓辺に置いてある
おじいさんのバジリコの小さな白い花だって
ヴェネチアを嬉しそうに眺め
みんなに話しかけていますから~
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イタリア風景「ドゥカーレ」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2020-02-16 20:40:00 | ヴェネチア

「ドゥカーレ」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵

ある夏の日

あんなに晴れててご機嫌だったヴェネチアの空が
急に暗くなってきて
ドラマチックな暗雲があちこちに現れ

怪しく張り詰めた空気があたり一面を覆い
カフェや商店のパラソルが急にたたまれて
みょうに冷たい風が下りてくると

もうそこまで嵐が来ていて
みんなびっくりして慌てて家に向かいます。
(私なんかは本気で走って帰ります)

そして
ヴェネチアの中心であるドゥカーレ宮殿は

鋭く目を光らせ牙をむき出しにして
腰を据えてあたりににらみをきかせてくれて、
悪いものから守ってくれているのです。

風が一呼吸おいた隙、
白い鳥が一羽、
急な斜面を見事に滑るスキーヤーみたいに
宮殿の目の前をうつくしく横切りました。

ほんの一瞬
ドゥカーレ宮殿は怪しい空のことなんか忘れて
白い鳥と一緒に飛んで遊びたくなりましたが、

そこは宮殿ですからぐっとこらえて
キリキリ牙を噛みしめ
思いとどまってくれました。


あぁぁ でも
宮殿のてっぺんにある白い飾りの柵が

我慢しきれなくなって
ペンギンが整列して順番に次々と海に向かって飛び込むように
先端まで順番に次々と歩いて迷いもなく飛んで行き
ワーワー言って楽しそうに遊びだしてしまいました。

気づかないのか?
うらやましいのか
もう止めようがないのかして、

少し苦笑いでしたが

ドゥカーレ宮殿は相変わらず空を見上げ
鋭く目を光らせ牙をむき出しにして
ヴェネチアを守ってくれていました。









今回は久々にドゥカーレ宮殿に入りました。




ドゥカーレ宮殿の大きな目(窓)の中は、
こんな大きな広間で沢山のでっかい絵が天井から壁から所せましと張り付けてあり、
あまりの豪華さに驚きました。

どこから見ていいのやら・・・・

ドッカーレ宮殿は
この豪華絢爛の凄い目でヴェネチアをいつも見守っているのですね~
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2020 あけましておめでとうございます

2020-01-05 14:58:00 | ヴェネチア

「サルーテを越えていくよ」 透明水彩画 A2(594×420)2019年作 イタリア・ヴェネチア


2020 あけましておめでとうございます
明るく平和な一年でありますようお祈り致します
本年もよろしくお願い申し上げます


今年の夢は
もっともっと絵を描くことが好きになりますように。

そしたらきっと
いろんな困難に負けにくくなると思うし
へこんでサボることも今よりは減ると思うし
作品が出来た時の喜びも増えると思うし

そしてなにより
たくさんの人の笑顔に会えるような気がいたします。

夢の実現にむけて
とりあえず今日から絵日記を始めてみよう!
いいかもしれない♪


さて
表題の絵はヴェネチアのサルーテ教会を描いた作品です。

海沿いの通路には古い井戸がありまして、
彼はとてもお喋り好きで
天気のいい日なんかはご機嫌になって
周りのみんなに、語り部のように昔話を聞かせてくれています。

話が始まると
船なんかはさっきまでプカプカ揺れて遊んでいたのに
急に静かになって集まってきますし、

木なんかはさっきまで日向ぼっこの取り合いでわーわー言ってたのに
急に静かに寄り添って聞き入っていますし、

窓とか石造とかもやっぱりおしゃべりをやめて耳を傾けて聞き入っています。

古い井戸がいったいどんな昔話をしているのか?
私にはまったく聞こえませんでしたが、
みんながこれほど集中して聞き入っているところを見ると
よっぽど上手で面白いのでしょうね。

でも
ハトだけは
しばらくは昔話を聞いていたのに
途中で飽きちゃったのかして

毛づくろいを始めだし
地面をつつきだして
キョロキョロして
ぱっと飛び立って

2羽で追いかけっこしながら
気持ちよさそうに
サルーテを飛び越えていきました。

だって
ハトだもの

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ユーチューブ絵本「旅するキリン2話」

2019-11-13 17:37:10 | YouTube




ユーチューブ絵本「旅するキリン2話」です。



「旅するキリン」1話はこちら



前回のキリンくんは

なんとなく気分がすぐれない時に、

空を見上げて雲なんかを眺めていたら

不思議と気分がよくなって、

そのまま自由に旅を始めてみたら、

海の見える景色のいいところに出て、

おいしそうな木を見つけたところで終わりでした。


2話では

キリンくんは、旅が楽しくて沢山歩いたものですから

ずいぶんお腹がすいていまして、

木を食べたくてしかたありません。


この絵の木が何の木だったのかは覚えていないのですが、

アカシアの木なんかが好きみたいですよ。


さてキリンくん

おいしそうな木を

思い通りに食べれるのでしょうか・・・・



今回も佐賀県唐津市にある

名護屋城本丸跡からスケッチした風景が舞台です。





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イタリア風景「みんなであそぼ」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-11-01 20:38:27 | ヴェネチア

「みんなであそぼ」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


ヴェネチア2019年の水彩画のご紹介です。


この作品は、ヴェネチアのリアルト橋の上からから駅の方向を眺めている時、

ウミネコやユリカモメたちがグルグル回って大運河で遊んでいて、

あんまり楽しそうなのでつられてスケッチして描いた作品です。


本当はカモメたちは、食べ物を見つけるのが目的でここをぐるぐる回って飛んでいるのですが、

私には楽しくて遊んでいるようにしか見えず、

周りの建物や植物たちや船なんかも、きっとそう思っています。


大運河沿いの大きな建物の間に子供のような2階建ての小さな赤い家がありまして、

この小さな赤い家はカモメのことが大好きで、カモメが来たら一緒に遊びたい・・・

と私はかってに思っています。


うわさをすればその赤いお家がなにやら話しだしましたよ・・・・


「カモメさんはいいな~ 空をあんなに気持ちよさそうに飛んでる。

ぼくには翼がないからな~

でもあったとしても怖くて飛べないや!


ぼくの屋根の上にとまらないかな~

とまったてくれたら・・・・

少し揺さぶって、ちょっとおどかしてやろう!


あはははっ 驚くだろうな~


そしてあの黄色いヒレの付いた足で屋根の上をペタペタ歩いてもらおう。

こちょばいだろうか?


あっ そのヒレを一晩貸してくれないかな?

そしたらこの運河をスイスイ泳いで遊びに出かけるんだがな~


翼はむりでもヒレならきっと貸してくれるさ♪

よし とまってくれたら頼んでみよう。


カモメさんこっちにおいで~

カモメさ~ん」


そんな赤いお家の気持ちなど、気にもとめないで

今日もカモメたちはぐるぐる回って楽しげに運河の上を飛んでいました。


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YouTube絵本「旅するキリン」をはじめました。

2019-10-27 15:33:12 | YouTube


YouTube絵本「旅するキリン」をはじめました。



天王寺動物園のキリン幸弥くんをスケッチして作品にしていまして、

大人も見れる子供向け絵本です。


実際のキリン幸弥くんはエレガントで大きな存在感があるのですが、

私の描いているキリンはだいぶと小振りで上品でもないようです。


動きのあるアニメーションは作れないので、

水彩画の描く工程を細かく撮影して動画風にアレンジし、

動物たちが自由に旅できる世界だったらどうなるだろうかと思って、

遊び心で作っています。


最後のシーンは佐賀県唐津市にある

名護屋城本丸跡からスケッチした風景を使いました。


シリーズものですので

どうか飽きずに

つづけて見てくださると嬉しいです。



■こちらをクリック YouTube絵本「旅するキリン」




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イタリア風景「ぼくらの時間」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-10-10 22:50:12 | ヴェネチア

「ぼくらの時間」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


この作品は、リアルと橋からサンマルコに向かう水上バスに乗ってすぐの

Sant' Angelo駅近くにある、細い運河に面した静かなお庭のある家の絵です。


去年も描いていたのですが、やっぱりこのお庭が好きなので今年も描いてしまいました。




屋上から広い空とヴェネチアの込み入ったオレンジ色の屋根風景を

ビールを飲みながらご機嫌に楽しむのが憧れなのですが、


こんなにひっそりとしたプライベートなお庭だと

カプチーノを飲みながら

読書や書き物なんかをしてみたいですね~



読書をしながら・・・

気持ちよさげに風に吹かれる

サラサラした軽い音色の木の葉の音に酔いしれてみたり。


たまに訪れる鳴きツグミやシジュウカラやモリバトなんかを

息をのんで観察したり。


狭い運河の優しく楽しげな波の音が

建物に挟まれて出口を見つけれず

いつまでもタポタポと耳元で響いて

ああぁヴェネチアにいるんだな~

と微笑んでみたり。


そんなことを

このお庭の白いベンチに座って

優雅に楽しみたいです。



ぼくらの時間が始まるのは

人がいなくなってからで、

建物より背が高いことが自慢の一本の大きな木が

我慢できずに口を切って喋りだし


ユリカモメから聞いたうわさ話やら

鳴きツグミのすったもんだの恋の話しやら

また話題のない時なんかは

「しりとりして遊ぼう♪」などと言い出すのです。


無邪気で元気でお庭で一番大きいものですから

それなりに役目を分かっていて、

みんなを楽しませようと頑張っているのですね。



今日も人がいなくなると

またぼくらの時間が始まって

植物たちのサラサラとした笑い声が


耳を澄ませば聞こえてくるようです。




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イタリア風景「お城の家」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-10-03 19:01:37 | ヴェネチア

「お城の家」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


リアルと橋からサンマルコへ向かう水上バスに乗って、
一つ目のS. Silvestro駅近くにある大運河沿いの赤いお家です。


庭には大きな円柱系の木が2本植えてあって
家の上部の一部にお城のような装飾があるので、
それがとてもチャーミングでかわいらしいお家なんです。


1998年にも油絵でも描いたことがあるのですが、
イタリア・ベネチア2 「城の家」
21年ぶりに水彩画で描いてみました。


当時はもっと外壁がいい感じに傷んでいましたが、
それから綺麗に直されて、今は少し汚れて味が出てきたところ。

4階の窓の一つに、植木鉢が3個置いてあって、
緑が一つとお花が二つ。
気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。

窓に緑やお花をほんの少しでも置いてくれると
その人の心が見つめている命へのいとおしさのようなものが周りに広がって、
見る人の微笑みを誘います。

幸せの黄色いハンカチみたいで不思議ですね。


建物もぼくらと同じ材料の地球から、人の手とイメージによって生まれてきたのですから
命も心もあって会話をしたり笑ったり悲しんだりしていて、
きっとこの窓の小さな植物のことを気に入って
ご機嫌に喜んでいますよ。


でも
どうしてこのお家を建てた人は
お城のような装飾を一部にだけしたのでしょうね~

お花を窓に少しだけ置いて少し癒されるように
お城の装飾を少しだけ家につけて
ちょっぴり王子様やお姫様になりたかったのかも?
しれませんね~




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イタリア風景「いつも見てくれてありがとう」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です

2019-09-27 22:41:52 | ヴェネチア

「いつも見てくれてありがとう」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


2019年の夏もヴェネチアで絵を描いて個展をさせていただきました。
Kokonton Galleryのみなさまには大変お世話になりまして、
心より感謝しております。


3年続けて夏のヴェネチアで絵を描いたのですが、
作品が出来上がってきますと、その年の顔がそれぞれあって面白いです。

何度描きに行ってもヴェネチアが楽しくて飽きない。

なぜこんなに好きなのだろうかと思い当たる理由を考えてみました。

運河のゆらめきが好きだし
船の移動の面白さも好きだし
立派な屋敷のボロボロの壁の適度な補修の美しさなんか最高だし

などなど
どんどん出てきます。

そして好きになると
不思議と気にならなくなってくることもあります。

運河のドブ臭い匂いだって気になりませんし
船のエンジンのうるさい音だって心地いいですし
犬や鳩の糞の多さだってほほえましくなりますからねー

また
寂しくなってしまうこともあります。

去年まであったお店が閉めていたとか
去年まで毎日家の前で椅子を出して風景を眺めていたお爺さんの姿が見えなくなったとか
去年まで窓が開いていて、素敵な緑でいっぱいのバルコニーのお家が空き家になっていたとか

さびしいけど
移りゆく流があって
しかたないね・・・


まぁ
風景と楽しく飽きずに向き合って絵を描く場所があるって
ほんと幸せでございます。




さて今年の作品のご紹介です。


「いつも見てくれてありがとう」

この絵はサンマルコ広場にある大きな鐘楼を描いた作品です。


漁師の島のブラーノ(Burano)島なんかに行く船に乗って遠くベネチアの方を見ると、
ちょこんとこのサンマルコの鐘楼が顔を出していて、
ああーヴェネチアはあそこか~と思って、
まるで自分のお家を見つけたように嬉しくて安心いたします。

なにせ遠くからでも見えるぐらい大きくて、高さは98.6mもあるそうですよ。
作られた当初は海のかなたからやってくる敵を見つけるための見張り塔の役目があったものですから
それぐらいないといち早く見つけれませんからね。

そして
あのガリレオ・ガリレイがこのサンマルコの鐘楼から望遠鏡の実験をしていたという話ですから
歴史の大きさも感じます。(今の鐘楼は1902年に崩壊したので、1912年に再建されたもの)

この鐘楼が崩壊して瓦礫の山になってしまうまでの連続写真を見たことがあるのですが、
見た目はまったく同じ形のようでした。

ヴェネチアで愛された人気者だったから、また同じような姿になって生まれたのでしょうね~

よかったよかった。



サンマルコの鐘楼は
今日もヴェネチアの街を

風が気持ち良いあたりの
高いところから

ご機嫌に
見守ってくれています。

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2019年9月6日よりヴェネチア Kokonton Gallery にて個展を開催いたします。

2019-09-03 09:26:05 | 作品展案内



2018年9月7日よりイタリア ヴェネチア Kokonton Gallery にて個展を開催いたします。

Kiyotaka Yamanaka 展

会場 Kokonton Gallery
会期 2019年9月6日〜9月19日
時間 16時〜20時
休廊日 月曜日
住所 Castello ,Via Garibaldi 1771 ,Venezia Italia
Mail : kokontonvenezia@hotmail.it
Info : www.facebook.com/kokontongallery
※ オープニングパーティー 9月6日18時より

Kokonton Gallery さんでは3回目の個展です。
今年も水彩画でヴェネチアを描きました。

何回来ても色あせない美しさが
この街の魅力でして、

窓を開けて目にふれる色彩の喜びや
外に出て足や耳に伝わる石畳みの心地よさや
運河に映る不思議な美しい世界を

どう表現していいのやら
毎回悩まされてしまいます。

幸せな悩みは
とっても有り難い
かみさまからのプレゼント

まだまだ未熟者ではございますが
向き合って生まれてきた作品達を
楽しんで見ていただけたら幸いです。





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イタリア風景「まるい気持ち」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-05-04 19:37:26 | ヴェネチア

「まるい気持ち」 透明水彩画 A4(297×210)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵 


2018年の夏、

ヴェネチアの正面に浮かぶ小さくて美しい教会の島

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島を

税関跡の岬から描いた作品です。


私はこの島や教会のことを親しみをもってサンジョルジョと呼んでいます。



サンジョルジョは、

よく海や空を嬉しそうに眺めているので

どちらもきっと大好きなんだと思います。


たまに凄く嬉しそうな顔をしているときがあるので、

ただ眺めているというよりは

何かを待っていて、それが現れた時に

飛び切りのいい顔になっているのです。


何を待っているのかというと、


海だと

終わることのない魚の追いかけっこや

愉快なクラゲのダンスなどもそうなのですが、

気まぐれな波の妖精が現れるのを待っているようです。


空だと

一直線に伸びる飛行機雲や

ムクムクと湧き上がる入道雲などが好きなようですが、

特に好きなのは無邪気な雲の子どもたちのようです。


待っていても現れない日がほとんどなようですが、

特にサンジョルジョは気にしてはいません。


昨日も、今日も、明日だって

待っているのが楽しいのです。



ある日

幸運にも波の妖精が、まるい輪になって現れました。

サンジョルジョは大喜びで波の妖精たちを眺めました。


すると今日はどうしたことでしょう。

ふと一瞬、空を見上げてみたら、さっきまで雲一つない青空だったのに、

雲の子どもたちが愉快にふあふあと遊んでるでいるのです!


サンジョルジョはまた一段と飛び上がって喜びました。


でも、どっちを見ていいやら困ってしまって、

幸せのあまりに海も空もピンク色の世界に変えてしまいました。


とても嬉しい

ま~るい気持ち♪












この写真のアンズ色のお家の屋上には素敵なテラスがあって、

小さな屋根裏部屋の窓もいい感じですね。


ここからヴェネチアを眺めたり

友だちを招いてお茶でもしたいものです。


この屋根裏部屋の窓は

いつも何を眺めているのかな・・・・


おそらく

ほっぺが、ま~るくカールしているので、

この世界を愛していて、愉快に楽しく眺めているのでしょうね。




今日もどこかで

ま~るい気持ち♪



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