ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

2020 あけましておめでとうございます

2020-01-05 14:58:00 | ヴェネチア

「サルーテを越えていくよ」 透明水彩画 A2(594×420)2019年作 イタリア・ヴェネチア


2020 あけましておめでとうございます
明るく平和な一年でありますようお祈り致します
本年もよろしくお願い申し上げます


今年の夢は
もっともっと絵を描くことが好きになりますように。

そしたらきっと
いろんな困難に負けにくくなると思うし
へこんでサボることも今よりは減ると思うし
作品が出来た時の喜びも増えると思うし

そしてなにより
たくさんの人の笑顔に会えるような気がいたします。

夢の実現にむけて
とりあえず今日から絵日記を始めてみよう!
いいかもしれない♪


さて
表題の絵はヴェネチアのサルーテ教会を描いた作品です。

海沿いの通路には古い井戸がありまして、
彼はとてもお喋り好きで
天気のいい日なんかはご機嫌になって
周りのみんなに、語り部のように昔話を聞かせてくれています。

話が始まると
船なんかはさっきまでプカプカ揺れて遊んでいたのに
急に静かになって集まってきますし、

木なんかはさっきまで日向ぼっこの取り合いでわーわー言ってたのに
急に静かに寄り添って聞き入っていますし、

窓とか石造とかもやっぱりおしゃべりをやめて耳を傾けて聞き入っています。

古い井戸がいったいどんな昔話をしているのか?
私にはまったく聞こえませんでしたが、
みんながこれほど集中して聞き入っているところを見ると
よっぽど上手で面白いのでしょうね。

でも
ハトだけは
しばらくは昔話を聞いていたのに
途中で飽きちゃったのかして

毛づくろいを始めだし
地面をつつきだして
キョロキョロして
ぱっと飛び立って

2羽で追いかけっこしながら
気持ちよさそうに
サルーテを飛び越えていきました。

だって
ハトだもの

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ユーチューブ絵本「旅するキリン2話」

2019-11-13 17:37:10 | YouTube




ユーチューブ絵本「旅するキリン2話」です。



「旅するキリン」1話はこちら



前回のキリンくんは

なんとなく気分がすぐれない時に、

空を見上げて雲なんかを眺めていたら

不思議と気分がよくなって、

そのまま自由に旅を始めてみたら、

海の見える景色のいいところに出て、

おいしそうな木を見つけたところで終わりでした。


2話では

キリンくんは、旅が楽しくて沢山歩いたものですから

ずいぶんお腹がすいていまして、

木を食べたくてしかたありません。


この絵の木が何の木だったのかは覚えていないのですが、

アカシアの木なんかが好きみたいですよ。


さてキリンくん

おいしそうな木を

思い通りに食べれるのでしょうか・・・・



今回も佐賀県唐津市にある

名護屋城本丸跡からスケッチした風景が舞台です。





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イタリア風景「みんなであそぼ」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-11-01 20:38:27 | ヴェネチア

「みんなであそぼ」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


ヴェネチア2019年の水彩画のご紹介です。


この作品は、ヴェネチアのリアルト橋の上からから駅の方向を眺めている時、

ウミネコやユリカモメたちがグルグル回って大運河で遊んでいて、

あんまり楽しそうなのでつられてスケッチして描いた作品です。


本当はカモメたちは、食べ物を見つけるのが目的でここをぐるぐる回って飛んでいるのですが、

私には楽しくて遊んでいるようにしか見えず、

周りの建物や植物たちや船なんかも、きっとそう思っています。


大運河沿いの大きな建物の間に子供のような2階建ての小さな赤い家がありまして、

この小さな赤い家はカモメのことが大好きで、カモメが来たら一緒に遊びたい・・・

と私はかってに思っています。


うわさをすればその赤いお家がなにやら話しだしましたよ・・・・


「カモメさんはいいな~ 空をあんなに気持ちよさそうに飛んでる。

ぼくには翼がないからな~

でもあったとしても怖くて飛べないや!


ぼくの屋根の上にとまらないかな~

とまったてくれたら・・・・

少し揺さぶって、ちょっとおどかしてやろう!


あはははっ 驚くだろうな~


そしてあの黄色いヒレの付いた足で屋根の上をペタペタ歩いてもらおう。

こちょばいだろうか?


あっ そのヒレを一晩貸してくれないかな?

そしたらこの運河をスイスイ泳いで遊びに出かけるんだがな~


翼はむりでもヒレならきっと貸してくれるさ♪

よし とまってくれたら頼んでみよう。


カモメさんこっちにおいで~

カモメさ~ん」


そんな赤いお家の気持ちなど、気にもとめないで

今日もカモメたちはぐるぐる回って楽しげに運河の上を飛んでいました。


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YouTube絵本「旅するキリン」をはじめました。

2019-10-27 15:33:12 | YouTube


YouTube絵本「旅するキリン」をはじめました。



天王寺動物園のキリン幸弥くんをスケッチして作品にしていまして、

大人も見れる子供向け絵本です。


実際のキリン幸弥くんはエレガントで大きな存在感があるのですが、

私の描いているキリンはだいぶと小振りで上品でもないようです。


動きのあるアニメーションは作れないので、

水彩画の描く工程を細かく撮影して動画風にアレンジし、

動物たちが自由に旅できる世界だったらどうなるだろうかと思って、

遊び心で作っています。


最後のシーンは佐賀県唐津市にある

名護屋城本丸跡からスケッチした風景を使いました。


シリーズものですので

どうか飽きずに

つづけて見てくださると嬉しいです。



■こちらをクリック YouTube絵本「旅するキリン」




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イタリア風景「ぼくらの時間」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-10-10 22:50:12 | ヴェネチア

「ぼくらの時間」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


この作品は、リアルと橋からサンマルコに向かう水上バスに乗ってすぐの

Sant' Angelo駅近くにある、細い運河に面した静かなお庭のある家の絵です。


去年も描いていたのですが、やっぱりこのお庭が好きなので今年も描いてしまいました。




屋上から広い空とヴェネチアの込み入ったオレンジ色の屋根風景を

ビールを飲みながらご機嫌に楽しむのが憧れなのですが、


こんなにひっそりとしたプライベートなお庭だと

カプチーノを飲みながら

読書や書き物なんかをしてみたいですね~



読書をしながら・・・

気持ちよさげに風に吹かれる

サラサラした軽い音色の木の葉の音に酔いしれてみたり。


たまに訪れる鳴きツグミやシジュウカラやモリバトなんかを

息をのんで観察したり。


狭い運河の優しく楽しげな波の音が

建物に挟まれて出口を見つけれず

いつまでもタポタポと耳元で響いて

ああぁヴェネチアにいるんだな~

と微笑んでみたり。


そんなことを

このお庭の白いベンチに座って

優雅に楽しみたいです。



ぼくらの時間が始まるのは

人がいなくなってからで、

建物より背が高いことが自慢の一本の大きな木が

我慢できずに口を切って喋りだし


ユリカモメから聞いたうわさ話やら

鳴きツグミのすったもんだの恋の話しやら

また話題のない時なんかは

「しりとりして遊ぼう♪」などと言い出すのです。


無邪気で元気でお庭で一番大きいものですから

それなりに役目を分かっていて、

みんなを楽しませようと頑張っているのですね。



今日も人がいなくなると

またぼくらの時間が始まって

植物たちのサラサラとした笑い声が


耳を澄ませば聞こえてくるようです。




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イタリア風景「お城の家」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です。

2019-10-03 19:01:37 | ヴェネチア

「お城の家」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


リアルと橋からサンマルコへ向かう水上バスに乗って、
一つ目のS. Silvestro駅近くにある大運河沿いの赤いお家です。


庭には大きな円柱系の木が2本植えてあって
家の上部の一部にお城のような装飾があるので、
それがとてもチャーミングでかわいらしいお家なんです。


1998年にも油絵でも描いたことがあるのですが、
イタリア・ベネチア2 「城の家」
21年ぶりに水彩画で描いてみました。


当時はもっと外壁がいい感じに傷んでいましたが、
それから綺麗に直されて、今は少し汚れて味が出てきたところ。

4階の窓の一つに、植木鉢が3個置いてあって、
緑が一つとお花が二つ。
気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。

窓に緑やお花をほんの少しでも置いてくれると
その人の心が見つめている命へのいとおしさのようなものが周りに広がって、
見る人の微笑みを誘います。

幸せの黄色いハンカチみたいで不思議ですね。


建物もぼくらと同じ材料の地球から、人の手とイメージによって生まれてきたのですから
命も心もあって会話をしたり笑ったり悲しんだりしていて、
きっとこの窓の小さな植物のことを気に入って
ご機嫌に喜んでいますよ。


でも
どうしてこのお家を建てた人は
お城のような装飾を一部にだけしたのでしょうね~

お花を窓に少しだけ置いて少し癒されるように
お城の装飾を少しだけ家につけて
ちょっぴり王子様やお姫様になりたかったのかも?
しれませんね~




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イタリア風景「いつも見てくれてありがとう」ヴェネチア2019年 水彩画のご紹介です

2019-09-27 22:41:52 | ヴェネチア

「いつも見てくれてありがとう」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


2019年の夏もヴェネチアで絵を描いて個展をさせていただきました。
Kokonton Galleryのみなさまには大変お世話になりまして、
心より感謝しております。


3年続けて夏のヴェネチアで絵を描いたのですが、
作品が出来上がってきますと、その年の顔がそれぞれあって面白いです。

何度描きに行ってもヴェネチアが楽しくて飽きない。

なぜこんなに好きなのだろうかと思い当たる理由を考えてみました。

運河のゆらめきが好きだし
船の移動の面白さも好きだし
立派な屋敷のボロボロの壁の適度な補修の美しさなんか最高だし

などなど
どんどん出てきます。

そして好きになると
不思議と気にならなくなってくることもあります。

運河のドブ臭い匂いだって気になりませんし
船のエンジンのうるさい音だって心地いいですし
犬や鳩の糞の多さだってほほえましくなりますからねー

また
寂しくなってしまうこともあります。

去年まであったお店が閉めていたとか
去年まで毎日家の前で椅子を出して風景を眺めていたお爺さんの姿が見えなくなったとか
去年まで窓が開いていて、素敵な緑でいっぱいのバルコニーのお家が空き家になっていたとか

さびしいけど
移りゆく流があって
しかたないね・・・


まぁ
風景と楽しく飽きずに向き合って絵を描く場所があるって
ほんと幸せでございます。




さて今年の作品のご紹介です。


「いつも見てくれてありがとう」

この絵はサンマルコ広場にある大きな鐘楼を描いた作品です。


漁師の島のブラーノ(Burano)島なんかに行く船に乗って遠くベネチアの方を見ると、
ちょこんとこのサンマルコの鐘楼が顔を出していて、
ああーヴェネチアはあそこか~と思って、
まるで自分のお家を見つけたように嬉しくて安心いたします。

なにせ遠くからでも見えるぐらい大きくて、高さは98.6mもあるそうですよ。
作られた当初は海のかなたからやってくる敵を見つけるための見張り塔の役目があったものですから
それぐらいないといち早く見つけれませんからね。

そして
あのガリレオ・ガリレイがこのサンマルコの鐘楼から望遠鏡の実験をしていたという話ですから
歴史の大きさも感じます。(今の鐘楼は1902年に崩壊したので、1912年に再建されたもの)

この鐘楼が崩壊して瓦礫の山になってしまうまでの連続写真を見たことがあるのですが、
見た目はまったく同じ形のようでした。

ヴェネチアで愛された人気者だったから、また同じような姿になって生まれたのでしょうね~

よかったよかった。



サンマルコの鐘楼は
今日もヴェネチアの街を

風が気持ち良いあたりの
高いところから

ご機嫌に
見守ってくれています。

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2019年9月6日よりヴェネチア Kokonton Gallery にて個展を開催いたします。

2019-09-03 09:26:05 | 作品展案内



2018年9月7日よりイタリア ヴェネチア Kokonton Gallery にて個展を開催いたします。

Kiyotaka Yamanaka 展

会場 Kokonton Gallery
会期 2019年9月6日〜9月19日
時間 16時〜20時
休廊日 月曜日
住所 Castello ,Via Garibaldi 1771 ,Venezia Italia
Mail : kokontonvenezia@hotmail.it
Info : www.facebook.com/kokontongallery
※ オープニングパーティー 9月6日18時より

Kokonton Gallery さんでは3回目の個展です。
今年も水彩画でヴェネチアを描きました。

何回来ても色あせない美しさが
この街の魅力でして、

窓を開けて目にふれる色彩の喜びや
外に出て足や耳に伝わる石畳みの心地よさや
運河に映る不思議な美しい世界を

どう表現していいのやら
毎回悩まされてしまいます。

幸せな悩みは
とっても有り難い
かみさまからのプレゼント

まだまだ未熟者ではございますが
向き合って生まれてきた作品達を
楽しんで見ていただけたら幸いです。





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イタリア風景「まるい気持ち」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-05-04 19:37:26 | ヴェネチア

「まるい気持ち」 透明水彩画 A4(297×210)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵 


2018年の夏、

ヴェネチアの正面に浮かぶ小さくて美しい教会の島

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島を

税関跡の岬から描いた作品です。


私はこの島や教会のことを親しみをもってサンジョルジョと呼んでいます。



サンジョルジョは、

よく海や空を嬉しそうに眺めているので

どちらもきっと大好きなんだと思います。


たまに凄く嬉しそうな顔をしているときがあるので、

ただ眺めているというよりは

何かを待っていて、それが現れた時に

飛び切りのいい顔になっているのです。


何を待っているのかというと、


海だと

終わることのない魚の追いかけっこや

愉快なクラゲのダンスなどもそうなのですが、

気まぐれな波の妖精が現れるのを待っているようです。


空だと

一直線に伸びる飛行機雲や

ムクムクと湧き上がる入道雲などが好きなようですが、

特に好きなのは無邪気な雲の子どもたちのようです。


待っていても現れない日がほとんどなようですが、

特にサンジョルジョは気にしてはいません。


昨日も、今日も、明日だって

待っているのが楽しいのです。



ある日

幸運にも波の妖精が、まるい輪になって現れました。

サンジョルジョは大喜びで波の妖精たちを眺めました。


すると今日はどうしたことでしょう。

ふと一瞬、空を見上げてみたら、さっきまで雲一つない青空だったのに、

雲の子どもたちが愉快にふあふあと遊んでるでいるのです!


サンジョルジョはまた一段と飛び上がって喜びました。


でも、どっちを見ていいやら困ってしまって、

幸せのあまりに海も空もピンク色の世界に変えてしまいました。


とても嬉しい

ま~るい気持ち♪












この写真のアンズ色のお家の屋上には素敵なテラスがあって、

小さな屋根裏部屋の窓もいい感じですね。


ここからヴェネチアを眺めたり

友だちを招いてお茶でもしたいものです。


この屋根裏部屋の窓は

いつも何を眺めているのかな・・・・


おそらく

ほっぺが、ま~るくカールしているので、

この世界を愛していて、愉快に楽しく眺めているのでしょうね。




今日もどこかで

ま~るい気持ち♪



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イタリア風景「ドゥカーレ宮殿」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-04-29 20:18:30 | ヴェネチア

「ドゥカーレ宮殿」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵

2018年の夏、

サンマルコ広場からオープンカフェ越しに見える海を眺めて、

左手に大きくドゥカーレ宮殿を描いた作品です。


ドゥカーレ宮殿は、いつも人で賑わっているサンマルコ広場に建っているので、

寂しくなることはないのですが、

たまには普段見ることができない静かな世界の住人たちと

ゆっくりお話ししたいと思うことがあります。




ドゥカーレ宮殿が目をつむってじっとしているようなときは、

おそらくそんな時です。


会いたいと心から望めば、すぐに静かな世界は現れてくれます。


目をつむって耳を澄まして心を静め、静かさをイメージし続けてください。

そして

気長にぼんやりとあたりを感じて待っているのです。


そうすれば

目が慣れたころに、うっすら見えてくるものがあります。

心が静まったころに、かすかに聞こえてくるものがあります。


それが

きっと

静かな世界の住人たちです。



見えたり聞こえたりしてくるのは静かな世界の住人たちですから

静かな気持ちになって周りに溶け込んで安心させてあげないと

すぐに消えていなくなってしまいます。


それから

あたたかく見つめてあげる気持ちが大事です。


そうすると

あなたは

そのやさしい内なる愛情の温もりで

ぼんやり光だし

その灯りでより多くの周りの世界が見えるのです。



この絵のドゥカーレ宮殿も

静かな世界の住人たちを

そのあたたかく見つめるやさしい内なる愛情の温もりで、

自らぼんやりと照らしだし

眺めてはお話を楽しんでいるのでした。









ヴェネチアではここ数年前から鳥事情に異変がおこっていまして、

スズメがどんどんいなくなっているのです。


原因は複数あるようですが、

私は、ここ近年ウミネコが増えてしまったことによるストレス説が一番の原因かな~と

思っています。


一昨年は、スズメを何回か目撃してはいましたが、

なんと!この異変に気が付きませんでした。

おそらく絵の制作がうまく進まずに追い込まれていて、

自分のことで頭がいっぱいだったのでしょうね。



昨年は到着後すぐに、「そういえば昔のようにスズメがいないな~」と気が付きまして

現地の人に尋ねましたら「近年スズメがいなくなった」と聞き驚いた次第です。



いなくなってから分かる寂しさには、取り返しのつかない悲しさがありますね。


そして

会いたいといつも思うようになり、

スズメがかつていた場所に目をやり

ヴェネチアのスズメとの楽しい思い出を何度もなぞり

鳥の声に敏感になったりして

ほんとにいなくなった切なさを味わいました。


でも、嬉しいことに

いつもそのことを心のどこかで気にして求めていると、

ヴェネチアで頑張っている数少ないわずかなスズメに出会えたのです!


騒がしい街の音から不意に「チュン」というかわいらしい声を聞き取れたり

サッと視界のどこかで横切る小さな鳥の姿にスズメの特徴を見て取れたりしました。





写真は私の視界の中をサッと横切ってバボレットに一瞬とまったスズメちゃん。

いてくれたことが嬉しくてパチリ。






こちらの写真は、家の上に鳩よけの棘をぐるりと巻いてある家で、

大きなウミネコもとまりにくいらしく、

そのせいか3家族ほどのスズメたちがこちらの屋根に巣を構えていました。



スズメだって

昔からいる

とても大切な

小さくてかわいらしいヴェネチアの

静かな住人です。

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イタリア風景「サンジョルジョ」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-03-25 19:21:39 | ヴェネチア

「サンジョルジョ」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


2018年の夏、

税関跡の岬よりサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会をスケッチして描いた作品です。


ヴェネチアで一番好きなのは何ですかと問われると

迷わず答えれるのが、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。

名前が長いので私は親しみを込めてサンジョルジョと言っています。



午後からあちこち出歩いて、夕暮れにスケッチが終わって

一人ぼんやりと税関跡の岬に立ってサンジョルジョを眺めていた時のこと


なんだか

サンジョルジョの建物がぶつぶつと話しているような気がしてきまして、

耳を澄ませば澄ますほど

波の合間にまぎれて、こちらまで運ばれくるようで、

とぎれてはいますが

たしかに

会話している話し声のようでした。


何を話しているかは分かりませんが、

心地よい響きの音楽のようで、あたたかく愉快な気持ちになりました。








仕事が終わって肩の力が抜けた時など

どこからか吹いてくるやさしい風に運ばれて

心地よい音や、ひそひそとした話し声が耳に入ってきたことはありませんか?


それはきっと、不思議な世界とあなたが繋がっている瞬間かもしれません。


なにかに一生懸命になっている人は、だれにも見えない素敵な光が出ていたりするもので、

きっとその光が不思議な世界にまで届き、現実との境界線の鍵を開けるのでしょうね。


そして、その不思議な音や話し声は


あなたを心の底から喜ばせたり

ほんとうに勇気付けてくれたり

ひらめきの光を導いてくれたり



いいことばかりです。





ほら

この建物だって大きな口を開けて

おしゃべりしていますよ。



何をおしゃべりしているかですって?

ちょっと

覗いてみましょう






ほらねぇ

聞こえるでしょ♪





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イタリア風景「雲がくる」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-03-17 20:26:32 | ヴェネチア

「雲がくる」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵



2018年の夏、

ヴェネチアからジュデッカ島行きの船に乗ってZitelle近くでスケッチして描いた作品です。

左側がサンジョルジョ、真ん中の水色の船(沿岸警備隊)が停泊している右側がジュデッカ島になります。

右端の赤い建物はChiesa di Santa Maria della Presentazioneというカトリック教会です。



朝、目覚めたばかりのひんやりとした雲一つない澄み切った空は

ほんとに気持ちがいいものですね。


幸運にも、その清々しい空を見上げた人は

気づかないうちに心晴れやかな気持ちになりますし、


しばらくすると

少し良いことを思いついたり

なんだか笑いたくなったり

だれかに微笑んでみたくなったりしますから


やっぱりこれは

空からの素敵なプレゼントに違いありません。



ヴェネチアのサンジョルジョも

沿岸警備隊の水色の船も

ジュデッカの木や教会だって

同じように空からの青いプレゼントを眺めて

しみじみと心晴れやかになっていました。


そして、つい誰かが

「雲が無い青い空は綺麗だね」

と言い出して

「そうだね」

「雲一つない青い空は綺麗だね~」

なんてみんなで同調して話しだしました。


すると、

後ろからもくもくとした大きな雲が、ご機嫌にやってきて

みんなびっくりして顔見合わせてモヤモヤしちゃって


何も知らない大きな雲が

「どうしたんだ! なにモヤモヤしてるんだい」

と心配になって声をかけてくれたんです。


みんなはますますモヤモヤしちゃって

ジュデッカの教会なんかは顔が赤くなってしまいました。


返事のないまま

ご機嫌な大きな雲はそのことを気にもせず

ゆるやかな風に吹かれながら

楽しそうにみんなを空から眺めてくるくる回り


やがて

ちりじりになって、小さな雲の集団となり

遠くの青い空の中に消えていきました。











はじめは立派な大きな雲だったのに、

風に流されながら

だんだんこまぎれて、小さくなって消えていく

また現れては消えていく


まるでつかみどころのない、無邪気な感情を表現したような不思議な存在ですね。








突然の予期せぬ来客さんに驚いて、どぎまぎしたことはありませんか?


大運河に入ってくるはずのない大きな帆船が、アカデミヤ橋手前で停泊していました。

ビックリしたし、とてもかっこよかったです。


それもそのはず

この日は9月最初の日曜日で、

ヴェネチアのRegata Storicaというゴンドラのレース祭りの日でございました。

大運河でのレース観戦を

この船から楽しく見るのだろうな~


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イタリア風景「サンジョルジョと島と空」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-03-16 20:12:20 | ヴェネチア

「サンジョルジョと島と空」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵



2018年の夏、

ヴェネチアの南東、水上バスのGiardini Biennale乗り場付近よりスケッチして描いた作品です。


部屋にこもって絵ばかり描いていると、いろいろ調子が悪くなるので、

朝早く起きれたときはジョギングをしてヴェネチアの風景を楽しみました。


走りながら見る風景は視点がひょこひょこと動いていきますので、

変化に富んでいて見ていて飽きません。


この絵の風景もそのジョギングコースの中にあって

薄暗い空から明るい朝に変わるシーンを何度も走りながら見ましたね。




おもたい雲が空一面にかかっていたりして

みんなの目覚めに合わせるように

遠くの方の雲の切れ間から、うっすらと空が見え、

しらないうちに手前の雲が溶けるように無くなって、

目覚めたばかりの静かな空が顔を出し

やがてやさしい朝日に照らされると

どこからか「おはよう」という喜びの言葉があちこちから聞こえてきます。


そして

私もつられて

風景や目につく気に入ったものに「おはよう」と挨拶をいたしました。












島だって建物だって感情みたいなものが宿っていて

私たち生き物と同じように

挨拶や会話をかわして愉快にやっていると思うのです。



毎日、目覚めたばかりの風景を見て

ヴェネチアの島や建物たちはいったいなにを話しているのでしょうね。


今日の雲占いでしょうか?

それとも

昨日の夜見た不思議な夢の話でしょうか?

それとも

私たちの知らない、遠い昔からの大切な話なのでしょうか?



島や建物が微笑んでいるように見えるので

きっと

いいことに違いありません。









緑色の2隻の船は働き者のヴェネチアのゴミ回収船で、

白色のキャビンは天井のふたが開いて上下にスライドするので、

全高が低くなって(そのかわり船頭さんの顔は露出する)

そこそこ低い橋の下でも通過できる優れものです。




なんだか

お話に夢中になってて

楽しそうですね~


「仕事終わったら飲みにいこうね!」







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イタリア風景「朝焼けのサンマルコ」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-02-10 22:05:48 | ヴェネチア

「朝焼けのサンマルコ」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


2018年の夏、

この絵もヴェネチアの水上バスからサンマルコをスケッチして描いた作品です。



大切な恋人との幸せな時間

片思いの大好きな人とのラッキーなツーショット

とてもうれしいですね。


たとえ好きな人が今いないとしても

その人が現れてくれるまでの大切な準備期間だと思えば

自分を磨くためのエネルギー元にもなりますから

良しとしておきましょう。



恋人になった人と

いったい

どんな話をするのでしょうね。


それが趣味の合わない恋人だったとしても

やっぱり

どんな話をするのでしょうね。


ところどころで

冗談を入れるのでしょうか。


笑い声が

二人の仲をより強くするのでしょうか。



そして

朝が来るまで

この出会いの喜びを

お互いの心地よさで表現できたら

本当にうれしいですね。
















ヴェネチアの隅っこにある La Certosa島にあった

とても仲良しの木


見ていて

ほんとに嬉しそうな声で

聞こえてくるのが


「今日も一緒だね」


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イタリア風景「今日も愉快だね」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-02-02 19:50:54 | ヴェネチア

「今日も愉快だね」 透明水彩画 A4(297×210)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵 


2018年の夏、

ヴェネチアの水上バスよりサンマルコをスケッチして描いた作品です。



水上バスに揺られながら、ヴェネチアが愉快に笑っているところを見たんですよ。


それは特別な笑いではなく、自然に微笑むようなさわやかなものでした。

あの笑いはどこからくるのかと私なりに探してみたのですが、まったく見当たりません。


どんな愉快さなのかといいますと

たとえば


ネコが道の隅っこを歩いていて、ちらっとこっちの手前まで見て

しっぽを地面につけないようにそそくさ物陰に姿を消していく時の

あのしっぽの力の入れ方具合はいったいどんなものだろうかと

ためしに自分のお尻の尾骨の方に力を入れてみるけれど、

もちろんしっぽが無いのだからわかるはずもなく・・・・


そしてなんだか愉快になったり



または、

突然イタチがサッと道路を横切り走るのを見て、

前足をキツネのコンのポーズの時のように小さく丸めて折りたたみながら

一瞬、空中を飛んでいるシーンが目に焼き付いて、

それを何度も思い返していると・・・・


やっぱりなんだか愉快になったりして



こんな感じの

たわいもない愉快さです。



私は生き物が大好きで、

生き物から愉快な気分にさせてもらっているのですが、


ヴェネチアは何が好きなのかと思いを馳せらせますと

海に囲まれた水上都市ですし

やっぱり海が一番好きなのではないかと思います。


あの日

私は気が付かなかったけれど

たまたま大好きな海の中から、波の妖精が現れていて

そのまるくユーモラスで不思議な姿を見て

きっと、たわいもないことで微笑んでいたのでしょうね~


そして

今日も愉快だね




















ベネチアの広場や庭木にはミツバチの大好きな白い花を咲かせる木が

ところどころに植えてありまして、


初夏のころに満開になり、あまい匂いに引き寄せられて

かわいらしいミツバチ達がたくさん訪れてくれるので楽しいです。


ミツバチが花につかまって蜜を吸おうとすると、

日にちが経った花の軸は弱いのかしてすぐに落ちるので、

花と途中まで一緒に落ちていく「おっとっと」ミツバチをよく見かけます。








その「おっとっと」がめんどくさいのかして

はじめっから地面に落ちた花専門に渡り飛ぶミツバチさんもいます。


落ちた花には3秒ルールの適用は無いようで、

嬉しそうに抱き着いて蜜を吸っていました。




大好きな蜜と花粉にありつけて

今日も愉快だね。




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